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2012年 06月 30日

橙花不明プシス、開花!

昨夕、いよいよという感じだった不明プシスが咲きました。夜咲きなのに失念していて、今朝早く起きたらビニールトンネルの中で朝日の中で輝いていました。

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ごちゃごちゃしたビニールトンネルの中で上手に花茎を伸ばして咲いています。このプシス、ずいぶん前に父母が誰かからもらったもの。名前も分からず、長い間、植え替えもされず軒下に放置されていましたが、昨春植え替えてやると元気が出て花を咲かせました。今月初めにピークを迎えた白花不明プシスもまだぼちぼちと咲いています。

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開花球が三つありますが、それぞれ蕾が幾つも上がっていますから梅雨明けまで楽しめそうです。手前の白花不明プシスは昨冬を叔母のところで過ごし、日当たりが悪かったせいか花は着けず仔ふきに専念しているよう。白檀の花もほぼ終わりですね。

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一本だけ連れ出してポートレート風に撮りました。昨年は元気を取り戻したものの、開花は一輪だけに止まっていましたが、昨冬、寒さに晒して休眠させたのが良かったのか、ググッと太って三輪同時開花です。この花色は魅力的(自画自賛)。

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見事な花なのに、そこは夜咲きの悲しさ、正午頃にはすっかり萎んでしまいました。

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健気に一輪咲いた白花不明プシスもアップでお顔を一枚。飛び出した雌蕊、雄蕊の並び方、橙色とはずいぶん違います。橙の方は何か他の属とのハイブリッドなのかも知れませんね。

梅雨入りしているのに一週間ほども好天が続いた当地ですが、今夜から雨になりました。サボ飼いにとっては何とも焦れったい季節の到来です。焦らず腐らず、じっくり行きましょう(w)。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-30 23:15 | Cactus
2012年 06月 28日

咲きました

今日二度目の更新です。

咲きました咲きました。エリオシケ実生の先陣を切ってレコンディータ・ヴェクサタが咲きました。

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Eriosyce recondita "vexata" FK369。2011年3月に播種して1年3ヶ月余り(470日)での開花となりました。一昨年末にサボ実生を始めましたが、スパケラトス(ツルビニカルプス属)、奇想丸(セチエキノプシス属)、十稜兜×花園兜(アストロフィツム属)に次いで、これで4種目の開花となります。どんなサボでも開花はうれしいものですが、自分で種から育てたサボがこうして花を見せてくれるうれしさは格別です!

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同じくヴェクサタ。蕾がもう一つ上がっています。でも、他の同種は蕾の気配も見えません。でも文句は言いません、腐ってくれさえしなければ。

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同じくヴェクサタ。この種子の購入先SuccSeedのWEB画像では、もっと澄んだ感じのレモンイエローだったのですが……。同種でも個体差があるのかも知れません。これから咲いてくれるだろう他の個体に注目です。

レコンディータ・ヴェクサタの自生地はチリ北部の太平洋に面したアントファガスタ州(Antofagasta)の半島山上付近(標高約900m)。WEB検索した画像で見ると、他にこの辺りにはコピアポアなどが自生しているようです。海岸線にあるアントファガスタ市でも、夏の最高気温が31℃、冬の最低気温が5℃ですから。標高の高い自生地では最高・最低気温ともそれよりかなり低いと見た方がいいでしょう。また、ここは7~10年に一度しか雨が降らず、海霧から水分を得て生育していると言われています。今まで腐らずにいてくれたことに感謝! 夏は出来るだけ涼しく過ごさせた方が良さそう。ちなみに自生地でこの種は絶滅危惧種に指定されているそうです。


今日は他にも黄花サボが開花しています。

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大仏殿(Echinocereus luteus)と香花丸(Dolichothele baumii)。大仏殿は中8日で二度目の開花です。せっかくですから、春から咲き続けている香花丸とデュオで撮りました。大仏殿はあと3つ蕾が上がっています。去年も最初に三輪同時に開花していますが、その後は一輪だけの開花でしたから今年は得した気分です(w)。

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恩塚ランポー(Astrophytum myriostigma cv."ONZUKA")。黄花つながりでもう一種(w)。どちらも4月から何度か咲いていましたが、初めて同時開花にこぎ着けました。これはチャンスとばかり綿棒を持って受粉させようとしましたがまだ花粉が出ていません。明日に期待です。


実生エリオシケが初開花を迎えたのはうれしいのですが、実は同じエリオシケで腐り始めたものも出ています。odieri v. monte-amargensis FK522とtaltalensis ssp. pilispina FK772が、それぞれ一本ずつ逝ってしまいました(涙)。一緒に寄せ植えしている株は元気に育っていたりしますから何が悪いのか……、悩みは尽きません。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-28 22:58 | サボテン実生
2012年 06月 28日

播きました

入梅中なのに好天が続いていることに背中を押され、二ヶ月越しで準備しながら遅れていた夏実生をようやく始めることができました。

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海外の二店(MESA GARDEN、Köhres Kakteen)から取り寄せたものプラス、自家採種も含め、北米・南米取り混ぜて全部で58種。無事発芽して育って欲しいのはもちろんですが、そうなったらそうなったで大変なことに(w)。まあ、そんな取らぬ狸の皮算用をする前にちゃんとケアしてやらないと。

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今回は種類がちょっと多いので、ホムセンで見つけたこういうものを使いました。野菜などの育苗に使うポッドのセットです。左のポッドを真ん中のプラ枠に重ね、右のトレイで腰水します。

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用土の流失防止と水はけ確保のため大粒の赤玉土をポッドの底に入れました。発芽後二、三ヶ月で植え替えるので、それほど必要にならない用土をケチる目的も含まれています(w)。

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用土を入れてコテで平らします。用土は、赤玉土・軽石・鹿沼土・珪酸塩白土の細粒で、北米用・南米用で若干ブレンドを変えています。おまじないのようなものですね(w)。どちらにも、市販の実生種蒔き用土を一割、初期の肥料分として混ぜてあります。

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表土にはバーミキュライトを使いました。赤玉土やイソライトよりも発根したばかりのデリケートな根が潜りやすいように思います。それに、赤玉土は細粒だとけっこう早く粒が壊れて泥状になりやすく、イソライトは乾くとパリパリになりがちでした。5mm程度の引いた表土は、これもコテで表面を平しておきました。

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沸騰させた熱湯を如雨露でかけて消毒します。室内実生の場合は小さな角鉢を使うので電子レンジで殺菌できますが、これは大きさ的に無理。まあ、これもおまじないに近いかも知れません(w)。

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夕方から夜にかけて家の中でせっせと播きました。小さな種は簡単に風で飛ばされますからベランダでは播けません。家人に白い目で見られながらの種蒔きです(w)。
蒔き終わって腰水をし、透明なプラ蓋を被せて実生用フレームに納めました。あぶれた種は育苗ポッドの奥に見える小さな角鉢に播きました。こちらも腰水とプラ蓋をしてあります。こちらは電子レンジで殺菌したので、熱湯消毒との違いが出るかどうかも興味あるところです。

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フレームの蓋をして雨よけ屋根に納めた図。遮光フィルムなどを使って、都合50%強の遮光をしてあります。これで快晴だった今日だと内部の温度は40℃前後に上がります。これ以上上がるようだと、側面下部に通風孔を空ける必要があるかも知れません。

さてさてどうなりますやら? 先ずは順調な発芽に期待です。

今回播いたものは、
01.Gymnocalycium armatum(Köhres Kakteen)
02.Gymnocalycium berchtii VS161(Köhres Kakteen)
03.Gymnocalycium bodenbenderianum「怪竜丸(Köhres Kakteen)
04.Gymnocalycium brachypetalum P101(Köhres Kakteen)
05.Gymnocalycium calochlorum - v proliferum P203(Köhres Kakteen)
06.Gymnocalycium castellanosii「剣魔玉」(Köhres Kakteen)
07.Gymnocalycium chubutense(Köhres Kakteen)
08.Gymnocalycium ferox - v ferocior(Köhres Kakteen)
09.Gymnocalycium heuschkelianum(Syn: G. denudatum var. heuschkelianum)(Köhres Kakteen)
10.Gymnocalycium horridispinum(Köhres Kakteen)
11.Gymnocalycium kozelskyanum(Köhres Kakteen)
12.Gymnocalycium mazanense - v ferox「闘鷲玉」(Syn: G. hossei,G. guanchinense)(Köhres Kakteen)
13.Gymnocalycium obductum P121(Köhres Kakteen)
14.Gymnocalycium piltziorum P38(Köhres Kakteen)
15.Gymnocalycium spegazzinii「天平丸」(Köhres Kakteen)
16.Gymnocalycium uruguayense(Köhres Kakteen)
17.Discocactus alteolens HU232 10K(Syn: D. placentiformis,D.crystallophilus)(Köhres Kakteen)
18.Discocactus horstii 10K(Köhres Kakteen)
19.Discocactus pugionacanthus HU462 10K(Köhres Kakteen)
20.Discocactus spinosior 10K(Köhres Kakteen)
21.Acanthocalycium glaucum WR872(Köhres Kakteen)
22.Acanthocalycium klimpelianum(Köhres Kakteen)
23.Acanthocalycium peitscherianum(Köhres Kakteen)
24.Acanthocalycium thionanthum(Köhres Kakteen)
25.Acanthocalycium variiflorum P149(Köhres Kakteen)
26.Acanthocalycium violaceum(Köhres Kakteen)
27.Mammillaria aureilanata v alba Ventura, SLP, white feathery sp(MESA GARDEN)
28.Mammillaria boolii /3,8,14/ tiny low heads, pink-purple flower(MESA GARDEN)
29.Mammillaria coahuilensis ML563 Viesca 1230m squat stem hides in mud cracks(MESA GARDEN)
30.Mammillaria fraileana SB1263 s Todos Santos variable spine colors(MESA GARDEN)
31.Mammillaria guelzowiana SB465 Abasolo Dur long gold hooks wooly(MESA GARDEN)
32.Mammillaria mainiae /3,8,15/ thick soft stems red stigmas(MESA GARDEN)
33.Mammillaria slevinii /3,8 ,14/ white spines, white flowers(MESA GARDEN)
34.Mammillaria wrightii SB86 /18/ Manzano Mts, NM, huge purple flowers(MESA GARDEN)
35.Mammillaria pectinifera /3,8,13,14/ tiny stem, large light pink fl(MESA GARDEN)
36.Mammillaria pectinifera SB530 nw Tehuacan, Pue(MESA GARDEN)
37.Mammillaria hernandezii(自家採種)
38.Turbinicarpus booleanus 10K(Köhres Kakteen)
39.Turbinicarpus horripilus 10K - v robustior 10K(Köhres Kakteen)
40.Turbinicarpus krainzianus 10K - v minimus 10K(Köhres Kakteen)
41.Turbinicarpus lauii 10K Bustamante(Köhres Kakteen)
42.Turbinicarpus lausseri 10K(Köhres Kakteen)
43.Turbinicarpus mombergerii 10K(Köhres Kakteen)
44.Turbinicarpus nieblae 10K(Köhres Kakteen)
45.Turbinicarpus panarottoii 10K(Köhres Kakteen)
46.Turbinicarpus pulcherrimus 10K(Köhres Kakteen)
47.Turbinicarpus pseudopectinatus「精巧殿」(自家採種)
48.Turbinicarpus jauernigii(自家採種)
49.Turbinicarpus polaskii SB269(queiitiさん)
50.Coryphantha elephantidens「象牙丸(白刺)」(自家採種)
51.Echinomastus gasyacanthus SB1709「英丸」(自家採種)
52.Thelocactus macdowelii「太白丸」(自家採種)
53.Sclerocactus parviflorus RP28 /18/ Duchense Co, Ut, black/white sp 「彩虹山」(MESA GARDEN)
54.Sclerocactus polyancistrus SB1588 w. Nye Co, NV, robust plants 「白紅山」(MESA GARDEN)
55.Sclerocactus mesae-verdae SB303 /18/ San Juan Co, NM 「月想曲」(MESA GARDEN)
56.Sclerocactus nyensis SB1456 /17/ Esmeralda Co, Nv, curly yellow sp(MESA GARDEN)
57.Pediocactus despainii SB1014 Emory Co, Ut TL(MESA GARDEN)
58.Pediocactus knowltonii SB304 /18/ San Juan Co, NM, pink fl(MESA GARDEN)
の58種です。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-28 19:42 | サボテン実生
2012年 06月 24日

実生は楽し、しかし……

九州は大雨で難儀しておられるようですが、北陸の当地はここ三日ほど良い天気が続いています。日中でも涼しい風が吹き、日陰だと半袖ではひんやりするくらい。梅雨というのに、あと二、三日はこんな天気が続きそうなので色々と作業をもくろんでいます。

サボの実生、楽しいですねぇ。芥子粒のようなちっぽけな種が芽を出し、危なっかしい幼苗がだんだんとしっかりし始め、親の性質が表れて来る。一喜一憂しながらも、そんな様子を目の当たりにすると、もう止められません(w)。

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十稜兜×花園兜((Astrophytum交配種)。2010年末に初めてサボ実生に手を出した時に播いたものの一つです。植え替える度に成長して、この春から花を着けるものも出始めています。これはまだ3cm強の小ささで、疣も出始めたばかりですが、体より大きな花を二輪同時に見せてくれました。

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ヴェクサタ(Eriosyce recondita "vexata" FK369)。2012年3月に播いたエリオシケ10種のうちの一つ。蕾が膨らんで来ています。お天気にもよりますが、来週中には咲いてくれるんじゃないかな? たぶん薄黄色の花を見せてくれると思うのですが……。
大間違いをしでかしました(汗)。播種は2012年3月ではなく、2011年3月でした。朝顔じゃないのですから、三ヶ月で咲くことなど絶対にあり得ません。失礼しました。

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黒羅漢(Eriosyce esmeraldana FK436)。これも上と同じ時期に播種したものですが、蕾を上げ始めているようです。これは咲くのはもう少し後になりそうですね。メタリックな感じの白い大輪を開いてくれると思いますが、どうなるでしょうか?

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月の童子(Toumeya papyracantha SB504)。昨年5月に播きました。ここまでけっこう積極的に水をやって来ましたが、何とか腐らずに6,7本残っています。少しはそれらしい姿になって来たかと思いますが、取り敢えずはこの夏を乗り切ってくれますように。

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紫宝玉(Sclerocactus unguispinus "durangensis v. mapimiensis")手前と黒虹山(Sclerocactus spinosior SB740)奥。紫宝玉は春の間にけっこう膨らんでくれました。窮屈になって来ているので、夏の終わりには植え替えを考えないと。黒虹山は発芽率は低いものの、それなり順調に育っていたのですが、桜の頃の高温で根元を焼いてしまいました。左奥に擱座しているのがその犠牲者。根元は枯死してるようなのに、小さな球体はまだ命を保っているようです。さすが難物! ダメもとで実生接ぎしてみましょう。

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ザラゴサエ(Gymnocactus subterraneus v. zaragosae SB1437)。ずいぶん太って、黒い刺を出し始めています。これも植え替え時期が迫って来ているようです。土中のお芋は育っているでしょうか? 楽しみです。

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白琅玉(Gymnocactus beguinii "smithii" Anderson 5033)。成長の度合いが個体によってずいぶん違いますが刺もしっかりとして来ました。これから先、白刺に黒刺が混じり始めると思います。

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武輝丸(Gymnocactus subterraneus P362)。風が吹くとフラフラ揺れる妙なサボです。成長は遅いのですが、特徴的な黒刺も出始めています。ろくろ首にならない間に植え替えでしょうか?

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瑠璃鳥(Rebutia deminuta)。自家採種したものを昨夏播種しました。大きなものは親指程度に育っていますが、順調に行っても花が見られるのは再来年春頃でしょう。これも要植え替えですね。


サボの実生は本当に楽しい。でも問題があります。それは……。とにかく手間がかかること。失敗も多々あるのですが、手間をかければかけただけ応えてくれる。今一番欲しいのは時間です。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-24 22:34 | サボテン実生
2012年 06月 19日

梅雨の合間に エビ咲きetc

台風4号、沖縄・九州・四国方面の皆さん、被害は大丈夫ですか? こちらでも昨日の好天と打って変わって、未明から強い雨が降り続いています。石川への最接近はちょうど真夜中になりそうですが、日本海を通らない限り、白山が雨風を防いでくれそうです。

昨日の好天に催され、エビサボが二本、花を咲かせました。夜には不明プシスと黄花短毛丸も咲いたと思いますが、土砂降りで今のところ確認出来ていません(涙)。

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大仏殿(Echinocereus luteus)。梅雨の晴れ間を待っていたように大輪の花を咲かせてくれました。冬の間、断水して寒さに晒したのが良かったようです。luteus(黄色の)の学名のとおり、鮮やかな黄色が陽の光に耀きます。あと5つほど蕾が出てますから、梅雨明け後も楽しませてくれそう。

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大仏殿。エビの証し、緑の雌蕊。

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大仏殿。せっかくなので、裏側からも撮ってみました。デジカメはこういう時便利ですね。でも、くれぐれも人混みではこういうカメラの使い方はいけません(w)。このサボ、本体はほとんど刺なしですが、花柄と蕾はご覧のように完全武装しています。虫や小動物たちから子孫を守る自然の智慧なのでしょうね。
大仏殿は暑いの大好きなくせに、刺がないせいか光線にはけっこう敏感なようです。春から夏にかけて少し遮光してやらないと肌が紫色っぽくなってしまいます。

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太陽(Echinocereus rigidissimus)。先日の留守中に咲いた紫太陽(Echinocereus rigidissimus v. rubispinus)とほぼ同じ大輪の花がぽっかりと開きました。両者の違いは刺の赤紫色の違いだけのようですね。こちらも紫太陽と言われれば、「そうかな」って思いそう。

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太陽。緑の雌蕊はまだアンテナを開いていません。花色と奥の白からのグラデュエーションは朝顔の花を思わせます。


せっかくの晴れ間なので、ギュウギュウになっていた実生苗をいくつか植え替えました。次の日から雨が続くというのに良いのかなぁ?

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スケーリ(Sclerocactus scheeri SB 862)。このサボ、アンシストロカクタス属に分類されることもあるようです。昨年5月に播いたので一年ちょっと経っていますが、この春にどんどん成長して、特徴的な鈎刺を出し始めました。

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スケーリ。あんまりギュウギュウになったのと用土を更新したくて植え替えましたが、梅雨時の植え替えは凶と出るかも知れません。

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アルバーソニー(Escobaria vivipara v. alversonii SB1800)手前とミッソウリエンシス(Escobaria missouriensis SB205)奥。こちらも昨年5月に播いたものです。
アルバーソニーは和名・北極丸の変種ですが、フィールドナンバーで調べると自生地はカリフォルニア州の山地のようですから、名前ほどには寒さに強くなさそうですね。
ミッソウリエンシスは内陸のニューメキシコ州産のようで、こちらは恐ろしく寒さに強いよう。分類はコリファンタ属とされたり、マミラリア属とされることもあるようです。混乱してますね。植え替えの時、こちらは太く長い根が伸びていて閉口しました。おかげでこの手のものの植え替えのコツを学びましたが。窮すれば通ずですね(w)。
この二つは植え替え後の写真を取り忘れました。腐らなければ後日ご紹介します(ww)。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-19 10:46 | Cactus
2012年 06月 15日

咲きましたラゴネシー。そして、この頃の花

梅雨入り宣言後も良いお天気が続いて来ましたが、とうとう明日からは本格的な雨になりそうです。サボたちにも、サボ飼いにも嫌な季節の到来です。根腐りさせてしまえば最悪ですが、ベランダフレームでサボ飼いしている私ですから、雨の合間にしかフレームを覗けません。まして、大工仕事や土作りなど、ベランダで行う作業は梅雨の間、ほぼ休止となってします。このままでは、またまた種蒔きが遅れてしまいそう(トホホ)。

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ラゴネシー(Gymnocalycium ragonesii)。咲きました、咲きました。私が帰って来るのを待ってたように咲きました。二月にやって来た時に比べれば、確かに膨らんではいますが、控えめで微妙な膨らみ方ですね(w)。でも根張りもしっかりして待望の花を咲かせてくれました。国防色の球体と清楚な花のアンバランスさが良いですね!

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ラゴネシー。あと二つ三つの蕾が見えますが何とも小さい。次に咲くのはかなり後になりそうです。


ここからは、少し前に咲いてアップ出来ていなかったサボ花をご紹介します。

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ラウシー(Sulcorebutia rauschii)。こちらは赤肌タイプ。水やりでメタリックな輝きが増してドキッとさせられます。緑肌のものも咲き終わりましたが、どうやら撮るのを忘れていたようです(w)。赤・青とも、今は小さな仔をふき始めかなり窮屈になりました。夏の終わりには、大きめの角鉢に赤・青一緒に植えてやりましょう。

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アルビシマ(Sulcorebutia albissima)。先月も開花をご紹介しましたが、スルコつながりということでもう一度。この時の花が一番鮮やかでした。今は花殻もほとんど取れて一休み状態です。

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北極丸(Escobaria vivipara)。これは5月中旬に咲いたものだと思います。天気が悪く鮮やかに撮れなかったので、また今度と思っていたら花が終わっていました(w)。というわけで、今一つの写真ですがアップします。

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北極丸。エスコバリアの中では大輪の部類では? 黄色の雄蕊の中から開く純白の雌蕊が眩しい。北極丸は、名前の通り北限はカナダにまで及ぶと言います。耐寒性には定評がありますが以外と暑さにも強く、昨夏は元気いっぱいで過ごしていました。今年もその調子でお願いしたいものです。

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月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)。これも5月中旬の写真。冠のように綺麗に咲きそろいました。でもこの株の昨春の様子はこちら。三角おむすびのようになって刺もとても貧弱。根腐りしていて、昨夏の終わりに胴切りし何とか助けることが出来ました。発根してしばらくの写真がこちら
今は鉢が見えないほどに膨らんで水やりにも困るほどになりました。花はほぼ終わっていますから、梅雨から夏場は水やりを押さえて休ませ、夏の終わりに植え替えてやりましょう。

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獅子王丸(Notocactus submammulosus var. pampeanus)。これも5月20日過ぎの開花だったと思います。私には珍しくホムセン購入のものですが、機嫌を直して花を見せてくれました。本当はもっと多花性の種だと思いますが、糊で固めた用土で虐待されていたのですから咲いてくれただけで御の字です。丈夫で栽培容易、サボらしい姿に花も綺麗、普及種ですが良いサボだと思います。

最後に……

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銀翁玉(Eriosyce senilis)。やっぱり仔ふきですね。まさか零れ種が発芽して育ったなんてこともないでしょうし……。どんな姿になって行くのでしょうか?

当分、良いお天気は望めそうにありません。梅雨の間はフレーム内の温度も上がりませんから、いっそのこと室内で実生を始めようかなと思います。冬の寒さと乾燥に耐えられるように成長させておくにはタイムリミットが迫っています。

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by aihal_polyhedron | 2012-06-15 22:43 | Cactus
2012年 06月 13日

帰りました 見られなかった花たち、そして……

京都暮らしを終え、今日帰って来ました。二週間あまりの留守中、見ることが出来なかった花たちを紹介します。この間、サボたちの面倒を見てくれた次男坊が撮ってくれました。

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不明プシス(Echinopsis ?)。残念ながら萎んでしまった写真しかありません。写っていない左端にも9つの花を着けた同種がありますから、約40弱の花が一斉に開いたようです。見たかったぁ! まだこれからも蕾を上げますが、こんな花の乱舞は今年はもうないでしょう。来年に期待です。

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紫太陽(Echinocereus rigidissimus v. rubispinus)。いやぁー見事な花ですね。赤紫の刺の美しさと相まって、人気が高いのも肯けます。後ろに見える双頭のものも、ほぼ同日開花したようで、在宅なら交配出来たのに残念です。もう一つ二つ蕾が上がりそうなので、次はしっかり楽しませて貰いましょう。

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青王丸(Notocactus ottonis)と銀小町(Notocactus scopa)。どちらの花も出張前に咲いていましたが、このデュオ咲きは見てみたかった! 帰ったらカキ仔した小さい青王丸にも蕾が一つ上がって来ていました。

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瑠璃鳥(Rebutia deminuta)。これも出張前にぼちぼちと咲いていましたが、鮮やかな朱色の花が群開する様子を次男坊が撮ってくれました。家にレブチアはこの瑠璃鳥一つだけなので、これから少し集めてみようかなと思っています。


ここからは帰宅した今日撮りました。
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火星丸(Gymnocalycium calochlorum)。小さな体に不似合いな花を二輪咲かせてくれました。地味目な花はちょっと盛りは過ぎていますが、何とか間に合って見ることが出来ました。


そして……
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一昨年末に播いた十稜兜×花園兜(Astrophytum asterias ?)、実生開始1年6ヶ月で初開花を迎えました。何故か稜数は見事に全部八稜です(w)。まだ直径3cm強ながら、次々と蕾が上がって来るようです。春先に植え替えていますが、もう窮屈になっていますから夏前に植え替えでしょうか?

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十稜兜×花園兜。小さな体に応じた可愛らしい花ですが、兜らしく清々しい感じの黄花です。球体が大きくなると花も大きくなるんでしょうね。


留守の間に具合が悪くなったサボもなく、実生苗などはグッと大きくなっているものもあります。去年も留守中、次男坊に面倒を見てもらったのですが、今年は期間も長く、けっこう小まめに面倒を見てくれたようです。彼のサボに対する関心も深まったようで、たまに留守するのも良いのかなぁなどと……。
それから、もう一つ、実生苗にうれしい変化が見えてきました。来週にはご紹介出来るかと思います。乞うご期待!

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by aihal_polyhedron | 2012-06-13 22:39 | Cactus
2012年 06月 08日

エリオシケ実生 播種1年3ヶ月

昨年3月半ばに播種したエリオシケ実生も1年と3ヶ月目を迎えました。ここまで不思議なほど順調で、それぞれがそれらしい顔で自己主張を始めています。以下は先週末に一時帰宅した時に撮った写真を成長記録としてアップします。


先ずはフレーム内のエリオシケ軍団俯瞰図から。
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Eriosyce subgibbosa ssp. nigrihorrida FK22
Locality: East of Tongoy, Elqui, Chile
Altitude: 70m
Synonym: Neoporteria nigrihorrida

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Eriosyce heinrichiana ssp. intermedia FK28
Locality: 38km East of La Serena, West of Vicuna, Las Rojas, Elqui, Chile
Altitude: 200m
Synonym: Pyrrhocactus setosiflorus v. intermedius

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Eriosyce crispa ssp. huascensis FK74
Locality: 3km North of Huasco, Chile
Altitude: 15m
Synonym: Pyrrhocactus huascensis

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Eriosyce crispa ssp. huascensis FK76
Locality: 1km East of Huasco, Chile
Altitude: 50m
Synonym: Pyrrhocacxtus huascensis

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Eriosyce taltalensis FK132
Locality: mountains North of Chanaral airport, Chile
Altitude: 190m
Synonym: Pyrrhocactus intermedia

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Eriosyce recondita ssp. vexata FK369
Locality: Morro Moreno, Antofagasta, Chile
Altitude: 930m
Synonym: Pyrrhocactus vexatus

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Eriosyce taltalensis ssp. paucicostata FK389
Locality: 45km South of Paposo, Antofagasta, Chile
Altitude: 50m
Synonym: Pyrrhocactus neohankeanus

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Eriosyce esmeraldana FK436
Locality: Esmeralda, Chile
Altitude: 230m
Synonym: Thelocephala esmeraldana

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Eriosyce odieri v. monte-amargensis FK522
Locality: South of Monte Amargo, Copiapo, Chile
Altitude: 100m
Synonym: Neochilenia monte-amargensis

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Eriosyce taltalensis ssp. pilispina FK772
Locality: nr Caleta Flamenco (km 945 to km 955), Chanaral, Chile
Altitude: 20m
Synonym: Pyrrhocactus pilispinus

自生地などのデータは、Cactus and Succulent Field Number QueryのWebサイトに依りました。
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by aihal_polyhedron | 2012-06-08 11:29 | サボテン実生
2012年 06月 05日

つかの間の再会

約二週間の出張ですが、先週末はよんどころない事情で一時帰宅しました。留守の間、次男坊がフレームと実生ボックスの様子を見てくれ、必要なものには水もやってくれています。実生苗たちの中には、エキノケレウスやコリファンタなど、ほんの中四日ほどの間に、けっこう大きくなっているものもあって驚きました。日照と気温の具合が彼らにはちょうど良い時期を迎えているのでしょう。

留守の間に、咲いてしまったもの、咲く間際のもの、蕾が膨らみつつあるもの、様々です。この週末は帰れませんから、今年の花を見られずに終わってしまうサボもありそうです。ま、仕方ないですね。

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魔笛(Neolloydia matehualensis)。灰青色、半つや消しの肌に長い中棘、そして花にはちょっと不思議な雰囲気があります。これは今年二度目に開いた花です。

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魔笛。ソフトフィルターをかけて撮ったような感じでちょっと不思議な花でしょ。

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恩塚ランポー(Astrophytum myriostigma cv.'ONZUKA)。言わずと知れた超有名サボ。園芸的に作られたサボですが、やはりこの白肌は美しい。

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恩塚ランポー。花だってこんな風に清楚で綺麗。眺めていると何だか涼しさを感じます。

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兜(Astrophytum asterias)。こちらは特に何の変哲もない兜。メタリックに輝く花が、春から秋口まで次々と咲いてくれますから、多花性と言っていいでしょうね。

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兜。こちらは恩塚と違い、花の底がオレンジ色。透き通るような花びらは天女の羽衣を思わせます。

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デフューサ(Lophophora deffusa)。和名は翠冠玉。実はこれ、桜の時期の日焼け事故でちょっと焼いてしまいました。火傷痕が裏側に残っています。今回はあえてお見せはしません(w)。

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デフューサ。花は純白の可愛いものですが、頭から水をやったりとずぼらな管理をするせいで綿毛が薄汚れていてお恥ずかしい限りです。小さな赤い虫は、四月末から梅雨入りまで無数に現れるタカラダニです。サボにもヒトにも悪さはしないので放ってあります。

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銀冠玉(Lophophora williamsii var. decipiens)。先だって4頭立てのものをお安く入手しました。仔ふき群生株と思っていたら4つとも別々のもので、2つずつ深鉢に植え込んであります。植え替え後、直ぐに発根してくれたようで、水を吸って膨れています。ぼんやりとした薄ピンクの筋入りの花は優しい感じですね。

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烈棘丸(Coryphantha echinus)。スロースターターが多く暑いの大好きなコリファンタの中で一番最初に咲きました。そう大きな花ではありませんが、絹のような光沢を見せる花びらと花底の色とのコントラストがいいですね。それほど多花性とは言えないようですが、去年は夏の間に時々思い出したように咲いて楽しませてくれました。

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不明プシス(Echinopsis ?)。開花第二弾は、第一弾に増して迫力満点となりそうです。写っていないもう一鉢も同じような状態なので、合計30輪あまりが一気に開花しそう。でも私は見られません(涙)。

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不明プシス。開花間際の蕾はエイリアンぽくってちょっとグロテスク(w)。

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銀翁玉(Eriosyce senilis)の頭に異変が! この種はこんなところから仔ふきするんでしょうか? あまり見かけないと思うのですが……。

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火星丸(Gymnocalycium calochlorum)。ギムノカリキウムの小型種です。小さな球体にまとわりつくように生える細棘の感じが面白くて入手しました。この蕾は帰る前に咲いてしまいそうですね。

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ラゴネシー(Gymnocalycium ragonesii)。春先に来た時、見事にぺしゃんこ状態だったのですが、60%ほどの遮光下に置いて、国防色の球体がこの程度まで膨らみました。どうも景気よく膨らむサボではないようですね。蕾も上げて来ていますが、これも一番目の花は見られないようです。

あと一週間ほどは京都です。だんだん蒸し暑くなって来ていて気力・体力をそがれますね。自分家のサボを見ることはできないので、暇あるごとにサボ友さんたちのブログをのぞかせてもらってます。帰ったら、実生するぞー!
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by aihal_polyhedron | 2012-06-05 12:39 | Cactus