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2014年 11月 12日

The Heads(14/11/12)

ベランダフレームの冬支度もようやく終わり、加温フレームも再稼働を始めましたが、まだそこまでの冷え込みもなく実際にサーモスタットが作動するところまでにはいっていないようです。
冬咲き以外のほとんどのサボがお休みモードに入っていますが、それでもまだ瑞々しい姿を見せていてくれるものも少しあります。

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4年前に5cmほどの大きさでうちに来たブカレンシス(Mammillaria bucareliensis)は、いつのまにか分頭して膨れ上がっています。無数に咲くものの花は目立たないし、希少価値があるわけでもないこのサボ、申し訳ないことにほとんど眼中にないまま日々半ば打ち捨てられて来ました。でも、この寒さを感ずる時期……。真っ白な綿毛を伴った新棘を棘座から出す様は当たり前のようで美しいと思います。この冬も寒さに耐えて小さな花を咲かしてくれることでしょう。

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2年前の6月末に播いて、この3月に開花したアルバ・ヴェンチュラ(Mammillaria aureilanata v alba Ventura)。この夏前に植え替えた時、鉢底からずいぶん長い直根が伸びていて処理に困ったほどでした。切ったところから腐りが上がるかと心配しましたが、いちおうは無事のようです。

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以前に某園からカキ仔で来た明日香姫(Mammillaria vetula ssp. gracilis cv. ARIZONA SNOWCAP)は結局、発根できずに干からびてしまいました。これはこの春先に別途入手したものです。初夏に恐ろしく微妙な花を咲かせましたが、その後、頼りないながら成長し、小さな仔吹きを繰り返しています。超小型のマミですが、古くなっても棘の白さが褪せないところがいいですね。

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丈夫一徹の猩猩丸(Mammillaria flava)です(w)。律儀なサボですから、寒さを感じて新棘に加え蕾をたくわえ始めています。リング状に咲くとそれなりの花ですが、一番の楽しみは夏の終わりに花殻を根気よく取り除くことです(ww)。

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これも2年前の6月播種のペクチニフェラ(Mammillaria pectinifera)。これもこの春に初開花したはずですが何故か写真がない(w)。ゲジゲジ棘のマミは成長が遅いものが多いのでしょうか、なかなか大きくなりません。マミというより、次のツルビニやペレキに性質が似ているのかも?

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先回も載せた精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)は夏の間、何となくご機嫌斜めの感じでしたが、どうやら無事だったようで蕾の気配が現れました。でもこれが咲くのはおそらく3月上旬。本体の成長と同じように蕾も本当にゆっくりゆっくりと膨らんでいきます。

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和名だけでなく姿形もよく似ていて紛らわしい限りですが、こちらは精巧丸(Pelecyphora aselliformis)。精巧殿と違うところは無闇に仔を吹いて群生するところでしょうか。花も精巧殿が早春に咲くのに対して、こちらは4月半ばから夏にかけて咲くようですね。

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ほとんどのサボたちが眠りにつこうとする時期ですが、棘ものたちの中にはまだ新棘を上げ続けているものがあります。
これはテロカクタスのラウッセリ(Thelocactus lausseri)。二年前の12月に播いていますが成長はかなりゆっくりで、ピンクの大輪が咲くまでにはまだまだかなり年数が要りそうです。

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同時期に播いたアルゲンテウス(Thelocactus argenteus)もまだまだ元気です。春先には植え替えてやらないといけませんね。

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北米ものだけでなく、寒さに弱い南米もののマタンザナス(Melocactus matanzanus)もまだ動いているよう。土中10℃加温のフレームで越冬させるので、完全に干し上げないようにして過ごさせる予定。昨冬、完全に水を切っていた加温フレームでネジラミ被害が拡大したためです。

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棘が動くだけでなく、南米コピのテヌイシマ(Copiapoa tenuissima)は蕾まで膨らませています。春から夏にかけて、けっこう長い期間咲くのですが、冬の入り口にこの時期にまで咲こうとするとは……。

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最後はパナロットイ(Turbinicarpus panarottoii)。種類にもよりますが、ツルビニは年がら年中、花を着けるものが多く、極端に言えば、何時でもフレームを開けると必ずどれかが咲いているという感じです(w)。成長は遅いものの、というかほとんどが小型種ですが、実生でも開花までの年数が短く、小さくて場所も取らないので、うちのような小型フレームでは有難い存在です。
これは一昨年夏前に播いたものをキリンウチワ接ぎして、この春に接ぎ降ろしたもの。正木のものたちも開花を始めていますが、こちらはキリンパワー全開という感じで賑やかに蕾を上げ始めました。冬の間も楽しませてくれそうです。

先日、冬前の最後の水やりをしました。来春、ネジラミに再開しないようアクテリックの2,000倍希釈液での灌水です。乾きが悪くなっているのでそうとう控えめに行いました。来春の植え替えでは、根に白い粉を見なくて済みますように。

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by aihal_polyhedron | 2014-11-12 09:19 | Cactus | Comments(5)
Commented by areole(アレオーレ) at 2014-11-18 01:58 x
アイハルさん、今晩は。いつも楽しくブログを拝見させていただいております。また、栽培方法に関するご記載も大変参考になり、自分の栽培にも活用させていただいています。
アクテリックの潅水、私もやってみます。
以前にお譲り下さいました種、火星丸は残念ながらうまく行きませんでしたが、銀冠玉は10数本健康に育っております。北陸で採取されたサボテンの種が川崎で育っている、ということで何か不思議な感じです。
ところで、私も気の向くままに実生を続けたところ、温室が満杯になって来ました。アイハルさんに倣って、ご希望の方に余剰苗をもらっていただくことを考えています。
その際に、アイハルさんのやり方を参考にさせていただきたいと思っています。ご了承下さいますようお願いいたします。
Commented by aihal_polyhedron at 2014-11-18 22:43
♪ areoleさん

コメントありがとうございます。

火星丸、うちでも芳しくありません。実生を始めた当場は小まめに世話していたのですが、最近は手抜きになり自業自得で成績がよろしくないのです(w)。

海外のナーサリーからも種を取り寄せるのですが、原産地で採種されたらしい種が、極東の地でまがりなりにも育っていることは不思議というか実に妙な感じですね。中には自生地での絶滅が危惧されているものもあったりしますのでなおさらです。

立派で体積のある温室が羨ましいです。それでもキャパには限りがありますよね。余剰苗の放出、私も注目させていただきます。ただこちらも一杯一杯の状態なので応募可能かどうかは不明です(ww)。

できるだけ面積を取らないものを品数多く育てたいと思うのですが、ついつい色々と播いてしまい始末に負えなくなっております(www)。
Commented by 機械か? at 2014-11-23 09:10 x
おはようございます☆

マミラリアの季節ですねw
明日香姫ってホムセンで見かけましたが、恐ろしく微妙な花を咲かせるのですねww

マミのペクチニ、ツルビニの精巧殿、ペレキの精巧丸と3種類似てますが、こうやって見ると違いが分かりますね^^

害虫に関しては、自分は予防のため植え替え時にアドマイヤーともう一種類違う農薬を土に混ぜるようにしてます。
さすがに秋には薬効がなくなるのかアカダニの発生するサボ(象牙丸や士童)もいますが、殺虫剤の散布はその時だけなので年1回ぐらいでしょうか。
一応、1~2年毎に混ぜ込む農薬の組み合わせを変えるようにしています。
Commented by Shabomaniac! at 2014-11-23 18:45 x
マミラリア、最近あまり人気ないですが、探れば深いですね。明日香姫の花、はじめてみましたが、じつは基本種も同じくらい地味な花ですよね^^;。赤い刺が美しい猩猩丸、最初に育てたサボテンのひとつ。懐かしいです。
Commented by aihal_polyhedron at 2014-11-25 17:09
♪ 機械か?さん

花の咲き方も、精巧殿と精巧丸は頭頂部からですが、マミのペクチニフェラは側面からですね。これにも蕾が兆してきたようです。
とりあえずはネジラミを根絶してやろうと、薬害が出るのも覚悟の上でアクテリックを灌注しました。害があったものについては別の方法を考えようと思います。

♪ Shabomaniac!さん

仙界にも浮き沈みがあるというか、たしかにルエッティとかの一部種を除いてマミは不人気のようですね。
うちでは鈎棘系のマミがうまく育てられず困っております。猩猩丸のように放置栽培でも平気というものもあれば、ご機嫌のとりにくいものもあって、マミの世界もけっこう奥深いと感じています。


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