2013年 08月 14日
いよいよお盆を迎えました。帰省されている方が多いのでしょうが、大渋滞やぎゅうぎゅう詰めの電車、お疲れ様です。田舎住まいの私は年中帰省なので、そういう苦労は味わったことがありません。 一昨日は高知で最高気温の日本記録が更新されたそうですね。そこまでは行きませんが、こちらも連日35度に迫る気温が続いています。でも、今朝などは20度前半まで気温が下がり、暑さのピークが見え始めた感じもします。 今朝のベランダフレームの様子です。耐え難い猛暑をじっと耐えているサボが多いのですが、それでも実生幼苗を筆頭に旺盛な成長を見せるものもあり、サボのしたたかさを改めて感じています。ただ、このまま彼岸まで暑さが続くと、イエローカードの蓄積で秋口に逝ってしまうものも出るのかも。 ↑これは次のフレームと同時期に去年作成した一番新しいフレームです。他の4つのフレームも同様ですが、冬の間は無加温・弱加温(最低5℃)・加温(最低10℃)に分けて、サボたちを収容していましたが、春の植え替え以降は、空いているところに入れるという自転車操業となっております(w)。 ↑実生の二年半を越えた金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)は盛夏の今も成長を続け、銀冠玉(Lophophora williamsii var. decipiens)は次々と花を咲かせています。先月植え替えたコリファンタやエキノケレウスの実生苗も根付いてくれたよう。 ↑こちらは最初のフレームと一緒に作ったもの。この冬の実生苗やキリンウチワへの接ぎものも居ます。寒冷紗のかかった区画は、赤っぽくなりがちな実生幼苗や接いだばかりのものを収容しています。 ↑こちらは一番古いフレーム。雨漏りが始まり、梅雨明け直前の豪雨では中に水が溜まってしまいました。蓋を作り直さないといけないようです。こちらもご多分に漏れずごちゃ混ぜ状態ですが、ディスコやメロなどの南米ものが暑さに耐えて元気です。 ↑こちらは前面・側面からも日差しが入る一番明るいフレーム。背面を空かせられるので温度の上昇は一番抑えられるのですが、それでも最高温度が40℃を越えます。盛夏のこの時期に元気はつらつとなるコリファンタは膨れ上がって、蕾を立ち上げてきました。それにひきかえ、実生の綾波は夏休みを取っているようです。遮光下にあるのは次のフレームから避難させたエリオシケたち。 ↑こちらは実生苗中心のフレームです。実生から二年半が経過し、一種を除き開花球となったエリオシケ軍団です。梅雨の終わりに二株が根腐れを起こしお亡くなりに。このフレームも雨仕舞いを良くしないといけません。 ↑同じフレーム内に居る昨冬実生のエリオシケたちです。この時は、napinaやodieriなどの小型種を中心に播きましたが、これは成長が遅いですね。それでもこの暑さにもめげずゆっくりと育っているので一安心。taltalensisなどPyrrhocactus系のものはかなり混み合って、近々植え替える方が良さそうです。 ↑一番最初に紹介したフレームで大豪丸(Echinopsis subdenudata)が今朝咲いていました。5月の半ば過ぎに開花して以来、機嫌良く何度も咲いてくれます。春の植え替え時にマグアンプを多めに仕込んだのが良かったのかも。ただ、梅雨時にコナカイガラムシに一時たかられましたが、どうやら駆除に成功したようです。 ↑最後にちょっと不気味な姿を。鷲爪玉(Gymnocalycium onycacanthum)です。去年の早春に入手したのですが、今年の1月にはこんな姿に。もうダメだろうと諦めていたのですが、ここへ来て堅い殻を破ったように成長を始め、肌色も緑色に変わってきました。どっちの肌色が本当なんでしょう? ↑そして花まで咲かせてくれました。ただ去年咲いた感じとはずいぶん違うような。 ↑いわゆる南米病を患ったのか、春の植え替え以降も成長点がまったく動かず、水を吸うようすもなかったのですが、どうやら復活してくれたようです。時々ハイポネックスを与えていたのが良かったのかも知れません。でも、新棘は出て来たのですが、蕾は成長点からかなり離れて上がっています。みにくい瘡蓋が目立たなくなるには三年くらいはかかりそう。 「暑い、暑い」と言っても涼しくはならないので、開き直ってこのところ日中クーラーなしでどれくらい耐えられるか試しています。サボの置いてあるベランダに面した居室は、東南向けなのでベランダからの熱気がまともに襲ってくるのですが、サーキュレータの風があれば何とか耐えられることが分かりました。今は全開の窓からけっこう涼しい風が入ります。日中は暑くとも最低気温が20℃ほどになれば、サボも人も一息つけそう。あと一息でしょうか? にほんブログ村
by aihal_polyhedron
| 2013-08-14 21:38
| Cactus
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