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2012年 02月 18日

春へ

昨晩は地吹雪が吹き荒れ、積雪は数cmでしたが、樹木や建物の北側にはびっしりと粉雪が張り付き、今朝起きるとベランダのフレーム蓋が凍りついていました。これが最後の本格的冷え込みになると良いのですが……。
それでも、蓋を開ければ春に向かって、サボたちが蕾を膨らませています。

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 精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)。年末には蕾らしきものが見えて来たのですが、初めはヘソのゴマ程度の頼りないものでした。その後、なかなか動き始めませんでしたが、ここへ来てはっきりと膨らみ始めました。天候に依るでしょうが、一週間ほどで咲きそうな気がします。ちょうどその頃は出張中。見られるのは二番花以降になりそうです。
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 白鯱(Gymnocactus knuthianus)。こちらは昨年11月半ばに一度開花し、その後も年末から出蕾していましたが、無加温フレームに居ることもあって、固まったままほとんど動きませんでした。まだフレーム内が零下になることもありますが、昼間時間の長さを感じてか目に見えて膨らんで来ています。
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 暗黒王(Eriosyce clavata)。去年は2月末には開花していましたが、これは蕾付きのものを買い入れたためでした。環境が変われば、同じサボでも開花期はずいぶん前後するということなのでしょう。夏の終わりに植え替えましたが、遅ればせながらでも蕾を上げて来たので一安心。青肌・黒刺に映える濃いピンクの花ももう少しで拝めそうです。
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 冬仙玉(Genus Eriosyce Philippi 1872 Neoporteria sp)。昨シーズンは年末に出蕾し、2月末には開花していたのに、今年は蕾の気配もなく、毎日のようにフレームを覗き込んで心配していました。今日、目を凝らして見ると、刺座に微かなピンクの膨らみが。ふた月遅れの出蕾ですが、去年、花後と夏の終わりの二度植え替えたことが影響したのかも知れません。それでも一年前より二回りほど成長していますから、賑やかに咲いてくれるのではないかと期待しています。
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 銀翁玉(Eriosyce senilis)。
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 白翁玉(Eriosyce senilis var. multicolor)。銀翁玉と白翁玉は1月半ばには蕾を擡げていましたが、いよいよ開花に向けて歩み出したようです。この両者や白仙玉もエリオシケ・セニリスのバリエーションに含まれるようです。senilisとは老人を意味するそうですが、なるほどという感じです。私の頭もこれに近づきつつあります(w)。これらはフィールドナンバーの分からない国内実生ものですが、原種はチリの内陸、標高400mから900mくらいの山地に生育しているようです(中には2000mを超えるものも)。
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 羅卒玉(Eriosyce rapifera)。こちらは夏の終わりの植え替え後、10月には蕾を上げ、11月から冬の間も連続して咲き続けています。しっかり数えてはいませんが、これまでに20近く開花しています。手前の花に見えるように、同じ刺座からも次々と花芽を上げるようです。Cactuspediaに依れば、Eriosyce subgibbosaの異型シノニムだそうですが、原種はsenilisと同じチリでも、もっと海岸に近く標高の低い場所に自生していると言います(標高約20m~100m)。まだ続々と蕾が上がって来ているので、ずいぶん長く楽しませてくれるようです。花後は液肥をあげるなりしてしっかり成長してもらいましょう。

月曜から十日ほど出張のために留守をします。帰る頃には兆しではなくて、春の徴が見えるようになっているといいなあ。
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by aihal_polyhedron | 2012-02-18 22:31 | Cactus
2012年 02月 13日

新着サボたち

気配はしても春まだ遠しという感じですが、ちょっとむらむらして新しいサボたちに手を伸ばしてしまいました。まだ休眠している中に入手して、動き出す前に植え替えて春を迎えようという作戦です。

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 先ずは近所のホームセンターで救出を待っていたサボ2株を連れ帰りました。
左・獅子王丸(Notocactus submammulosus var. pampeanus)。右・刺無短毛丸(Echinopsis eyriesii)。このホムセンに来てから、そう日も経っておらず、それなりに元気そうです。刺無短毛丸は、あわよくば仔を取るなりして、プシス台養成に使おうかと。
二つとも岐阜の某園のラベルが付いていましたが、表土は接着剤で固められているし、用土には発泡スチロールも混ざっているというホムセン仕様の状態でした。ぬるま湯につけて接着剤を溶かし、湿気取りで根を乾燥してから植え替えたのがこの姿。発根は後日でいいので、乾燥した用土で植え込みました。もう少し暖かさが感じられるようになってから灌水を始めようと思います。

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 毎週金曜日の晩にWebカタログが更新される信州の園。先週金曜日の晩は、ちょっとアルコールが入っていたせいもあって、今までになく奮発して注文してしまいました。速攻で送っていただき、日曜日には丁寧な梱包で届きました。
奥左・ゴジラ(Roseocactus fissuratus 'Godzilla')、奥中央・鷲爪玉(Gymnocalycium onycacanthum)、奥右・紫太陽(Echinocereus rigidissimus v. rubispinus)。中左・象牙丸錦(Coryphantha elephantidens)、中右・ラゴネシー(Gymnocalycium ragonesei)。手前左・琉璃兜錦(Astrophytum asterias f.nudum)、手前右・綾波錦(Homalocephala texensis)。
ゴジラは奮発しただけのことはある綺麗な苗。紫太陽と班ものは、あわよくば家にある株と交配し実生してやろうという魂胆。渋めの肌のギムノ2株は、厳しく断水されているのか見事に縮んでいます。春になってぐんぐん膨れ上がってくれるのが楽しみです。

LED電球もけっこう値段が下がってきました。これを利用しての室内実生を考え中。冬の加温と夏の温度差を保つことが可能なら、通年、安定した実生が出来そう。アイディアがまとまり次第実行したいのですが、いかんせん暇とスペースが足りません。あ、後、先立つものも……。
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by aihal_polyhedron | 2012-02-13 23:25 | Cactus
2012年 02月 11日

二度目のエリオシケ実生 播種後一ヶ月

今日は久しぶりに晴れ上がり暖かい日。お日様の有り難さを実感しました。
二度目のエリオシケ実生が播種後一ヶ月を迎えました。親バカな成長記録ですので、軽ーくスクロールしてください(w)。種名とフィールドNo.、()内の産地情報は種子購入元のSuccSeedよりの情報です。フィールドNo.にリンクのあるものはクリックするとSuccSeedが公表している成球写真が開きます。産地の高度やシノニムはCactus and Succulent Field Number Queryを参照し補足しました。

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 左・Eriosyce heinrichiana v.setosiflora (ハインリッヒアーナ・セトシフローラ) FK23(Tongoy,Punta Lenguade Vaca)。右・Eriosyce odieri subsp.glabrescens (オディエリ・グラブレスケンス) FK53(S Totoral,40m)。
FK23のシノニム:Pyrrhocactus setosiflorus v. intermedius。産地:Punta Lengua de Vaca, Chile。高度:10m
FK53のシノニム:Thelocephala glabrescens。産地:South of Totoral, Copiapo (on coast), Chile。高度:100m。和名:黒仏頭。
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 左・Eriosyce crispa subsp.atroviridis (クリスパ・アトロウィリディス) FK105。右・Eriosyce taltalensis subsp.paucicostata (タルタルエンシス・パウチコスタータ) FK108(Paposo,1800m,Chile)
FK105のシノニム:Pyrrhocactus atroviridis。産地:22km South of Vallenar, Huasco, Chile。高度:900m
FK108のシノニム:Pyrrhocactus tenuis; = EG 4183。産地:East of Paposo, Antofagasta, Chile
。高度:1300m
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 左・Eriosyce limariensis (リマリエンシス) FK12(Socos,400m)。右・Eriosyce andreana (アンドレアーナ) FK593(Famatina,Arg)
FK12のシノニム:Pyrrhocactus limariensis。産地:Valle de Elcanto, South-West of Ovalle, Socos, Limari, Chile。高度:400m
FK593のシノニム:Pyrrhocactus andreaeanus Holotype in DBG Phoenix。産地:Sierra Famatina, La Rioja, Cuesta de Piedra Pintados, Argentina。高度:1830m
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 左・Eriosyce tenebrica ´fankhauseri´ (テネブリカ・ファンクハウセリ) FK402 (Trapiche)。右・Eriosyce limariensis (リマリエンシス) FK18(RioMolles,1500m)
FK402のシノニム:Thelocephala fankhauseri。産地:Elqui, Trapiche, north of town, amongst FK 401, Chile。高度:310m。
FK18のシノニム:Pyrrhocactus limariensis。産地:Coquimbo, Limari, Ovalle, Rio Molles, Chile。高度:1500m
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 左・Eriosyce aerocarpa (アエロカルパ) RMF299 (40 km w Canto del Agua Chile)。右・Eriosyce napina v.duripulpa (ナピナ・デュリプルパ) RMF277(Punta Lobos,Chile)
RMF299の産地:West of Canto del Agua, Chile。高度:400m
RMF277の産地:Punta Lobos, Chile。高度:-。
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 左・Eriosyce krausii (クラウシィ・モールレオラータ) FK773(S Barquito,Chanaral,Chile)。右・Eriosyce odieri subsp.glabrescens (オディエリ・グラブレセンス) FK815(Carrizal Bajo)
FK773のシノニム:Thelocephala malleolata v. solitaria。産地:Chanaral, South of Barquito (km 960), Antofagasta, Chile。高度:90m
FK815のシノニム:Thelocephala glabrescens。産地:South of Carrizal Bajo on hills, Huasco, Chile。高度:125m
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 左・Eriosyce napina (ナピナ) FK159(10km S Freirina)。右・Eriosyce napina (ナピナ) FK162(6km South of Freirina,Huasco,250m)
FK159のシノニム:Thelocephala napina。産地:10km South of Freirina, Huasco, Chile。高度:300m
FK162のシノニム:Thelocephala napina。産地:6km South of Freirina, Huasco, Chile。高度:250m
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 ここからは昨年三月に播いたエリオシケ実生からの五種です。ベランダの加温フレーム(最低温度約7℃)にいますが、冬の間もけっこう旺盛に成長しています。
Eriosyce subgibbosa v. nigrihorrida (サブギボッサ・ニグリホルリダ) FK22 (Tongoy)。
FK22のシノニム:Neoporteria nigrihorrida。産地:East of Tongoy, Elqui, Chile。高度:70m
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 Eriosyce taltalensis subsp. pilispina (タルタルエンシス・ピリスピナ) FK772 (Caleta Flamenco (km 945 to km 955) Chanaral 20m Chile)
FK772のシノニム:Pyrrhocactus pilispinus。産地:nr Caleta Flamenco (km 945 to km 955), Chanaral, Chile。高度:20m
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 Eriosyce crispa v. huascensis (クリスパ・フアスケンシス) FK74 (Huasco)
FK74のシノニム:Pyrrhocactus huascensis。産地:3km North of Huasco, Chile。高度:15m
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 上・Eriosyce recondita ´vexata´ (レコンディタ・ヴェクサータ) FK369 (Morro Moreno Chile)。下・Eriosyce taltalensis subsp. paucicostata (タルタルエンシス・パウチコスタータ) FK389 (45 km S of Paposo)。
FK369のシノニム:Pyrrhocactus vexatus。産地:Morro Moreno, Antofagasta, Chile。高度:930m
FK389のシノニム:Pyrrhocactus neohankeanus。産地:45km South of Paposo, Antofagasta, Chile。高度:50m
いちおう二種類なのですが、私の目には四種類くらいあるように見えます(w)。バリエーションと言うにはあまりにも違いすぎるような……。

実生床の表土に使ったバーミキュライトは根の潜りは良いのですが、一旦乾くと表面がパリパリになって水を吸わなくなるのが困りものです。播種前に鉢ごと電子レンジで加熱消毒していますが、いくつかの鉢に青苔の兆候が見え始め、園芸用殺菌剤(ハナガードAL)を時々噴霧しています。苔が蔓延るより前に、植え替えに適当なくらいまで育ってくれれば良いのであまり気にはしていません。
今回播いたエリオシケの中には、産地高度がかなり高いものが含まれていますから、去年のものたちのようには簡単にいかないだろうと”覚悟”しています。三月に入ったら一回目の植え替えをし、生育を確認後、暖かくなってからベランダのフレームに移す予定です。夏の酷暑を涼しく過ごさせる方法を考えないと……。
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by aihal_polyhedron | 2012-02-11 22:59 | サボテン実生
2012年 02月 05日

立春過ぎて

沖縄を除く46都道府県で最低気温が零度を切るという記録的寒波も今日は一段落、当地でも久しぶりに青空が広がりました。とは言っても、そこは北陸、一日快晴というわけにはいきませんが。
寒波の間、こちらでもベランダの最低温度-7℃、無加温フレーム内-4℃まで下がりましたが、サボたちは何とか耐えてくれたようです。そんな中、立春を迎え、わずかですがサボたちの動きが始まっています。

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 一月末のベランダの様子です。一晩での積雪はこの時が一番多かったようで30cm強。記録的な豪雪で難儀されているところが多いようですが、当地はこの冬、雪雲の通り道から外れているらしく、北陸三県でも石川が一番積雪量が少ないようです。後十日も辛抱すればドカ雪の心配はなくなると思います。

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 玉翁(Mammillaria hahniana)。一月初旬からぼちぼちと咲き始めていましたが、ここへ来て花がリング状に連なりました。昨シーズンは環境変化からか、綺麗な花輪状になることもなかったのですが、昨夏の終わりに植え替えて以来、秋の間、機嫌良く育ち、形もしっかりして念願の花輪を見せてくれています。(無加温フレーム内)

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 一つ一つの花は小さいけれど、こうやってぐるっと咲くとなかなかに華やか。冬から早春に開花するマミラリアなどは、夏の休眠明けに植え替え、秋に出来るだけ成長させて冬を迎えるのが良いのかも知れません。

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 カルメナエ(Mammillaria carmenae)。このマミ、昨春に某園から来た小群生株でしたが、夏前に腐らせてしまい、胴切りして何とか三つ生き残ったものです。いちおう機嫌良く新刺も出し、こうして可愛い花を咲かせてくれました。挿し木してから植え替えをサボっていますから、暖かくなったら植え替える予定。(加温フレーム内)

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 昇竜丸(Turbinicarpus schmiedickeanus)も時々思い出したように開花しています。もう一株あるのですが、開花が合わず種を取ることはまだ出来ていません。(加温フレーム内)

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 千波万波(Echinofossulocactus multicostatus f.elegans)に花芽が見えてきました。一昨年秋にやって来たのですが、昨春はとうとう花を見せてくれず、淋しい思いをしましたが今年は咲いてくれるようです。(無加温フレーム内)

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 縮玉(Echinofossulocactus zacatecasensis)にも花芽を確認しました。綾の多さばかりが目立つエキノフォスロカクタスですが、よく見れば千波万波もこの縮玉も刺座の綿毛と透き通るような白刺がなかなか魅力的。(無加温フレーム内)

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 ホルスティ(Discocactus horstii)。花芽のように見えるのですがどうでしょう? 春から夏にかけて二回りほど大きくなりましたが去年は花なし。花座形成の時を迎えたのでしょうか、それにしても出蕾時期が少し早いような気もします。(加温フレーム内)

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 篝火(Echinocereus triglochidiatus var.gonacanthus)。こちらは春まだ遠いお姿。無加温フレーム内でほぼ断水状態で冬越しさせていますが、夏の終わりからは一回り半ほど縮んでしまったものの-4℃にも平気という感じです。暖かくなったら反動でどれだけ伸びるか楽しみです。
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by aihal_polyhedron | 2012-02-05 21:57 | Cactus