2012年 09月 13日
同じく6月末に播いた夏実生、北米編です。北米種では、マミラリア、ツルビニカルプスを中心に播きました。数が多くて恐縮ですが、手元記録のつもりでアップしますのでお許しください。 マミラリアは、主に大きめで華やかな花を咲かせてくれる小型種を選んで播きました。全部で11種、自家採種のhernandeziiを除いてすべてMESA GARDENからの輸入種子です。 Mammillaria guelzowiana SB465。和名:「薫光殿」。成球写真へのリンク(以下同じ)。家にある頂き物の成球は今を盛りと咲いています(後日アップ予定)。家のは純白の棘ですが、茶棘のタイプもあるのですね。 M.pectinifera /3,8,13,14。和名:「白斜子」。成球写真。ツルビニの精巧殿、ペレキフォラの精巧丸に似たゲジゲジ棘?を持つサボですね。メサからの種ですが、種名に続く数字は何なのでしょうか? M.pectinifera SB530。成球写真。何故か同じペクチニフェラのフィールドナンバー違いも播いています。何でだろ?(w) M.boolii /3,8,14/。和名:「桜富士」。成球写真。小型種でピンクの大きめの花。薄緑色の雌蘂はトナカイの角のように突き出します。鈎棘タイプですね。 M.fraileana SB1263。和名:「秀明丸」。成球写真。ピンクのストライプ入りの白花。これも鈎棘タイプです。 M.aureilanata v. alba Ventura。和名:「舞星」。成球写真。柔らかな白棘の小型種。花は薄ピンクの上品なもの。群生するタイプだと思います。 M.mainiae /3,8,15。和名:「舞姫」。成球写真。長い鈎棘を持った小型種。濃いピンクのストライプ入りの花は雌蘂も同じく濃ピンク。 M.hernandezii。成球写真。ゲジゲジっぽい棘と根塊状の根を持つ小型種。花は紫がかったピンク色。元気なのか不機嫌なのかが外見からは分かりにくいタイプです。 M.coahuilensis ML563。成球写真。これも根塊状の根を持つ小型種で、球体に比べて大きめの花を咲かせます。 M.wrightii SB86。和名:「舞衣」。成球写真。小型の球体よりも大きいほどのピンク花は深く切れ込んでいて、マミには珍しいのでは? 果実もマミらしくないほど大きなもの。 M.slevinii /3,8 ,14。和名:「銀姫」。成球写真。球体を冠のように取り巻く白花にピンクの雌蘂がアクセントになっています。白棘のから伸びる黒い中棘は、直棘と鈎棘のタイプがあるようです。 風変わりな小さな球体に味があるツルビニカルプスはお気に入りのサボ属です。自家採種2種や頂き物1種、Köhres Kakteen 9種を含め12種播きました。 Turbinicarpus mombergerii 10K。成球写真。棘座に綿毛の多いタイプ。花もツルビニにしては、花弁の切れ込みが大きいようです。 T.panarottoii 10K。成球写真。アロンソイに似ていますが、疣はそれよりも短い。花は白にはっきりとしたピンクのストライプ入り。 T.polaskii SB269。親写真。成球写真。ツルビニにしてはかなり大きくなるようです。白花はけっこう厚みのある花弁をしています。 T.jauernigii。親写真。成球写真。小さいうちは大人しい顔をしていますが、老成するとなかなかに厳めしい姿に変わるようです。でも、成長は遅いですね。 T.krainzianus 10K v. minimus 10K。成球写真。 T.pulcherrimus 10K。和名:「撫城丸」。成球写真。群生もするようですが、ひょろひょろと上へ伸びる姿は、根元が何とも頼りなく、そこから腐りやすいようにも思えます。 T.nieblae 10K。成球写真。球体・棘・花ともに、とても端正な感じがするサボですね。 T.pseudopectinatus。和名:「精巧殿」。成球写真。言わずと知れた人気種。小さな球体にゲジゲジ棘、体より大きな花は濃いピンクから白に近いものまでバリエーションがあります。 T.lausseri 10K。成球写真。ずいぶん小さなうちから花を着けるようですが、老成した姿は何とも魅力的。 T.lauii 10K Bustamante。成球写真。これも育つにつれて群生していくタイプのようです。形はツルビニらしいツルビニと言えましょうか。 T.booleanus 10K。成球写真。旧ギムノカクタスからツルビニに編入されたもののようです。形状はMandragoraにそっくりに見えます。 T.horripilus 10K v. robustior 10K。成球写真。v. robustiorの成球写真は確認できませんでした。 自家採種したコリファンタとテロカクタスです。 Coryphantha elephantidens。和名:「象牙丸(白刺)」。親写真。親はかなり棘の強いタイプです。盛夏の頃から咲き始める花は、その時期少ないサボ花の中では大きく派手で目立ちますね。 Thelocactus macdowelii。和名:「太白丸」。親写真。以前はエキノマスタスに分類されていました。棘は純白から黄色みがかったものまでバリエーションがあるようです。これは中棘が少し茶色がかるタイプのようです。 難物たちの播種は7種。実際はもう少し注文はしたのですが、ナーサリー(MESA GARDEN)の方で品切れでした。 Echinomastus dasyacanthus SB1709。和名:「英丸」。成球写真。難物たちの中では育てやすい方と言われています。オークションで入手した成球が結実していて取り播きしました。発芽率はきわめて良好。 Pediocactus despainii SB1014。成球写真。自生地では霜で凍り付いたり雪の下になることもあるようで、寒さには極めて強いようです。根が発達するタイプのようですが、腐りやすいのであまり頻繁に植え替えるのは避けた方が良さそうですね。 P.knowltonii SB304。和名:「雪の輪殿」。成球写真。ポチポチした棘座が大仏さまの頭のような可愛い小型種。棘の形状は発達途上のゲジゲジ棘のようにも見えます。 Sclerocactus nyensis SB1456。成球写真。成長するにつれて、鈎のある中棘を長く伸ばすようです。 S.polyancistrus SB1588。和名:「白虹山」。成球写真。袖接ぎのものを買ったのですが、昨冬に台がダメになってしまいました(接ぎ下ろしは辛うじて発根しています)。どうせなら実生でと播きましたが、難物中の難物と言われますから、はたして育てられるかどうか? S.mesae-verdae SB303。和名:「月想曲」。成球写真。これは6月末に播いても一粒も発芽しませんでしたので途中断念し、そのまま完全に乾かして約一ヶ月冷蔵庫に入れておきました。再度8月半ばに実生を開始したところ、ここまでに4つが発芽しています。 ただ、同じように処置したS.parviflorus RP28「彩虹山」は残念ながら未だ発芽にいたっていません。もう一度保存して冬実生に回すつもりです。 にほんブログ村
by aihal_polyhedron
| 2012-09-13 13:13
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