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2011年 12月 31日

とうとう大晦日

あっと言う間に日が経って、今日はとうとう大晦日。うーん、いつものことですが、どうにもそういう感じがしないのですね。来春に結婚する長男が彼女を、東京で学生している長女が彼氏を連れてきたので、賑やかなお正月になりそうです。
それとはまったく関係なしに、遅れていた実生苗の植え替えをようやく終えました。サボに始まりサボに終わる一年か? 

これらは、8月末に室内で実生を始めたものです。その頃なら外でも発芽させられる温度でしたが、どうせ冬前には室内に取り込まないといけなくなるので最初から室内で始めました。

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 緋花玉(Gymnocalycium baldianum)。10月末頃に一度植え替えましたが育ちが速く、ご覧のように山盛り押しくらまんじゅう状態です。
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 天司丸(Coryphantha bumamma)。春先に信州の園からやって来た時には既に立派な結実がありました。黒刺タイプということですが、今のところはそんな兆候は見えません。これは発芽後、まだ一度も植え替えていません。
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 緋花玉×多花玉(Gymnocalycium multiflorum)。深い考えもなしにギムノの幾つかを交配させたうちの一つです。
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 で、植え替えたプリプリ、ツルンツルンの緋花玉です。
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 こちらは植え替えた天司丸。
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 緋花玉×多花玉。緋花玉同士の交配とはまったく姿形が違いますね。咲くとすればどんな花が咲くのでしょう? ちょっと楽しみです。これも発芽後の植え替えがまだです。
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 緋牡丹錦(Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichii 'Hibotan Nishiki')も植え替えました。これは見るからに成長が遅そう。初夏になったら、我慢仕切れずに接いでしまうかもしれません。
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 植え替え前の緋牡丹です。発芽率は驚くほどよかったのですが、ご覧のようにほとんどが斑の入らない牡丹玉でした(笑)。よさげなものは、毎年大量に播いたものの中から選別されているのでしょうね。そういう根気は私にはなさそう(w)。
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 向かって左・月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)。腐りが入って胴切りした親株の結実を採り蒔きしました。ほんの数粒播いて3つが発芽し生き残っています。真ん中の列は、緋花玉×カルミナンサス(Gymnocalycium carminanthum)。発芽率が悪く、成長もご覧とおり遅々たるもの。やはり無闇な交配は良くありませんね。向かって右奥の一つ・緋花玉×征冠玉(Gymnocalycium sigelianum)。これはこの一個しか発芽しませんでした。何とか育って欲しいとは思いますが、こういう興味本位の交配はよろしくないですね、もう止めます。右手前2個の地久丸も、たったこの2個のみの発芽で育ちも良くありません。実が弾けるくらいまで放っておいた方が良かったようです。

この実生第2ボックスは、蛍光灯の育成灯と小型ヒーターを半日ONにして、日中は30℃強、夜間は10℃ほどを保っています。人工光というハンディはありますが、真冬でも実生苗たちは寒さ知らずに育ってくれます。春に外のフレームに移すまでに精一杯成長させるつもりです。去年の経験から、こうしておけば、外光デビュー後、しばらく固まっても、トータルでの成長はずいぶん早くなりますから。

さてと、年が明けたら今度は届いているエリオシケと頂き物や自家採種のツルビニなどを播きましょう。来年もサボに始まる新年になりそうです。では、みなさん、よいお年をお迎えください。
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by aihal_polyhedron | 2011-12-31 20:40 | サボテン実生
2011年 12月 29日

寒波小休止

今日で仕事納めという方も多いのでしょうね。私の仕事には特に仕事納めということはないので、お正月と言ってもあまり感慨は湧きません。それでも公私ともに正月準備には追われています(w)。
このところずっと、陽射しも殆どなく、雪か時雨模様の日が続いていましたが、今日は久しぶりに午前中から晴れて、明るい陽射しに恵まれました。そんな中、マミラリアなどが蕾を膨らませています。でもまた明日からはしっかり冬型に戻るようです。

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 昨秋やって来たブカレンシス(Mammillaria bucareliensis)はこの一年でずいぶん膨れ上がり、見違えるように逞しくなりました。環境変化のせいか昨シーズンは花なしでしたが、ご覧のように今年はぐるっと蕾を着けています。こういう反応は何であってもうれしいものですね。でも、十分に日照がないせいか、なかなか全開にはなりません。たくさん蕾が出てますから、そのうち好天が続けば綺麗に開いた花が見られるかも知れません。気長に待ちましょう。花の間、下の膨らみは仔吹きのようです。反対側には人面創のような仔が吹いています。どんな形になるんでしょうか?

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  玉翁(Mammillaria hahniana)は開花が始まっています。花は地味なマミラリアそのものですが数で勝負です。たぶん、寒いフレームを春まで彩ってくれることでしょう。

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  仔吹きと言えばこの月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)です。トンガリ頭で刺をポロポロ落としていたものを胴切りして何とか助けました。残った元株の方は、ポッカリと髄に空いた穴が痛々しいのですが、元気いっぱいに吹いた仔たちが綺麗な赤鈎刺を伸ばし始めています。満遍なく吹いてくれれば有り難いのですが、どういうわけか仔吹きは片側に偏っています。私の拙い世話で腐らせてしまったのですから、文句を言う筋合いではありません。見守っていかねば。命の危険に晒されたせいでしょうか。この月影丸は自家受粉して二花ほどだけ種を実らせました。採り蒔きしたうち、三つが芽生えて室内の実生ボックスで成長中です。このサボの種保存の執念、凄いですね。

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  晩秋の入口で咲き出した羅卒丸(Eriosyce rapifera)が次々と咲いています。葉緑素が殆どないような肌色ですが、夏過ぎの植え替え以来、地道に成長を続け、春先にやって来た時から二回り以上大きくなってくれました。でも、他の早春咲きのエリオシケ(旧ネオポルテリア)たちに蕾の気配がないのに、こんなに早く咲くとは! 狂い咲きかと心配しますが、おかげでフレームの中を賑わしてくれています。

今日、ようやく一仕事終えて、8月末に播いた自家採種の緋花玉を植え替(二度目)えました。一昨日にはサクシードからエリオシケの種子が14種届いています。このナーサリーはオーダーへの反応が早く安心ですが、植え替え、種蒔きと年末年始にてんてこ舞いになりそう。頂き物や自家採種のツルビニも播かないと。忙しくも楽しいお正月になりそうです(w)。
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by aihal_polyhedron | 2011-12-29 00:36 | Cactus
2011年 12月 25日

冬将軍到来

ご無沙汰しておりました。ようやく繁忙期を過ぎたと思ったら冬将軍の到来となりました。これから長く暗い北陸の冬が本格化していくことでしょう。ほとんどのサボたちも休眠に入っているようです。こちらも休眠したいと思いますがお正月準備が待っています(笑)。

先日、急用ついでに長浜の廣仙園さんへ寄って来ました。いつもの如く、園主さんから貴重なサボ話をお聞きし、マミラリアを3鉢ほどいただいて帰りました。

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 今朝のベランダの様子です。湿気を含んだ大粒の雪が積もり始めました。フレームの外に吊した温度計は-2℃を指しています。さらに寒気が強まると、この雪がだんだんサラサラの粉雪に変わり、まとまった積雪となります。
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 ソリシオイデス(Mammillaria solisioides)。マミラリアにしてはけっこう大輪の花を咲かせています。上品な薄黄色の花がハウスの中で目立っていて連れ帰りました。ぐるっとたくさん蕾を着けていますから冬の終わりまで楽しめそうですが、肝心の日照が少ないのでちゃんと咲いてくれるかどうか?
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 ヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)。これはもうあらかた花が終わっているようです。
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 明日香姫(Mammillaria vetula ssp. gracilis cv. ARIZONA SNOWCAP)。上の二種は実生から育ったものですが、こちらはカキ仔。園芸種として作り出されたもので実生は出来ないそうです。発根させるために室内の実生ボックスに収容しましたが、どうやらしっかりと根を張り始めたようです。春まで半日加温状態で過保護に暮らしていただきましょう。

園主さんいわく、温暖化が進む中、サボの管理もそれに合わせて変えていかなければならないとのこと。春は桜の開花時期が目立って早くなり、替え時期がどんどん早まっていて、夏は熱帯夜が長く続き、秋の訪れが遅くなって、実際、太平洋側の園では一部種の栽培に支障が出始めているそうです。こういう状況では、春先動き出す前に植え替えるという従来のやり方だと、すでに動き始めている根を切ってしまうことになって、腐らせないまでも成長のスタートが遅れてしまう。それよりも、長い夏の間、しっかりと休眠させて、秋前に植え替え、長くなった秋の好天を利用して成長させて冬を迎える方がいい。秋前の植え替えなら、春先よりも気温も高く発根も容易になる。理にかなった方法だと思います。あと、植え替え時期を逃して、鉢穴から根が出たものや用土が悪くなったものは無理に根切りしたりせず、土を落とさずに一回り大きめの鉢に入れ替え、肥料が足りないようなら液肥をやると良いとのこと。なるほど、でした。温暖化は困りものですが、これまでの固定観念にとらわれず、よりサボたちの生理にあった育て方を試していくには良い機会なのかも知れませんね。

何だかマミラリアの大輪ものが欲しくなり、近日中にメサガーデンに種子を注文しようと現在物色中です。エリオシケの種子もサクシードにオーダーしてあるし、明日香姫の後ろに見えるように、夏の終わりに播いた自家採種ものも植え替えを待っているというのに困ったものです。冬の間に家の中が実生ボックスだらけになりそう……。
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by aihal_polyhedron | 2011-12-25 09:57 | Cactus