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2014年 09月 21日

細部に宿るもの 新棘編(14/9/21)

ここ数年、彼岸頃まで暑さが残ることが多かったように思いますが、今年はずいぶんと早く涼しくなりましたね。彼岸の入りだった昨日などは、風が強かったせいもありますが半袖では寒いくらい。今朝のベランダの最低気温は11℃まで下がっています。
それでもまだ、フレームの上蓋は終日空かしっ放しにしていて、昼夜の温度差に多くのサボたちが生き生きとした表情を見せてくれています。今回はそんな中からクローズアップでご覧ください。

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Echinocereus_nicholii RP73。昨春にいくらか播いたエキノケレウスたちも、まだ小さいながらそれぞれの特徴を見せ始めています。これはニコリーですが、近寄って見るこの時期の新棘は本当に繊細で綺麗!

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Mammillaria mainiae。一昨年の夏前に播いたマイニアエは目出度く今年、初花を見せてくれました。夏の終わりに植え替えましたが、飴色がかった新棘のグラデュエーションに魅入られます。

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Mammillaria perezdelarosae。鈎棘のマミラリアには気難しいものが多いと言われますが、このペレツデラローサエはうちではその最右翼。小さな群生株がありますがほとんど動かず、今年は花も着けませんでした。ならば、ということで実生しましたが、キリンウチワに接いだこの一球以外はどうも具合がよろしくありません(w)。
鈎棘の根元から開く白棘の透明感、こういうのも幼苗時代の魅力ですね。

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Gymnocalycium piltziorum P38。打って変わって、渋ーい姿は南米ギムノのピルツィオラム。これも今年6月に播いたものをキリンに接いでいます。
この手の肌色のギムノの調子の良し悪しは、新棘の出具合以外、判断が難しいですね。

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Eriosyce ihotzkyana。昨春に播いた五百津玉ですが、正木のままのものは成長が遅く、まだ1cmほどのまま。これはキリンウチワに接いで1年弱経ったものを接ぎ降ろしています。まだ4cmほどですが、近寄って見ると、鬼の角のような黒棘が見事!

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Echinocereus ferreirianus v lindsayi。再び繊細系です(w)。リンゼイも丈夫なエキノケレウスには珍しく気難しいようで、一つあった成球は花も見せずにお亡くなりになりました。そこで実生です。
これも今年6月に播いたばかりなので、正木のものはヒョロヒョロの幼苗ですが、キリン接ぎしたものは薄ピンクの鮮やかな棘を吹き出してきました。

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Sclerocactus parviflorus RP108。スクレロカクタス属のパルビフローラス、いわゆる北米難物サボテンです。栽培技術が追いつかないのに、これまで20種ほどの難物君たちを播いて来ました。しかし、そこは難物、一粒も発芽せずに終わったもの、発芽はしたものの何時の間にか消えていったもの、ある程度育って花まで見せてくれたのに、突然、干からびたり腐ったり。
このパルビはこの春に播きましたが、当然これはキリンウチワに接いだもの。正木のものは消えかけてはいませんが、まだ危なっかしいヒョロヒョロ状態です(w)。接がずにここまで育てられれば良いのですが、残念ながら私の腕ではとても及びません。

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Mammillaria guelzowiana SB465。気難しい鈎棘マミの中ではお付き合いしやすそうな感じの薫光殿です。あくまでも今のところということですが(w)。二年前の夏前に播いて、今年初開花! 夏の終わりに植え替えて、涼しさに惹かれて新棘を伸ばしています。
その中でもこれは鈎棘が飴色に近いもの。同じロットの種からでも、微妙に性質の違うものが出るところが実生の魅力でもあります。里子に出たものも元気にしてるでしょうか?

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Gymnocactus knuthianus。この白鯱は実生ではなく成球で購入したもの。花の少ない冬中に可愛らしく咲いてくれる有難いサボ。植え替えに刺激されたのか、今年はずいぶんと早く蕾を覗かせ始めました。真っ白なガラス状の棘ですが、先端部分は少し茶色がかるんですね。

最後に、サボの細部に宿るのは「美」ばかりではありません。

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Sclerocactus scheeri SB862。今ではアンシストロカクタス属に分類されることが多いようですが、このスケーリ、三年前に播いて順調に育っていたのですが、今年の春に抜き上げてみるとほとんどの株が根腐りを起こしていました。助かりそうな三株を胴切りして挿したのですが枯れもせず腐りもせず育ちもせず(w)。
もうダメかと持ち上げてみると……。発根を始めています。と喜んだのもつかの間、一株にしっかりとコナカイガラムシがたかっていました(w)。虫の知らせとはこのことでしょうか? もう少し放置していたなら、せっかく出た根から汁を吸われて枯死していたことでしょう。擦り取ってアクテリック攻めでただ今乾燥中です。

とにかく色んなものがサボの細部に宿ります。涼しくなった早朝、ルーペを片手にフレームに顔を突っこんでいます(ww)。

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by aihal_polyhedron | 2014-09-21 13:10 | サボテン実生 | Comments(6)
Commented by クリス at 2014-09-22 13:53 x
こんにちは
いつも楽しみにブログを拝見させてもらってます。

アイハルさんからの里子、薫光殿たち、元気にしてます。(^^)

8月末に植え替えました。

このブログを拝見して、うちの薫光殿をよく見てみると、
出てました。

乳白色の初々しい棘。
白い綿毛も増えてました。

植え替え後、鈎棘を手に引っ掛け、株ごと鉢から引き抜いてしまったも
のがあり、心配していたのですが、大丈夫でした。(^.^)

鈎棘に注意しながら、優しそうな姿を眺めては癒やされてます(^^ゞ
Commented by 機械か? at 2014-09-23 09:05 x
おはようございます^^

新刺美しいですね^^

自分ちは、接ぎ物は少ないですが、実生苗や象牙丸の新刺が綺麗です☆

自分も撮ってみようかな?

気温の低下が著しいので、オレンジ花のサボは来年春におすそ分けいただけたらと考えております。

冬越しの準備を急がなくては!

ではでは。
Commented by ぽぽ at 2014-09-23 13:30 x
新刺ならではの美しさですね(*^_^*)
五百津玉なんて本当に見事です!

せっかく出た立派な根にも憎きコナジラミが!油断ならない奴らですね(ーー;)
Commented by aihal_polyhedron at 2014-09-23 19:59
♪ クリスさん

里子のサボたち、元気で何よりです。

薫光殿の鈎棘は優しそうに見えてなかなかに厄介です。
抜き上げ時に互いに絡み合うと、こっちが外れればこっちが絡むとなって甚だ面倒なことになります(w)。

たぶん来年初夏の頃には濃いピンクの花を着けてくれると思います。
けっこう大輪ですよ。
といっても球体に比してということですが……。
Commented by aihal_polyhedron at 2014-09-23 19:59
♪ 機械か?さん

新棘の美しいものを選んでいたら、結果として接ぎものが多くなってしまいました(w)。
うちでも大人のサボたちは、秋咲きのものを除いて段々と成長が緩慢になって来ているようです。

冬越しの準備、こちらも急がねばなりません。
沢山の方に色々と里子にもらっていただいたのですが、それでもまだスペースが足りません。
困ったものです(ww)。
Commented by aihal_polyhedron at 2014-09-23 20:00
♪ ぽぽさん

五百津玉、接ぎに成功したこれ以外は、細かい棘が生えるだけの赤ちゃん状態です(w)。
植え替えをサボっているせいもあるのでしょうが、成長は極めて遅いよう。

キリンウチワにばかり頼っていては問題ですが、接ぎ成功率を上げる方法を見つけましたので、たぶん来年も接いじゃうでしょうね(ww)。

コナカイガラムシ、敵ながらしつこい奴です。
ネジラミと合わせて完全に駆除できないか今度試してみるつもりです。


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