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2011年 10月 21日

この時期のツルビニたち

明日から天気が崩れるそうですが、今日は暑いくらいの日でした。このところ天気の良い日が続き、フレームのビニールを貼り替えたせいもあって、通風に気をつけないと肌の弱いものは日焼けの危険があります。でも、そんな日も残り少なく、これからは一雨毎に季節は晩秋へと進んで行きます。
そんな残り少ない秋の好天の中、ツルビニさんたちが花開いています。小型種のツルビニカルプスは、小さくても可愛い花を見せてくれますし、子供のうちから老成したような姿もなかなか魅力的。場所を取らないことも、狭いフレーム栽培には向いていると思いますが、最近はあまり人気がないとか。もっと見直されて良いサボだと思いますが、どうでしょう。

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 ディッキソニアエ(Turbinicarpus dickisoniae)。ひょろ長い刺と多めの真っ白な綿毛のコントラストが気に入っています。

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 フラビフローラス(Turbinicarpus flaviflorus)。来春前に、深めの鉢に植え替えれば妙な傾きは解消されるでしょう。前回咲いた花はもっと黄色っぽかったような気がしましたが……。

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 奈良の園からオマケでいただいたハウエルニギー(Turbinicarpus jauernigii)、まだ2cm弱の子苗ですが三つとも花を咲かせてくれました。交配しておきましたから、たぶん種が採れるはずです。

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 先日、播種280日余りで開花したスパケラトス(Turbinicarpus pseudomacrochele ssp.pseudomacrochele var.sphacellatus)です。二番花の蕾が二つ上がってきましたが、どうやら交配しておいたものも結実しそうです。

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 夏前にスパケラトスをプシスに接ぎました。ぶくぶくと太って形が崩れるばかりでしたが、ここへ来て変化が現れています。恐るべしプシス接ぎ。どうやら仔を吹き始めるようです、それに蕾も……。現在、親指ほどの大きさですが、これで仔吹きを始めると、ちょいと無理な形になりそうです。

ホムセンでスタイロフォームを仕入れてきたのですが、暇が取れなくて冬に向けての保温と加温の準備がなかなか出来ません。今はまだフレーム内の最低温度が10℃を大きく切ることはないのですが、この調子なら11月に入ると、そんな日も出て来そうです。
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by aihal_polyhedron | 2011-10-21 23:32 | Cactus | Comments(2)
2011年 10月 13日

咲きました、実りました、裂けました

一週間ほど良い天気が続きました。陽の射す日中、風通ししていてもフレームの中は40℃以上に上がりますが、明け方には10℃を切る日もあって、サボたちも短い秋に精一杯育とうと、おおむね元気にしています。鉢いっぱいに育って窮屈になったり、用土の水はけが悪くなっているものもありますが、ここまで来たら、植え替えは来年までおあずけですね。

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 玉牡丹(Ariocarpus retusus v. frumdosus)。どうも私のところのフレームでは牡丹は機嫌良く育ってくれません。かなり遮光しているつもりですが、葉っぱ?は皺々で色艶も悪く、新芽もあまり吹いてくれません。風通しの良いベランダのフレームでは空中湿度が低すぎるのかも知れません。それでもこうして二輪、綺麗な花を見せてくれました。なるほど多くの人が牡丹に魅せられるのも分かりますね。サボらしからぬ、しっとりとした花です。

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 マタンザヌス(Melocactus matanzanus)。この夏に花座が出来て、初開花を迎えました。小さな目立たない花を、つい先日まで次々と咲かせていましたが自家受粉するのですね。にょっきっと可愛い実が現れました。艶々したピンク色の姿はゼリービーンズを連想させます。咲いた数だけ実ると相当な数になりそう。目を楽しませてくれるのは良いのですが、種が採れすぎるのもちょっと困りもの……。

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 金盛丸(Echinopsis calochlora) 昨秋、フレームに入れてから元気になって、花も見せてくれた金盛丸ですが、あまりにも旺盛に仔吹きするので、???と思っていたら……。成長点に問題があったのですね、数日前、いきなりパックリと成長点が割れてしまいました。春先、急激に水を吸って、側面が割れることはありますが、成長点が割れるというのは何でしょうね? とにかく、これ以上、育たないのは間違いありません。金盛丸の群生株なんてあるのでしょうか? せっせと掻き採って増やすことになりそうです。

プライドの高いお人は厄介です。自分が見えませんから、他人との距離感が掴めないのですね。中身のあるなしは関係ないようです。分以上に自分を高く評価するのがプライドですから……。今日は良い勉強をさせてもらいました。疲れますが、逆にほっとしています。
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by aihal_polyhedron | 2011-10-13 22:29 | Cactus | Comments(0)
2011年 10月 09日

色々です 良きこと、悪しきこと

10月に入って一気に涼しくなりました。4,5日前には朝の最低気温が6℃弱まで下がった日もあります。このところ天気の良い日が続き、今日は一年前に最初に作ったフレームのビニール張り替えたのですが大汗をかきました。
涼しくなってほとんどのサボたちが息を吹き返したようですが、さすがに花は少なくなりました。遮光を外したので、いくつかの肌が皺っぽくなって日焼け注意報発令中です。そろそろ防寒と保温の用意をしないと。

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 先ずは今日咲いた天司丸(Coryphantha bumamma)。実物はもっと輝くような黄色なのですが、この色はなかなか写し撮れません。

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 羅卒丸(Eriosyce rapifera)が蕾を上げ始めました。これは早春に咲くのが普通だと思うのですが狂い咲きでしょうか? 2月に我が家に来た時よりも二回りほど大きくなり、姿もしっかりとして来ました。こういう成長を目の当たりにすとうれしいものですね。

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 しかし、同じエリオシケでもこちら(Eriosyce taltalensis)はいけません。微量要素不足のいわゆる南米病の様相を呈しています。pH無調整のピートモスを1割ほど加えた用土に植え替え、月一でハイポネックス2000倍希釈を施肥していますが、今のところなかなか調子を取り戻せません。

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 もう一つ。これは月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)の昨秋の写真。三角おむすびのように情けない姿です。日照が足りないのかなと思っていましたが、この春になってますます具合が悪くなり、ちょっと触るだけでポロポロと刺が落ちてきました。えーいままよと胴切りしたのが5月頃。

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 そしてこれが今日の写真。胴切りして初めて分かったのですが、こんなふうに髄の部分が腐って空洞になっていました。これでは刺が抜けるのも当然ですね。頭だけでも生かそうと挿し木しておきましたが、この根本部分はこれまでだろうと諦めていたのですが……。まだ生きています。空ろな髄と抜け落ちた刺が痛々しい姿ですが、フニャフニャだった疣は固く膨らみ刺座から仔を吹き始めています。サボの生命力恐るべし。

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 こちらは挿し木した頭の部分。トンガリ頭も丸くなり、新しく瑞々しい刺を吹いて生き返ったようです。災い転じて何とやらというところでしょうか?
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by aihal_polyhedron | 2011-10-09 22:42 | Cactus | Comments(2)
2011年 10月 04日

びっくりです!

昨年末に生まれて初めてサボの種10数種を蒔きました。その中で唯一、自家採種のものがスパケラトス(Turbinicarpus pseudomacrochele var. sphacellatus)でした(発音に自信なし)でした。親株は昨秋、国内某園からオークションで入手したものでしたが、たった一つだけですが結実しいて、10粒の種が採れました。6粒が発芽し、幸いなことに、その全部が今も生き残っています(うち1つはプシス接ぎ)。ツルビニは成長が遅いと聞いているとおり、なかなか大きくならず、順調に行っても開花までには最低3年くらいはかかるのだろうと思っていました。
ところが……。夏前から、二つの苗の生長点につむじののような茶褐色の刺(毛)が生え始め、「小さいながら成長してるんだ」と喜んでいたのですが、10日ほど前から、そこから何か違うものが顔を出し始めました。「もしや」と思いましたが、播種からまだ1年も経たないのですから、「そんなはずはない」と半信半疑で毎日眺めていましたが、あれれ……。何と蕾のようです。いや、間違いなく蕾です。思わず目を擦りました。
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 そして……。
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 咲きました!(第一花は10月3日開花)。昨年末(12月22日)に播種して、たった285日での開花です。びっくりしました!
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 アップにしてみました(10月4日撮影)。あんな小さな種が発芽して、こんなに早く花まで咲かせてくれるなんて……。驚きを超えて、小さな命にどうしようもなく感動させられました。
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 なので、しつこく撮っています。これは昨日咲いた第一花を撮ったものです。体は小さいのに、花の大きさは親とほとんど変わりません。
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 でも、花色と雰囲気は親とはかなり違います。子の方の花はずいぶんピンクが強い花弁となっています。近所にあった同属種と自然交配しているのかも知れませんが、ネットで見ることが出来るスパケラトスの花は、この実生苗の方に似ているものが多いようです。親の方は、春以来、こんな風に何度も吹いた仔も含めて同時開花を何度も見せてくれています。思わず、相互に交配してみましたがどうなることやら。こういう戻し交配は邪道でしょうか?
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 ちなみにプシス接ぎした6つのうちの1つはこんな状態です(手前左)。太り方はなかなかのものですが、形がちょっと崩れ気味で、成長点のつむじもいささか間延びした感もあり、蕾の気配は今のところありません。
いやあ、びっくりしました。もちろんうれしい驚きです。
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by aihal_polyhedron | 2011-10-04 23:20 | サボテン実生 | Comments(7)
2011年 10月 01日

涼しくなりました

急に涼しくなりました。今日は北西からの風が強く、涼しさを通り越して寒いくらいでした。成長して鉢いっぱいになったものなど、まだもう少し植え替えたいサボがあるのですが時期を逸してしまったようです。無理せず来春前までこのまましておくべきでしょうね。
この一年間、新サボを買ったり実生を始めたりで、あっと言う間にスペースがなくなり、先日、突貫工事で3つめのフレームをベランダに作りました。これでいちおうはすべてのサボをフレームに入れて越冬させられるようになりました。無加温で休眠させるもの、電熱マットで加温して冬越しさせるものを分類するため、それぞれのサボたちの冬の管理(耐寒性や水やり)を研究中です。

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 3月に播種したエリオシケ10種などを第一フレームにまとめました。それぞれそれなりに成長しています。エリオシケは先月中に三度目の植え替えを行いました。大きめの茶角鉢に植えましたが、この鉢、近所のホムセンで手に入り、大きさはちょうどいいのですが、深いので用土を食い過ぎます。もう少し浅い角鉢がないかと物色中です。
この大きさの実生苗では冬の間も完全断水は厳しいでしょうから、加温して越冬させるつもりです。取らぬ狸ですが、順調に行けば来春の植え替え後、ご希望の方があればエリオシケたちをお分けすることが出来そうです。
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 5月末に播いた難物君たちも、成長は遅いものの消えるものは殆どなく夏を過ごしました。成球になれば寒さへっちゃらでしょうが、一年目の冬はある程度は加温して、干涸らびさせないように過ごさせる方が良いのかなと思っています。
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 昨年末に播いた綾波はここまで旺盛な成長を見せてくれています。開花まではまだ相当かかるのでしょうが、最初にチャレンジした実生が順調に育っていてくれるのは励みになります。

後しばらくでご報告出来ると思いますが、実はもう一つ、実生を始めて良かったとつくづく思わされることがあります。それなりに手間はかかりますが、実生って本当に面白いですね。サボの中には自生地では絶滅寸前というものもあるそうで、それが遠く離れた日本でちっぽけな種から育っていくなんて何とも不思議ですよね。この冬の実生、何を播こうかな? 病膏肓に入るですね(笑)。

種子のお裾分け、多くの方のご応募をいただきました。厳正?抽選の結果、ご当選の方に種子を送らせていただきます。どうも有り難うございました。
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by aihal_polyhedron | 2011-10-01 23:08 | サボテン実生 | Comments(0)