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2014年 09月 03日

秋の植え替え進行中(14/9/3)

8月はお天気が悪かったせいと世事にかまけて、一度もブログを更新できませんでした。それでも辛抱強く覗きに来てくださった方々、ありがとうございます。
先月末から日中の気温も落ちついて、朝晩は20℃ほどまで下がるようになりました。荒れ地の草むらにはススキが穂を伸ばし、田んぼの周りでは彼岸花も咲き始めています。雨ばかり降る変な夏でしたが、過ごしにくい時期を乗り切ったサボたちも心なしか伸び伸びとし始めたようです。いや、暑さが引いて一番ホッとしたのはこの私です(w)。
というわけで、先週末から秋の植え替えを始めています。去年の秋には事情でまったく植え替えることが出来ず、この春も必要最低限しか出来なかったので、二年越しの植え替えになるものもあり、根の具合がいささか心配です。

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これは私のサボ植え替え道具。左端のシュレッダーの滓入りビニール袋は青いゴム手袋とともに、鋭い棘から手を護るための必需品。耐刺突性があるニトリルゴムの手袋はホムセンの作業用品コーナーで見つけたもの。お箸は、サボを持ち上げたり支えたりの他、用土を根元にまんべんなく入れるのにも便利です。

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秋は春に比べて植え替え後の成長期間が短いため、根をあまり切らずに植え替えるとものの本などにはありますが、年一度の植え替えはもう事実上無理なので、春と同じように気になるところはざっくりと切り落とします。

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若い実生苗で元気に育っているものは、根もいたって健康で切り落とす部分はそれほどありません。こういう苗ばかりだと、抜き上げるのも気分よくできるのですが……。

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これは二年以上植え替えをサボっていたGymnocactus subterraneus v. zaragosae SB1437(実生)ですが、この早春に賑やかに花を着けてからずいぶん調子よく成長してくれました。根はそれほど深く張っておらず、土もまだまだ大丈夫そうでした。種類によっては、それほど煩瑣に植え替える必要はないのかも知れません。もっともこれは球体が押しくらまんじゅう状態でしたからしょうがないですね(w)。

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マミラリア、ギムノカクタス、エスコバリアなどが混在していますが、これらも特に気になる病変はなし。根を整理した切断面を乾かすため中三日ほどは風通しの良い半日陰に置きます。

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この4株には大なり小なりネジラミがたかっていました。後ろに寝ている太陽(Echinocereus rigidissimus)と手前の獅子王丸(Notocactus submammulosus var. pampeanus)は被害程度が軽く、サボ自体も特に支障なく育ってくれていました。けれども、左端の綾波(Homalocephala texensis)は他の開花した株に比べて一目瞭然、しわしわに縮んでいます。右端のレーイ(Escobaria sneedii v. leei)も花は無数に着けたものの、抜き上げると根がポロポロと取れ、外側の仔の中には干からびかけているものも。ネジラミに根をやられて十分な吸水が出来なかったようです。
根を整理して、アクテリック乳剤の1,000倍希釈液に球体ごとドボ浸けして15分ほど放置した後、半日陰で乾燥です。この冬の断水中にいくつもの鉢がネジラミにたかられたので、春にはダイシストン粒剤を土の表面に撒いておいたのですが、一度取り憑かれるとそれだけでは完治は難しいように感じます。冬の断水前にダイシストンの散布もしようと思いますが、植え替えして発根した頃に、アクテリック乳剤を灌中してみようかと思います。2,000倍くらいなら薬害も押さえられるのではと思っています。

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こちらは白星(Mammillaria plumosa)。見事に鉢一杯に育ったので鉢替えのため抜き上げました。根の具合は悪くはないのですが、根の量は大してないのですね。これだけの根で大きな群生株を養うことが出来るのかと少々不安になります。

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さて、根っこばかりじゃ芸がないので、プシス系花サボの群開をどうぞ。この夏は日照が少なかったせいか、これらのプシス系の花がずいぶん遅くまで咲きました。それでもさすがにそろそろ見納めのようです。これは父母が相当前にご近所からもらった名称不明プシス。柱サボのように伸び上がってしまっています。

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こちらももらいものの不明プシス。花ものとして園芸作出されたロビオプシスの仲間のように思います。

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Shabomaniacさんの記事に出て来るオレンジパラマウント(Orange Paramount)の近親種でしょうか。球体の見た目は見よいものではありませんが、淡いオレンジのこの花は格別です。

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これは信州の園から買った桃園。これもロビオプシスのようです。花のない時はとても鑑賞に堪えるような代物ではありませんが、花はご覧のとおり清楚で品のあるものです。

もっと小さめの実生苗たちも植え替えを待っているのですが、これらの大半は来春まで我慢してもらうことになりそうです(w)。

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by aihal_polyhedron | 2014-09-03 18:21 | Cactus | Comments(4)
Commented by 機械か? at 2014-09-05 01:04 x
はじめまして。

とても綺麗に栽培されていて、すごいです!

オレンジ花のプシスやギムノをたくさん咲かせたくて、黄色~オレンジ花のプシスやギムノを探してこちらに来ました。

もしよければ、自分ちのサボやサボ種子と交換していただけないでしょうか?

よろしくお願い致します。

Commented by aihal_polyhedron at 2014-09-06 22:02
♪ 機械か?さん

はじめまして。ようこそ拙ブログへお越しくださいました。

この記事に載せたオレンジ花のプシスは、カキ仔したものを育成中ですので、来春にはお分けすることができると思います。

サボ種については、まだ未収穫のものもあり、近々今シーズンにお分けできるものを記事としてアップしたいと思っています。

ただ今のところ当方の関心は、栽培スペースの関係もあって、よほど興味のあるサボか、あまり誰も顧みないものを原産地種子などから育てることに集中しています。

原産地で絶滅の恐れがあるものが遠く離れた日本で維持されていくというのは不自然にも思いますが……。

なお、当方の記事中でご関心があるサボがあれば、幼苗・種子を問わずお問い合わせください。出来る限りではありますが、ご要望にお応えしたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
Commented by さぼらん at 2014-09-08 11:39 x
ゴム材質を知り、早速、同じメーカーのアクリルゴム製の手袋購入しました。細い刺、芒刺、鉤刺などで試してみると、良い感じです。それとMサイズでも私には大きいので、シュレッダー滓を摘めるのは良いアイデアですね。
Commented by aihal_polyhedron at 2014-09-09 08:33
♪ さぼらんさん

実は写真の手袋が古く硬くなり、棘が突き抜けるようになったので、先日買い換えました。
同じものを探したのですが見当たらず、同じ耐棘突性のあるエステー化学の黄色のものにしたのですが、これがなかなかに優れものでした。

しばらく出先なので、帰宅したら型番をしらべてアップしますね。

シュレッダー滓は入れ物をもう少し丈夫なものにしないと、直ぐに棘で破れてしまいます。
この秋は見送りますが、来春に金鯱(直径30cmほど)を植え替える時には、櫓を立てて株を釣り上げてやってみようかと思っています。


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