2011年 10月 04日
昨年末に生まれて初めてサボの種10数種を蒔きました。その中で唯一、自家採種のものがスパケラトス(Turbinicarpus pseudomacrochele var. sphacellatus)でした(発音に自信なし)でした。親株は昨秋、国内某園からオークションで入手したものでしたが、たった一つだけですが結実しいて、10粒の種が採れました。6粒が発芽し、幸いなことに、その全部が今も生き残っています(うち1つはプシス接ぎ)。ツルビニは成長が遅いと聞いているとおり、なかなか大きくならず、順調に行っても開花までには最低3年くらいはかかるのだろうと思っていました。 ところが……。夏前から、二つの苗の生長点につむじののような茶褐色の刺(毛)が生え始め、「小さいながら成長してるんだ」と喜んでいたのですが、10日ほど前から、そこから何か違うものが顔を出し始めました。「もしや」と思いましたが、播種からまだ1年も経たないのですから、「そんなはずはない」と半信半疑で毎日眺めていましたが、あれれ……。何と蕾のようです。いや、間違いなく蕾です。思わず目を擦りました。 ↑ そして……。 ↑ 咲きました!(第一花は10月3日開花)。昨年末(12月22日)に播種して、たった285日での開花です。びっくりしました! ↑ アップにしてみました(10月4日撮影)。あんな小さな種が発芽して、こんなに早く花まで咲かせてくれるなんて……。驚きを超えて、小さな命にどうしようもなく感動させられました。 ↑ なので、しつこく撮っています。これは昨日咲いた第一花を撮ったものです。体は小さいのに、花の大きさは親とほとんど変わりません。 ↑ でも、花色と雰囲気は親とはかなり違います。子の方の花はずいぶんピンクが強い花弁となっています。近所にあった同属種と自然交配しているのかも知れませんが、ネットで見ることが出来るスパケラトスの花は、この実生苗の方に似ているものが多いようです。親の方は、春以来、こんな風に何度も吹いた仔も含めて同時開花を何度も見せてくれています。思わず、相互に交配してみましたがどうなることやら。こういう戻し交配は邪道でしょうか? ↑ ちなみにプシス接ぎした6つのうちの1つはこんな状態です(手前左)。太り方はなかなかのものですが、形がちょっと崩れ気味で、成長点のつむじもいささか間延びした感もあり、蕾の気配は今のところありません。 いやあ、びっくりしました。もちろんうれしい驚きです。
by aihal_polyhedron
| 2011-10-04 23:20
| サボテン実生
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