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Polyhedron

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2014年 01月 24日

春への先駆け(14/1/24)

冬の間、暗い日々が続く北陸の当地ですが、昨日今日と珍しく続けて好天に恵まれました。やはりお日さまの光は有り難いですね。
暗くて寒い冬ですが、サボたちは黙々と春へのいとなみを続けているようです。そんな春への先駆けとも言えるサボたちの様子を今日はお目に掛けましょう。

先ずは寒さ知らずのツルビニカルプスたち。
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精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)は冬に入って、ほぼ断水状態で過ごしています。年末にはヘソのゴマのようだった蕾がだいぶ膨らんで来ました。毎年のこの時期とぴったり同じです。何が花芽スイッチを入れるのでしょうか?

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パナロットイ(T.panarottoii)。実生丸一年となった昨夏前にキリンウチワに接ぎました。まだ径3cmほどですが、親の特徴が少し現れ始め蕾もけっこうたくさん出て来ました。
キリンウチワは土中最低温度を10℃に保った加温フレームに置いていますが、このところ空中温度は下がりがちで葉が赤く萎れ始めました。枯れたり溶けたりということはなさそうですが……。

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こちらも負けてはおりません。これは前のものと同時に播いた実根のパナロットイ。径1cmほどですが蕾を着けています。ツルビニにありがちな早熟性を持つサボのようですね。

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ペクチニフェラ(Mammillaria pectinifera)も一株だけですが蕾が顔を覗かせています。播いたのは、パナロットイと同じく一昨年の6月末。ワラジ虫みたいな棘は好悪が別れそうですが何を隠そう私は好きです(w)。

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ヘルナンデジー(M.hernandezii)。こうれも自家採種したものを同時期に播きました。小指の先ほどしかありませんが、一人前に蕾を出し始めています。

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親株の方は先月からすでに咲き始めて、モノトーンのこの時期のフレームを彩っていてくれます。

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実はキリンウチワ接ぎのものも、昨年11月末にはこのとおり花を着けました。この頃は本格的寒さの前で、キリンウチワもまだ緑を保って元気でした。

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月宮殿(Mammillaria senilis)にも蕾が兆しています。この白棘、すごく優美なのですが、油断していると指先の皮膚や服に鈎棘が絡みついてなかなか大変。外そうとすると別のところに引っかかって……。この蕾が花茎の長い赤い花を咲かせるのは恐らく5月の連休明けになるでしょう。けっこう気の長い話しです(w)。

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月影丸(M.crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)。断水状態にも関わらずツヤツヤしています。おまけに疣の奥に花芽が覗いて。根腐れして胴切りした下部をそのままにしておいたものが仔ふきして上部より立派になりました。何が悪くて何がよいか分かりませんね(w)。大鉢一杯に育つと面白そう。

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茶棘多彩玉(Eriosyce senilis var. multicolor)。飴色の新棘の棘座付近から蕾が上がって来ています。三年前に家に来た時より棘が賑やかになりました。黄棘の方は未だ蕾の気配はありません。

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冬仙玉(Genus Eriosyce Philippi 1872 Neoporteria sp?)。こちらも微かですが蕾が顔を覗かせ始めました。去年の夏明けに植え替えを怠ったせいか、早春咲きのネオポルテリア系エリオシケ属の具合が今年は余りよろしくありません。いつもならみんなリップスティックのような蕾を上げている頃なんですが……。

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昨秋に植え替えてもらえなかったのに頑張っているのは白鯱(Gymnocactus knuthianus)。ふいた仔にもかなりの蕾が上がっていて、あとしばらくすると早春のフレームを彩ってくれそう。

二日間の好天に背中を押され、今晩、シーズン初めての冬実生に着手しました。これまでやって来たように、室内で人工光を使った加温実生ですが、用土や床の用意などは屋外でやる方が捗ります。
昼の間に用意したものを先ほど蒔き終え、室内の冬実生ボックスに収めました。今回はほとんど全て南米ものの28種です。一週間後には発芽のご報告が出来るかな?

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by aihal_polyhedron | 2014-01-24 23:12 | Cactus


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