カテゴリ:Cactus( 206 )


2015年 01月 03日

謹賀新年(15/1/3)

新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は拙ブログへたくさんの方のご訪問をいただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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冬至を挟んだこの頃、我が家からはちょうど白山山頂からの日の出となります。金沢での日の出は午前7時過ぎですが、少し西よりなのと白山の高さがあるので、それより30分近くも遅れての日の出です(寒い!)。

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未明から降り始めた雪で真っ白なお正月となりました。今は少し寒さが緩みましたが、トータルの積雪量は30cm弱というところでしょうか?

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サボフレームもすっかり雪に覆われています。劣化したビニールを、年末にどうにかポリカーボネート板に張り替えることが出来ました。そのままだと雪の重みで陥没し、サボが水(雪)浸しになる恐れが大でしたが一応はこれで安心です。

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年末の珍しく晴れ渡った朝、最低気温は-4℃まで下がりました。雪が積もると逆にそれほど気温は下がりません。でも、寒いには違いありませんが……。

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新しく張ったポリカーボネート板に降りた霜。うちのフレームは作った時期で蓋の大きさが少しずつ違い、ホムセンに置いてあるポリカ板では大きさが微妙に足りません。ネットで探していたところ、一枚からフリーカットで通販してくれるお店を見つけ、4mm厚の中空板(いわゆるプラ段)を各フレーム分送ってもらいました。

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こんな寒さと暗さの中ですが、早春咲きのサボたちがボチボチと蕾を覗かせています。
これはエリオシケの白翁玉(Eriosyce senilis var. multicolor)。3月半ば頃には咲いてくれるだろうと思います。

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アンシストロカクタスの羅紗錦(Ancistrocactus uncinatus)にも気の早い蕾が。こちらは例年3月彼岸頃に咲き始めるのですが、今年は少し早くなるのかも知れません。

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太白丸(Thelocactus macdowelii)は無加温のビニールトンネルでの越冬ですが律儀に蕾を覗かせ始めました。こちらも3月初めから下旬にかけての開花になると思われます。

久しぶりに積雪のお正月となりました。春が待ち遠しいかぎりです。
実はお正月明けから当分の間、京都へ単身赴任となります。週末には出来る限り帰宅するつもりですが、サボの世話は今までどおりとはいかず次男坊のお世話になりそうです。当ブログの更新も今までに増して遅くなりそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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by aihal_polyhedron | 2015-01-03 12:43 | Cactus
2014年 11月 29日

マミラリアの季節(14/11/29)

陽の傾きもずいぶん低くなり、向寒の候というのに何やら妙に温かい日が続きます。日中の気温が高いため、好天の日などはフレームをわずかに空かしてやらないと内部は40℃を超えてしまいそうで要注意。小さなフレームの宿命ですね。
そんな中、冬型のマミラリアたちが元気です。

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自家採種の種を二年前に実生した猩猩丸(Mammillaria flava)が初々しく赤棘を輝かせ始めました。

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親株の方は開花が始まっています。年が明けて寒さがきわまる頃にはリング状の花輪を見せてくれることでしょう。

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株の下の方から咲き始めた白星(M. plumosa)の花も天辺にまで達して盛りを迎えています。フレームを開けるとフワッと甘い香りが立ち上ります。

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もう一つくらいあるといいかな?と求めた白星はまだ小さくて花数も控えめ。前者が薄ピンクが混じるのに比べて、こちらは薄黄色の混じる可愛い花を咲かせています。モコモコと大株になってくれることに期待です。

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ヘルナンデジー(M.hernandezii)の実生苗たちが頑張って咲いてくれています。小さい体でも、親株と変わらない大きさの花を繰り返し咲かせる体力は大したものと感心しますね。

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親株の方はさすがに同時に咲く花数が多くて、群開すると見応えがありますが、大きくなりにしたがって球体自体の魅力は減ぜられて行くように思いますがどうでしょうか? 花のない時期はほとんど注目を集めません(w)。

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数日前からソリシオイデス(M.olisioides)も咲き始めました。ピンク花が多く感ずるマミラリアの中で、しかも寒中に咲いてくれるこの黄花は魅力です。できれば実生で増やしてみたいと思いますが成長は遅そうな感じがしますね。

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カルメナエ(M.carmenae)は機嫌が良いのか悪いのかよく分かりません。まがりなりにも花を着け始めてますので、それほど状態が悪いわけでもないのでしょうが、どうも夏の暑さはかなり苦手なようです。

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昨冬に初開花したペクチニフェラ(M.pectinifera)に今年も蕾が見え始めました。不思議なことに成長の良い大きなものから順というわけでもありません。どちらにしても、他のゲジゲジ棘のマミ同様、成長はもどかしいくらい遅いようです。真っ白なまま大株に育つとなかなか見応えがありそうですが……。

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あまりに伸び上がって不格好になったものの頭を刎ねた内裏玉(M.dealbata)は、残された株から猛然と仔吹きして面白い形になってきました。でも、刎ねた頭が蕾を着けているのに比べ、こちらはその気配なし。おそらく仔を養うことで精一杯なのでしょう。身につまされますね(w)。

明後日からは十二月。寒波も入り込んで冷え込む日も出て来るようです。昨冬同様に積雪が大したことないことを願うばかりです。

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by aihal_polyhedron | 2014-11-29 19:13 | Cactus
2014年 11月 12日

The Heads(14/11/12)

ベランダフレームの冬支度もようやく終わり、加温フレームも再稼働を始めましたが、まだそこまでの冷え込みもなく実際にサーモスタットが作動するところまでにはいっていないようです。
冬咲き以外のほとんどのサボがお休みモードに入っていますが、それでもまだ瑞々しい姿を見せていてくれるものも少しあります。

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4年前に5cmほどの大きさでうちに来たブカレンシス(Mammillaria bucareliensis)は、いつのまにか分頭して膨れ上がっています。無数に咲くものの花は目立たないし、希少価値があるわけでもないこのサボ、申し訳ないことにほとんど眼中にないまま日々半ば打ち捨てられて来ました。でも、この寒さを感ずる時期……。真っ白な綿毛を伴った新棘を棘座から出す様は当たり前のようで美しいと思います。この冬も寒さに耐えて小さな花を咲かしてくれることでしょう。

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2年前の6月末に播いて、この3月に開花したアルバ・ヴェンチュラ(Mammillaria aureilanata v alba Ventura)。この夏前に植え替えた時、鉢底からずいぶん長い直根が伸びていて処理に困ったほどでした。切ったところから腐りが上がるかと心配しましたが、いちおうは無事のようです。

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以前に某園からカキ仔で来た明日香姫(Mammillaria vetula ssp. gracilis cv. ARIZONA SNOWCAP)は結局、発根できずに干からびてしまいました。これはこの春先に別途入手したものです。初夏に恐ろしく微妙な花を咲かせましたが、その後、頼りないながら成長し、小さな仔吹きを繰り返しています。超小型のマミですが、古くなっても棘の白さが褪せないところがいいですね。

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丈夫一徹の猩猩丸(Mammillaria flava)です(w)。律儀なサボですから、寒さを感じて新棘に加え蕾をたくわえ始めています。リング状に咲くとそれなりの花ですが、一番の楽しみは夏の終わりに花殻を根気よく取り除くことです(ww)。

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これも2年前の6月播種のペクチニフェラ(Mammillaria pectinifera)。これもこの春に初開花したはずですが何故か写真がない(w)。ゲジゲジ棘のマミは成長が遅いものが多いのでしょうか、なかなか大きくなりません。マミというより、次のツルビニやペレキに性質が似ているのかも?

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先回も載せた精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)は夏の間、何となくご機嫌斜めの感じでしたが、どうやら無事だったようで蕾の気配が現れました。でもこれが咲くのはおそらく3月上旬。本体の成長と同じように蕾も本当にゆっくりゆっくりと膨らんでいきます。

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和名だけでなく姿形もよく似ていて紛らわしい限りですが、こちらは精巧丸(Pelecyphora aselliformis)。精巧殿と違うところは無闇に仔を吹いて群生するところでしょうか。花も精巧殿が早春に咲くのに対して、こちらは4月半ばから夏にかけて咲くようですね。

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ほとんどのサボたちが眠りにつこうとする時期ですが、棘ものたちの中にはまだ新棘を上げ続けているものがあります。
これはテロカクタスのラウッセリ(Thelocactus lausseri)。二年前の12月に播いていますが成長はかなりゆっくりで、ピンクの大輪が咲くまでにはまだまだかなり年数が要りそうです。

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同時期に播いたアルゲンテウス(Thelocactus argenteus)もまだまだ元気です。春先には植え替えてやらないといけませんね。

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北米ものだけでなく、寒さに弱い南米もののマタンザナス(Melocactus matanzanus)もまだ動いているよう。土中10℃加温のフレームで越冬させるので、完全に干し上げないようにして過ごさせる予定。昨冬、完全に水を切っていた加温フレームでネジラミ被害が拡大したためです。

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棘が動くだけでなく、南米コピのテヌイシマ(Copiapoa tenuissima)は蕾まで膨らませています。春から夏にかけて、けっこう長い期間咲くのですが、冬の入り口にこの時期にまで咲こうとするとは……。

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最後はパナロットイ(Turbinicarpus panarottoii)。種類にもよりますが、ツルビニは年がら年中、花を着けるものが多く、極端に言えば、何時でもフレームを開けると必ずどれかが咲いているという感じです(w)。成長は遅いものの、というかほとんどが小型種ですが、実生でも開花までの年数が短く、小さくて場所も取らないので、うちのような小型フレームでは有難い存在です。
これは一昨年夏前に播いたものをキリンウチワ接ぎして、この春に接ぎ降ろしたもの。正木のものたちも開花を始めていますが、こちらはキリンパワー全開という感じで賑やかに蕾を上げ始めました。冬の間も楽しませてくれそうです。

先日、冬前の最後の水やりをしました。来春、ネジラミに再開しないようアクテリックの2,000倍希釈液での灌水です。乾きが悪くなっているのでそうとう控えめに行いました。来春の植え替えでは、根に白い粉を見なくて済みますように。

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by aihal_polyhedron | 2014-11-12 09:19 | Cactus
2014年 10月 30日

今時の花(14/10/30)

秋も深まり、このところ好天が続きますが、昨朝のベランダは4℃まで下がりました。紅葉も例年より一週間ほど早いようです。さすがに少なくはなりましたが、秋冬咲きのサボたちがちらほらと咲き始めました。牡丹類はともかく、この時期に咲くサボ花はみな小さくて奥ゆかしいものが多いように感じます。

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白鯱(Gymnocactus knuthianus)。うちにある他のギムノカクタスはみな早春から初夏にかけて開花するのですが、この白鯱は毎年、冬から早春にかけて花を着けます。夏の終わりに久しぶりに植え替えたせいなのか冷え込みのせいなのか、今年はずいぶん早い時期から可憐な花を見せ始めました。

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ヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)。実生から2年余りたっても親指大の小ささですが、親株に先んじて一人前に開花しています。株よりも大きな花は実に健気。他の株もたくさん蕾を上げていますから、冬の間楽しませてくれそう。

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うちに来た時に直径13cmほどだった白星(Mammillaria plumosa)も三年経って、今では倍以上の径に。一週間ほど前から、日当たりの良い側の下部から咲き始めました。小さな花ですが、フレームを開けると仄かに甘い香りが薫ります。不思議なことに、このサボは花殻の処理を一度もしたことがないのですが、花後も見苦しくなく綺麗な姿を保ってくれます。

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北米小型種のツルビニカルプスたちが冬花を開き始めています。ハウエルニギー(Turbinicarpus jauernigii)は初夏に焼いてしまい、夏の間、コチコチに縮こまっていましたが、涼しさを得てちゃんと復活してくれました。焼けて縮こまった姿がまだ痛々しいのですが、何となく自生地風に見えるようで面白い。当人たちにはご迷惑な話ですね(w)。

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年が明けると実生後丸二年となるディキソニアエ(Turbinicarpus dickisoniae)も、今春に続き花を着け始めています。スパケラタスもそうでしたが、まだまだ幼苗の様相でも、頭頂部に大人っぽい棘が出始めると開花を迎えるようです。

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親株のディキソニアエ(T. dickisoniae)は夏の終わりから思い出したように咲いています。小型種で場所も取らないツルビニの類はうちのフレームではとても有難い存在です。

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花ではないのですが、白鳥丸(Ferocactus acanthodes v. albispinus)という触れ込みで播きました。しかし、今日に至るまで出る棘はみんな赤。気長に待つしかないですが、ままなりませんね(w)。
次ぎの水やりが、当地ではこの秋最後の水やりになりそうです。アクテリックでの害虫駆除を併せて行う予定です。

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最初に戻って白鯱のクローズアップです。花の少ない冬から春先まで、次々と咲いて目を楽しませてくれることに期待です。

遅れていたフレームの冬支度を急いでいます。あちこちへ里子に出した分、スペースに若干の余裕が出ていましたが、夏の終わりの植え替えで鉢をインチアップしたものも多く、このままでは納まりきれません。しょうがないので、暑さに弱いものを夏越しさせる雨をしのぐだけのサボ棚に耐寒性の高い強健種を並べることに。それでも保温ようのスタイロフォームをフレーム内に戻すと、かなり工夫しないと収容しきれない事態に……。しかたなく、ある程度の犠牲が出ることを覚悟して、去年まで5℃加温のフレームに居たものも、無加温フレームやビニールトンネルで冬越しすることになります。

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by aihal_polyhedron | 2014-10-30 22:07 | Cactus
2014年 09月 29日

細部に宿るもの お肌編(14/9/29)

朝晩の気温が下がった割りには、まだ日中のフレーム内は40℃近くまで上がり、サボたちは秋の短い成長期のまっただ中。植え替えたものたちの中にも発根したのか新棘を伸ばすものも出てきました。
クローズアップ、今回はお肌編です(w)。

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二年前の早春に豊中の園で購入したPelecyphora aselliformis「精巧丸」ですが、けっこう順調に成長して、ご覧のように毎年、新しい仔を吹いてくれています。植え替えは一年半あまりサボっていると思いますが、今年は花着きも良く、ご機嫌な様子なのでこの秋の植え替えは見送りました。

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これも同園から来たUebelmannia pectinifera「ペクチニフェラ」はあまり機嫌が良くありません。爬虫類の肌を思わせる不思議な緑肌に細かい黒棘が面白い組み合わせのサボですが、去年も今年も春先の高温が災いしたのか花を着けませんでした。植え替えで持ち直してくれれば良いのですが……。

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こちらは奈良の園から来たペクチニフェラです。上のものと違い、こちらは黒に近い肌をしていて、遅いながらも成長して、この春には初めて小さな小さな黄花を着けてくれました。こちらも先日植え替えています。

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Astrophytum myriostigma「四角鸞鳳玉」は実生してこの年末でまる四年になります。この春先にネジラミにたかられてこじらせてしまいましたが、何とか退治できて夏前から元通りパンパンに膨らみました。ありふれたサボですが、こうして目を凝らすと美しいものだと思います。しかし、この白点、ちょっと擦れると剥げてしまいますから、植え替え時は要注意です。

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Sulcorebutia rauschii「ラウシー」、これは緑肌の方。うちにもう一方ある赤肌に比べて、こちらはとても機嫌良く育ってくれています。とはいえ成長は遅々たるものですが、毎年仔吹きしメタリックな花を楽しませてくれます。

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こちらは赤肌のラウシー。緑肌に比べてあまり機嫌が良くありません。仔吹きも少なく、花も毎年咲きますが数が少ない。個体の性質なのか、何処かに障碍があるのか? 先日の植え替え時に根を見ても特に問題はなさそうでしたが……。

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Turbinicarpus pseudopectinatus「精巧殿」。ツルビニカルプスの精巧殿、ペレキフォラの精巧丸、ややこしいですね(w)。秋の植え替えはしていませんが、暑さが引いて、夏の間に縮んでいた球体に丸みが戻り、ゲジゲジ状の棘?も生き生きとしてきたようです。冬の間に蕾を上げ始めるはずですが、咲くまでには相当の月数がかかります。毎冬、この蕾が段々膨らんでいくのを見ながら春の訪れを心待ちにしています。

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丈夫な夏サボのCoryphantha elephantidens「象牙丸」。これは白棘のカキ仔ですが、濃い緑肌のムキムキ感が楽しいですね。気がつけば二番手の蕾が上がって来ました。

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Copiapoa cinerea v. gigantea "eremophila" FK493。Copiapoa cinereaは黒王丸とか孤竜丸の変種のはずですが、幼苗とはいえ、ずいぶんと頼りなげな肌色と棘。うちではコピの実生は発芽率もその後の成育も笑って誤魔化すしかないほど不調です(w)。これのように、運良くキリンウチワに活着したものがボチボチと残っているような有り様。

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このMammillaria herrerae「白鳥」も年末で実生から丸四年になります。大きいもので5cmほどですから成長は遅い方と言えますが、昨年から花を着けるものが出始め、この春には全株が開花球となりました。といっても発芽した三つが残っているだけなのですが……。花がない季節でも、この密な白棘は造化の妙ですね。植え替え後、少し膨らみ始めたようです。

この秋の植え替えはすべて終了。今日は全鉢に規定濃度の半分に薄めたアクテリック乳剤を灌注しました。薬害が出るものもあるかと思いますが、にっくきネジラミを絶滅させる方が重要との選択です。無事なようならば、十月末か十一月初めの最後の灌水でも灌注してとどめを刺そうと思っています。さて、どうなりますやら。

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by aihal_polyhedron | 2014-09-29 18:50 | Cactus
2014年 09月 14日

秋、生き生き(14/9/14)

今朝はベランダの最低気温が15℃ほどまで下がっています。近年の同時期に比べるとずいぶん低いというか、順調な秋到来でしょうか。
長雨の夏を通り越して、サボたちの顔にもホッとした表情が浮かんでいるようです。

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羅卒玉(Eriosyce rapifera)が咲き始めています。ネオポルテリア系のエリオシケの花期は普通には早春と思うのですが、何故かこの羅卒玉はうちに来た翌年から夏過ぎに花を着け始めます。
今年は夏の終わり、二年ぶりに植え替えてやったことも刺激になったのか9月に入って連続して花を咲かせています。

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暗黒王(Eriosyce clavata)。たいそうな名前ですが、そんな恐ろしい姿形をしているわけではありません(w)。ただ棘色は名の如く歳を経ても真っ黒! でも、その花はネオポル系らしい見て通りのものです。
これも二年ぶりに植え替えたせいか、この時期にポチポチと花を着けています。背景に見える真っ黒な棘が「暗黒王」のゆえんでしょうかね。それにしても花とのギャップが……。

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夏サボのコリファンタ、天司丸(Coryphantha bumamma)なのですが、このところ象牙丸など他のコリファンタも盛夏を過ぎてから、ムキムキになり花期を迎えることが多いようです。
サボ特有の金属光沢の花びらに引き入れられますが、象牙丸同様、咲き終わった花は次の年に上げてくる立派な偽果を取り除かないと花が咲かないのが難点ですね。

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一昨年、カキ仔した象牙丸にも初めて蕾が上がって来ました。花よりもこのムキムキの肌に惹かれます(w)。

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四年前の年末、初めてサボ実生に手を出した時に播いた光琳玉(Gymnocalycium cardenasianum)も紆余曲折ありながら8cmほどにまで育ちました。この春にも植え替えるべきと思いながら、暑い夏にも控え目ながら新棘を出してくれていたのでそのままにしています。
休眠するだろうと思った時期に動くサボってけっこういますね。眠っている間に植え替えて、春や秋などの成長期に動き始めてくれるのが有難いのですが、サボみんながそれほど割り切った動き方をするわけではなさそうです。

春にサボった分、この秋、私にしては精力的に植え替えを続けています。手間はかかりますが、サボの命の根源とも言える根の様子を窺うには抜き上げしかありません。抜く度に、サボたちの色んな時の過ごし方が見えて興味は尽きません。


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by aihal_polyhedron | 2014-09-14 22:15 | Cactus
2014年 09月 13日

秋到来に、植えるカム(14/9/13)

天候不順で長雨の夏でしたが、このところめっきり秋めいて最低気温は20℃を切るようになりました。秋到来に、植えるカム(w)です。

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空の色も雲の流れも気がつけば秋模様。サボの植え替えをしながら時折、上空を見上げると白魚のように輝きながら飛行機が一機二機と。

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で、植えるカムです(w)。涼しくなるのが早かったので、今春以上の鉢数を植え替えています。

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効率のいい植え替えに貢献しているのがこの手袋。以前から使っていたものが経年変化でゴム質が硬くなり、棘を簡単に通すようになりました。ホムセンで何か良いものをと物色した結果、エステー化学のこの黄色の手袋を使うことに。

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この手袋、ゴムはすごくしなやかなのですが、こんな細い棘も、

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こんな立派な棘も、まったく通しません。チクッとすること一度もなく植え替え終了。

なお、抜き苗、放出は予定どおり終了いたししました。

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by aihal_polyhedron | 2014-09-13 06:34 | Cactus
2014年 09月 03日

秋の植え替え進行中(14/9/3)

8月はお天気が悪かったせいと世事にかまけて、一度もブログを更新できませんでした。それでも辛抱強く覗きに来てくださった方々、ありがとうございます。
先月末から日中の気温も落ちついて、朝晩は20℃ほどまで下がるようになりました。荒れ地の草むらにはススキが穂を伸ばし、田んぼの周りでは彼岸花も咲き始めています。雨ばかり降る変な夏でしたが、過ごしにくい時期を乗り切ったサボたちも心なしか伸び伸びとし始めたようです。いや、暑さが引いて一番ホッとしたのはこの私です(w)。
というわけで、先週末から秋の植え替えを始めています。去年の秋には事情でまったく植え替えることが出来ず、この春も必要最低限しか出来なかったので、二年越しの植え替えになるものもあり、根の具合がいささか心配です。

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これは私のサボ植え替え道具。左端のシュレッダーの滓入りビニール袋は青いゴム手袋とともに、鋭い棘から手を護るための必需品。耐刺突性があるニトリルゴムの手袋はホムセンの作業用品コーナーで見つけたもの。お箸は、サボを持ち上げたり支えたりの他、用土を根元にまんべんなく入れるのにも便利です。

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秋は春に比べて植え替え後の成長期間が短いため、根をあまり切らずに植え替えるとものの本などにはありますが、年一度の植え替えはもう事実上無理なので、春と同じように気になるところはざっくりと切り落とします。

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若い実生苗で元気に育っているものは、根もいたって健康で切り落とす部分はそれほどありません。こういう苗ばかりだと、抜き上げるのも気分よくできるのですが……。

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これは二年以上植え替えをサボっていたGymnocactus subterraneus v. zaragosae SB1437(実生)ですが、この早春に賑やかに花を着けてからずいぶん調子よく成長してくれました。根はそれほど深く張っておらず、土もまだまだ大丈夫そうでした。種類によっては、それほど煩瑣に植え替える必要はないのかも知れません。もっともこれは球体が押しくらまんじゅう状態でしたからしょうがないですね(w)。

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マミラリア、ギムノカクタス、エスコバリアなどが混在していますが、これらも特に気になる病変はなし。根を整理した切断面を乾かすため中三日ほどは風通しの良い半日陰に置きます。

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この4株には大なり小なりネジラミがたかっていました。後ろに寝ている太陽(Echinocereus rigidissimus)と手前の獅子王丸(Notocactus submammulosus var. pampeanus)は被害程度が軽く、サボ自体も特に支障なく育ってくれていました。けれども、左端の綾波(Homalocephala texensis)は他の開花した株に比べて一目瞭然、しわしわに縮んでいます。右端のレーイ(Escobaria sneedii v. leei)も花は無数に着けたものの、抜き上げると根がポロポロと取れ、外側の仔の中には干からびかけているものも。ネジラミに根をやられて十分な吸水が出来なかったようです。
根を整理して、アクテリック乳剤の1,000倍希釈液に球体ごとドボ浸けして15分ほど放置した後、半日陰で乾燥です。この冬の断水中にいくつもの鉢がネジラミにたかられたので、春にはダイシストン粒剤を土の表面に撒いておいたのですが、一度取り憑かれるとそれだけでは完治は難しいように感じます。冬の断水前にダイシストンの散布もしようと思いますが、植え替えして発根した頃に、アクテリック乳剤を灌中してみようかと思います。2,000倍くらいなら薬害も押さえられるのではと思っています。

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こちらは白星(Mammillaria plumosa)。見事に鉢一杯に育ったので鉢替えのため抜き上げました。根の具合は悪くはないのですが、根の量は大してないのですね。これだけの根で大きな群生株を養うことが出来るのかと少々不安になります。

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さて、根っこばかりじゃ芸がないので、プシス系花サボの群開をどうぞ。この夏は日照が少なかったせいか、これらのプシス系の花がずいぶん遅くまで咲きました。それでもさすがにそろそろ見納めのようです。これは父母が相当前にご近所からもらった名称不明プシス。柱サボのように伸び上がってしまっています。

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こちらももらいものの不明プシス。花ものとして園芸作出されたロビオプシスの仲間のように思います。

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Shabomaniacさんの記事に出て来るオレンジパラマウント(Orange Paramount)の近親種でしょうか。球体の見た目は見よいものではありませんが、淡いオレンジのこの花は格別です。

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これは信州の園から買った桃園。これもロビオプシスのようです。花のない時はとても鑑賞に堪えるような代物ではありませんが、花はご覧のとおり清楚で品のあるものです。

もっと小さめの実生苗たちも植え替えを待っているのですが、これらの大半は来春まで我慢してもらうことになりそうです(w)。

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by aihal_polyhedron | 2014-09-03 18:21 | Cactus
2014年 07月 18日

余剰苗、大放出!(14/7/18)

梅雨も大詰めとなって、いやぁー蒸し暑いですね。晴れ間にベランダに出ると十分も経たないうちに玉の汗が……。
お待たせしました。余剰苗大放出第二弾です。
今回は実生苗+カキ仔苗です。一種につき複数鉢あるものもありますが、煩瑣となるので写真での紹介は一鉢のみとし、セレクトは当方にご一任願います。
ご希望の方は、必ずメールで22日(火)いっぱいまでにお申し込みください。詳細は記事の末尾に掲載します。

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01.桃園。ロビプシスの園芸交配種。信州の園から購入したものからカキ仔しました。元株の開花写真
一頭立てが5鉢。仔の数はそれぞれ違うことをご了解ください。

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02.名称不明エキノプシス。家に古くからあるものからのカキ仔。元株の開花写真
一頭立てが2鉢。

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03.金晃丸(Notocactus leninghausii)。2010年12月実生。
三頭立てが2鉢、一頭立てが1鉢。

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04.天司丸(Coryphantha bumamma)。2011年8月実生。親株の開花写真
四頭立てが1鉢、三頭立てが1鉢。

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05.地久丸(Wigginsia erinacea)。2012年1月実生。親株の開花写真
五頭立てが2鉢。

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06.強刺象牙丸(Coryphantha elephantidens)。カキ仔。親株の開花写真
一頭立てが1鉢。

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07.象牙丸(Coryphantha elephantidens)。カキ仔。親株の開花写真
一頭立てが1鉢。

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08.金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)。2010年12月実生。
一頭立てが1鉢。

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09.綾波(Homalocephala texensis)。2010年12月実生。同種の開花写真結実写真
一頭立てが2鉢。

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10.月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)。2011年8月実生。頭を刎ねると開花写真のように仔吹き群生します。親株の開花写真
一頭立てが2鉢。

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11.緋花玉(Gymnocalycium baldianum)。2011年8月実生。同時期実生別株の開花写真
一頭立てが3鉢。

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12.ウルグアイセンセ(Gymnocalycium uruguayense)。2012年6月実生。
六頭立てが1鉢。

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13.Frailea pygmaea "densispina" FR1371。2013年1月実生。
十五頭立てが1鉢。

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14.Frailea horstii AH46 。2013年1月実生。
八頭立てが1鉢。

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15.Rebutia robustispina SE141。2013年1月実生。キリンウチワ接ぎの開花写真
七頭立てが1鉢。

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16.Rebutia eucanthema WR305。2013年1月実生。
七頭立てが1鉢。

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17.Rebutia pygmaea "tropaeoliptica" FR1114「白宮丸」変種。2013年1月実生。
七頭立てが1鉢、五頭立てが1鉢。

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18.銀冠玉(Lophophora williamsii var. decipiens)。2012年12月実生。親株の開花写真
八頭立てが1鉢。

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19.朱雲(Melocactus matanzanus)。2012年1月実生。親株の結実写真
一頭立てが7鉢。

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20.ヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)。2012年6月実生。同時期実生別株の開花写真
七頭立てが1鉢。

◆応募要綱
a.お申し込みはメールにて、峻別のためタイトルにニックネーム等を入れてください(例:サボ実生苗希望 aihal)。コメント欄からの申し込みは不可とします。
b.締め切りは22日(火)いっぱい。
c.希望する苗の番号と種名を明記してください。
d.一人当たりの応募数は制限しませんが、「全部」などという大雑把な応募はご遠慮ください。ご応募が重複した場合は抽選させていただきます。複数鉢あるもののセレクトは当方にご一任願います。
e.締め切り後、御当選結果をメールにてお知らせします。
f.発送方法は鉢植えのままクロネコヤマト宅急便送料着払いにて行います。抜き苗発送はいたしません。
g.生きものなので、到着後のクレームは無しということでお願いします。
h.転売目的の方はご遠慮ください。
i.今回は20種34鉢あり、仕事の合間を縫っての作業となりますので、御当選通知メールの発信、苗の発送にそれなりの日数がかかることをご了承ください。
以上の「応募要項」をご了承の上、どしどしご応募ください。

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by aihal_polyhedron | 2014-07-18 10:34 | Cactus
2014年 07月 12日

今朝起きると(14/7/12)

台風が抜けて行ったと思ったら、うーん暑い! ベランダ日陰の温度計でも最高気温33℃を記録しました。

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朝起きて簡易ビニールトンネルを覗くと……。咲いています咲いています。前回ほど満艦飾ではありませんが、プシスたちが五種打ち揃って咲いているではありませんか。

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信州の園から入手した桃園はロビプシス系の交配種と思います。これも球体は棘が痛いだけで見るべきものがありませんが、花はなかなかに優美です。カキ仔苗が何鉢かあるので、余剰を放出しようと思っていたのですが、バタバタしている間に咲いてしまいました(w)。

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新黄花短毛丸(手前)と金盛丸(Echinopsis calochlora)。冬の寒さで赤っぽく変色していた黄花短毛も、ようやく肌色も戻って元気が出て来ました。そのおかげで開花が遅れて、花が少ない梅雨時の目を楽しませてくれています。これもそろそろ吹いた仔を整理しないといけません。

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前回ご紹介した不明ロビプシス。自然には仔吹きしませんが、これは元からあった株を胴切りしたもの。本当はもっと早くカキ仔すれば、もりもりと成長したのでしょうが、蕾の気配があったので開花まで待ちました。この後、カキ仔して放出苗に育てる予定。

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この金盛丸は親株がまったく見えないほど仔吹きして大きなひと塊になっています。こうなると植替がいたって面倒……。昨春の植替時に鉢底に仕込んだマグアンプが効いたのか今年は何度か爆開を繰り返しています。温室で地植えするのが一番かも知れませんね。

ここからはギムノカリキウムたち。

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いただきものの瑞昌玉(Gymnocalycium quehlianum 'curvispinum')は球体も花も「端正」のひと言。株が充実してきたのか、目に見えては大きくなりませんが初めて五輪同時開花です。

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底がうっすらと紅に染まるこの花の上品さはギムノの中でも特筆ものでは……。

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こちらもお気に入りのギムノ花、紅蛇丸(Gymnocalycium mostii)。昨春から植替を怠っていますが、去年より煩瑣に花を着けます。育ち具合や状態にもよりますが、ある程度の大きさのものは、劣化しにくい土と長期間保つ肥料を用いれば植替頻度を下げても良いのでは。

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もう一方の黒棘鳳頭(Gymnocalycium asterium)です。先日紹介の同種とは仲が悪く、同じフレームで隣り合っていても、これまで同時に咲いたことは一度もありません(w)。で、こちらの肌は綺麗な緑色。

6月半ばに播いた室内実生の結果が見えてきました。そこそこに発芽して順調そうなものが多いのですが、まったくの音無もいくつかあります。先週から一部にキリンウチワ接ぎを試しています。さて今回の打率は如何ほどに……。

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by aihal_polyhedron | 2014-07-12 23:10 | Cactus