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2012年 08月 28日

夏実生、植え替え中

6月末に種蒔きしてはや2ヶ月。育ち具合があまり良いとは言えませんが、播種床の用土には初期の肥料分しか入れてなく、これ以上放っておいてもジリ貧は目に見えてます。そんなわけで、重い腰を植え替えです。数(種類)だけは多く60種近くあるので、暇を見てコツコツとやらないと(w)。

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植え替えが済んだものから、衣装ボックスを流用した幼苗用ボックスへ移します。今までここに入っていたエリオシケなどの冬実生苗は、トコロテン式に押し出され成球用フレームに移しました。

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植え替え前の様子をいくつか。Acanthocalycium glaucum WR872 と 同violaceum。glaucumは、コピアポアの黒王丸を思わせる粉吹きミントグリーンの肌に細い黒刺。花はけっこう大輪の黄花。violaceumは、紫がかった薄ピンクの花を咲かせてくれるようです(よろしければ学名で検索見てください)。順調に育てばの話ですが(w)。
今回は適当にバラ撒きしているので、きれいに並んでの発芽とはいきません。くっつき合って絡まっている根を傷つけないように塗り箸を使って慎重に抜き取ります。少し離れたところに箸を刺して、土ごと掘り上げるようにしています。用土は少し乾いていた方がやり易い。

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同じくです。Gymnocalycium uruguayense と 同berchtii VS161。uruguayenseは、運が良ければ澄んだ黄花を見せてくれるはず。berchtiiは青黒い肌に湾曲した黒刺。小さいうちから球体より大きな、しかし地味ーな花を見せてくれるはず。
箸で摘んで掘り上げた苗は、溜まり水でさっと根を洗い、古い土(ほとんどが表土のバーミキュライト)を落とします。こうすることで、根の様子も分かり植え込み易くなります。

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これも同じく植え替え前。Discocactus spinosior 10K と Gymnocalycium armatum。D.spinosiorは、ボリュームある白花を咲かせ、G.armatumは、光琳玉の近縁種らしい長く強い刺を伸ばしてくれるはず。捕らぬ狸の何とやらです(w)。
今回から鉢は、側面にスリットの入った角鉢にしました。ホムセンで手に入り、大きさがちょうど良く四角で縁なしなので場所を取りません。通気が良いのもサボ向きのように思います。これまでは9cm角のものを使っていましたが、今回は少量苗用に7.5cm角も使い始めました。
植え込む用土は成球用と基本的に変わりません。赤玉土、軽石、鹿沼土、珪酸塩白土、山城愛仙園のペレット肥料のブレンドです。おまじないかもしれませんが、pH調整のため、北米用・南米用で少しブレンドを変えています。
水はけと用土流出防止のため鉢底に粗めの軽石を少しひき、ブレンド用土の上に5mmほど赤玉細粒を載せて左官コテで表面を平し、腰水でたっぷりと湿らせます。塗り箸で表土に穴を空け、抜き取った幼苗を植え込んで行きます。たっぷり湿らせていないと土が崩れて上手くいきません。湿らせていることで根腐りすることもないので、根張りの浅い幼苗の一回目植え替えは、ずっとこの方法で行っています。難物たちなど、妙に根張りが深いものは、先日紹介したように鉢を横倒しして植え替えます。

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育っていった時のことを考えて、それなりにスペースを空け、出来る限り等間隔に植え替えようとするのですが、これがなかなか難しい。うまく根づいて成長を始めれば、窮屈になって来春には二度目の植え替えが必要となるでしょう。その頃には表土の赤玉土も劣化して崩れて来るはず。そこまでに幾つが生き残っているかは???です(ww)。

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最後に。今年の冬に信州からやって来た縮玉(Echinofossulocactus zacatecasensis)です。植え替えようかなと根元を見ると……。こぼれ種なんでしょうね。そんなことにはついぞ気づかず、成球用の辛めでずぼらな水やりしかしていなかったのに、それなりちゃんと育っています。したたかなものだと感心しますが、発芽したばかりの実生苗を、「腐らないように、干涸らびないように」と腫れ物に触るように扱うことっていったい何だとなりますね(???)。

夏実生の植え替えに気を取られ、成球の植え替えが滞っています。困ったものです(www)。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-28 09:30 | サボテン実生
2012年 08月 25日

Whites

残暑は続くよ何処までも。皆さま、お疲れさまです。このしつこい暑さにも、慣れるしかないと開き直っているのか、サボたちは人間ほどにはバテていないように見えます。しかし、秋風が吹く頃に、夏場の疲れがどっと出てバタバタと倒れる、などと言うことも聞きますから安心は出来ません。

サボ花も少ないこの時期、カラーシリーズ第二弾行きましょう!

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春に咲いた大輪の華やかな花ももちろん魅力的ですが、一年を通して楽しめる気品ある白刺がアルビスピナス(Echinocereus reichenbachii var. albispinus)一番の魅力のように思えます。暑い夏の今が成長期らしく、緑の肌に白刺のコントラストが一段と冴えるようです。

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昨年6月にエキノケレウスを6種実生しました。そのうちの1種がこのラウイ・ラウ(Echinocereus lauii Lau)。去年9月にはこんな風に頼りない様子でしたが、この春以降、それなりに育ち、6月末に二度目の植え替えを行いました。育つにつれて、刺色が赤茶に染まっていくようですから、真っ白の細刺をまとった姿は一年目の今年が見納めなのかも知れません。

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白サボと言えばやはり。、恩塚ランポー(Astrophytum myriostigma cv.'ONZUKA)は外せないのでしょうね。人為的に作り出された園芸種ですが、この白さに惹かれ、この春2株を入手しました。もちろん交配し採種するためです。しかし、同じフレームで隣り合わせに置いてあっても、2株では開花時期が微妙に合わずやきもきさせられました。それでも一度だけ同時開花し相互に交配したところ、片方だけが結実しました。採り蒔きした種子は発芽率も良く、うじゃうじゃと生えていますが、まだ海のものとも山のものとも分かりません(w)。

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ツルビニカルプスの精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)、独特の刺が人気なのかオークションにも良く出品されています。去年の春、家にやって来た3本寄せ植えは、昨夏とこの夏に1本が枯死してしまい、あらたにこの寄せ植えを入手することに。7本もあるので当分持ちそうです(w)。去年の3本のうち生き残っていていた1本も、先日根腐りが判明しプシス接ぎで起死回生を図っています。この7本の将来も暗雲が……。それにしても、この刺の模様は見ようによってはムムムでしょうね(w)。

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南米柱のエスポストア属の何かなのでしょうが、一般の園芸店からやって来て本名は不明です。しかし、やって来た時の5cm足らずから、今では30cm弱にまで成長し、フレームを突き破らないよう、只今灌水抑制中(w)。小さな時は、優しい白毛だけでしたが、大きくなるにつれて鋭い茶刺を出して来ました。おそらく、外敵から身を守る術なのでしょうね。

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一昨年、冬実生した白鳥(Mammillaria herrerae)です。同時にオークションで入手したM.sanchezmejoradaeとM.theresaeは一つも発芽しませんでした(涙)。こちら白鳥は発芽した3株が何とか今まで生きながらえています。でも成長は呆れるほど遅い(w)。来年は花を見せてくれるとうれしいのですが……。しかし、この花、形はツルビニ、雌蕊の色はエキノケレウスって感じですね。

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もう一つ白マミラリアを。群生マミの定番で冬に可愛い花を咲かせる白星(Mammillaria plumosa)です。こういう肌が見えにくいサボは今一つ調子の善し悪しが分かりにくいですね。でも、昨秋植え替えた時の様子からすると、仔たちがそれぞれブブッと太り、30cm近くある鉢でも窮屈になっています。

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最後にやっとお花です(w)。一属一種のオブレゴニアの帝冠(Obregonia denegrii)ですが、家ではどんな環境に置いてもご機嫌がよろしくありません。強そうに見えて強光には弱く、暑すぎるのもこのまないようで、夏に入って干涸らびていく感じです。それでも思い出したように時々、純白の花を咲かせています。

今年の夏実生がふた月を迎えるので植え替えを始めました。発芽率はかんばしくないものが多いのですが、種類が多くけっこう大変です。手元にピントが合いにくい眼を細めながらせっせと植え替えです(w)。冬越しのスペース確保も考えなければなりませんが、メガネの買い換えが先決ですね(ww)。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-25 08:53 | Cactus
2012年 08月 19日

難物実生苗、夏越し中

今日、仕事で神奈川県へ日帰りして来ました。羽田に近づいた機窓から外を見ると……。
小さめの積乱雲の下部が真っ黒になって、そこから地表へグレーの柱が延びていきます。恐らくその間、地表ではスポット的に強い雨が降っていたのだと思います。そんな雲をまだら状にいくつも見ましたが、それ以外のところはきれいに晴れています。ゲリラ豪雨というには当たらない小規模なものと思いますが、昔・夕立、今・スコールと呼ばれるものの正体を垣間見たような感じでした。

昨日アップしたギムノカクタスと同じ日に播いた北米難物たち、今のところ何とか無事に二度目の夏を過ごしています。

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Toumeya papyracantha SB504「月の童子」。これは今年6月末の様子。ひょろいもんですが、成長点に新刺も出て成長の様子が覗えます。

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今の状態です。発芽1年2ヶ月余り。梅雨以降、水を厳しくしたせいか、全体に縮んで、特徴あるパピルス状の刺も乾き気味となり、少しはそれらしくなったようです。成長は速いとは言えませんが、異国日本での2度目の夏を今のところ何とか無事に過ごしています。

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Echinomastus unguispinus "durangensis v. mapimiensis"「紫宝玉」。何となく腐らずに、ゆっくりとそれでも確実に太って来ました。右の一本は刺が白っぽくなったりして、それぞれの個性も表れて来たようです。

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Sclerocactus spinosior SB740「黒虹山」。春に突然の強光高温で焼いてしまいました。球体が焼けたのではなく、それを支える細長い茎が焼けてしまったのですが、夏の今、長かった茎を縮めて土に潜るような格好で、わずかに3つほど生き残っています。周りにある軽石は、自生地風に見せようという意図ではなく、頭でっかちだった苗の転倒防止に置いたもの。これはもう必要なくなりました。
多湿に弱く直ぐに腐る黒虹山ですが、とてもしたたかな性質も持ち合わせているようです。右下の個体、実は茎を焼いてしまい、もうダメだろうと思っていたのですが、何と8mm足らずの球体から再発根しています。

これらの3種は同じ鉢に混植していて、今でも時折軽く灌水しています。高温多湿の日本の夏で、腐らせるのはもちろん恐いのですが、成球と違いまだこれくらいのうちは、あまり水を辛くすると干涸らびて再起不能となる危険があるようです。小さいうちは多湿にもある程度寛容なこれら難物くんたちも、ある大きさまで育つと、急に性格が変わって、驚くほど簡単に根腐れすると言います。恐らく、その恐怖のタイミングをこれから体験することになるでしょう(w)。


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by aihal_polyhedron | 2012-08-19 23:50 | サボテン実生
2012年 08月 18日

ギムノカクタス実生苗を植え替える

仕事を終えた夕方、ギムノカクタスの実生苗を植え替えました。午前中にも少し時間があったのですが、まともに陽の当たるベランダでは午後も3時を回らないととても作業する気になりません。

このギムノカクタスは昨年5月末に実生したもので、今回が3度目の植え替えになると思います。今は半休眠状態でしょうから、慌てて植え替えることもなさそうですが、昨秋の植え替えから一年近く経って用土が悪くなりかけている感じもあって思い切って植え替えました。
実のところは、G.subterraneusの根っこを見てみたいというのが一番の植え替え理由です(w)。「武輝丸」の和名で知られるこのサボは、太い芋状の根茎から伸びたろくろ首のような茎の先に球体を着ける実にユニークな姿をしています。球体の重さに耐えかねて茎が折れると、地下の芋からまたろくろ首を伸ばすそうです。そのお芋を拝んでみたかったというわけ。

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Gymnocactus subterraneus P362「武輝丸」。水のやり過ぎなんでしょうか? まだ地上部はひょろ長く頼りない姿です。風が吹くとフラフラと揺れて、お互いにもたれ掛かってこんがらがったりします。さあて、土の中で芋は育っているのか?

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Gymnocactus subterraneus v. zaragosae SB1437。こちらは同じサブテラネウスでも変種のザラゴサエ。こちらも太い芋根を持ちますが、武輝丸と違って、ろくろ首はあまり伸ばさず地上部はずんぐりとしています。特徴の細い黒刺が出始め、かなりギュウギュウになっていますから植え替え適期と言えるでしょう。

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Gymnocactus beguinii "smithii" Anderson 5033「白琅玉」。最近はツルビニカルプスに分類されるようですが、その辺りは素人には分かりづらいですね。小さな時は雪の結晶のような真っ白の刺に覆われた可愛い姿でしたが、育つにしたがってこちらも細い黒刺を上げ始めました。こちらは上の2種の空きスペースに植わっているため、自動的に植え替えとなりました。

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抜き上げたG.subterraneusです。長いもので地上部分が7cmほど、芋はまだ長さ2cm、太さ5mmほどでしょうか。期待していたほどには育ってませんが、地上部のひょろさからすれば分相応というところでしょうか? 根元があまりに細すぎて、植え込む時にポキッと一本折ってしまいました。許せ。昨日ご紹介したように、これも鉢を横に倒して植え込みましたが、これだけひょろいとやり難いのなんの(w)。


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こちらはG.subterraneus v. zaragosae。原種に比べると普通の根ですね。原種が一本の太い根茎を持つのに対して、こちらは人の字状に別れた根を太らせるようです。どちらもとても成長が遅いらしく、そういう姿が見られるのは、まだまだ先になりそう。
植え替え終わった頃にはずいぶん暗くなっていて、植え替え後の写真はありません。悪しからず(ww)。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-18 20:49 | サボテン実生
2012年 08月 17日

北米難物実生 第一回目の植え替え

いやいや、暑いですね。立秋からしばらくずいぶん涼しくなって楽させてもらいましたが、ぶり返すと余計に暑く感じます。それでも昨晩から草むらにコオロギの声が聞こえ始めました。ゆっくりとですが季節は移ろっているようです。

6月末に播種した実生苗たちは、夜間温度が高過ぎたのか発芽率が良くありませんでした。それでも自家採種のものはかなりの歩留まりでしたから、今回仕入れた種子たちが少し古かったのかも知れません。梅雨明け以降さらに遮光を強めてやったので、幼苗たちは赤味も薄れそれなりに成長を始めています。

今日はそんな中から、北米難物の幼苗たちを植え替えました。スクレロカクタス、ペディオカクタスなどのいわゆる難物たちは根が土に潜りにくく、発芽するたびに竹串で掘った穴に根を誘導して来ました。それでも灌水のたびに倒れてしまうので業を煮やしての植え替えです(w)。

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スクレロカクタスのS.nyensis SB1456 「ナイエンシス」、S.polyancistrus SB1588 「白紅山」、ペディオカクタスのP.despainii SB1014 「ディスパニィ」、P.knowltonii SB304「ノウルトニー」、そしてテロカクタスのT.macdowelii 「太白丸」の5種を植え替えました。植え替え前の姿はうっかり撮り忘れています(w)。
スクレロ・ペディオはMESA GARDENからの種子で2ポーションずつ播いて、多いもので12本、少ないもので6本の発芽でしたからまずまずかな。太白丸は取り寄せた成球から採種した10数粒を採り蒔きしたものです。

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これは抜き上げたペディオカクタス「ディスパニィ」。長々と伸びたひょろい根を傷つけないように、塗り箸で土を掘り返して抜き上げました。これまで幼苗の第一回目の植え替えは、用土が湿ったまま抜き上げて水の中で軽く根を洗い、湿らせた用土に空けた穴に植え込んでいました。しかし、これほど根が長いと、この方法では上手く根を収めることが出来ません。そこで……。

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もう少し大きく育った実生苗の植え替え時に使う方法を採りました。鉢を横倒しににして土を入れ、苗を横に寝かせて植え付けます。この方法だと、上から穴に無理矢理差し込むよりも、根が自然に広がるのでなかなかいい感じです。慣れると等間隔にきれいに植え込めると思いますが未だ修行不足ですね(w)。
鉢は9cm角のスリット鉢です。ホムセンで手に入り、水はけが良いのでけっこう重宝しています。植え終わってテッィシュで養生しフレームに収めました。3日ほどしたらティッシュを外し水やりしてやります。何とか脱落せずに根づいてくれますように。

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Sclerocactus scherii SB862。最近はアンシストロカクタスに分類されているようです。昨年5月末に播いて、直近ではこの6月半ばに植え替えています(第3回目?)。植え替え後しばらくで梅雨入りし、根腐りを恐れて灌水を控えていたら、刺が白く色落ちし干涸らびそうな案配に。これはイカンと、ここ半月ばかりそれなりに灌水してやると調子が戻って来たようです。

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球体も膨らみ新刺も上がって来ました。難物・準難物たちでも、これくらいの大きさの間はけっこう水を欲しがるようです。

今日はこの他にも、入手以来そのままになっていた何鉢かを植え替えました。春と違って、あまり根を刈り込まずに植え替えるので効率はいいのですが、本格的な秋の植え替え時期が迫って来ています。先ずは用土の準備をせねば。

追記:一回目の播種で発芽しなかったSclerocactus mesae-verdae SB303 「月想曲」と同 parviflorus RP28 「彩虹山」に腰水を施して再トライ。鉢のままひと月ほど冷蔵庫に入れていましたが、発芽してくれるといいなぁ。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-17 21:38 | サボテン実生
2012年 08月 09日

Yellows

立秋が過ぎて、この二、三日驚くほど涼しくなりました。今朝のベランダ最低温度は17℃。これにはサボも人間も大喜び! 気がつけば、三日間一度もエアコンのお世話になっておりません。もちろんこれでどんどん秋らしくなるわけもありませんが、ほっと一息つけるのはうれしい限り。

前回、仔ふき特集でご紹介した、春先に日焼けさせてしまった新黄花短毛丸がご機嫌を直してようやく今年初開花しました。それにちなんで、Yellows特集です。

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新黄花短毛丸(Echinopsis eyriesii)。一輪だけですが、夜の間にぽっかり開いてくれました。夜咲きで昼頃には萎んでしまうものが多いエキノプシスですが、この花は丸一日は十分鑑賞可能。写真はお昼前の様子です。

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陽射しはまだまだ強いのですが、レモンイエローの花が涼しさを誘ってくれているようです。

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金鯱(Echinocactus grusonii)。これが家に来たのは、今から三年前のサボ再開直後。一昨年秋に直径12cm余りと記録していますから、ずいぶん大きくなってくれました。

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この春以降、遮光極小で通風良好なビニールトンネルに入れた効果か、刺と刺座の綿毛も何となくそれらしくなって来ました。

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最初の冬に凍害を受けた傷跡も下側に回って目立たなくなりました。長生きすれば花が見られるかな?(w)

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ピンクニンフ(Mammillaria elongata 'Pink Nymph')。マミラリアの園芸種で、何かのオマケにいただいたもの。春に小さいピンクの花を着けますが、逆光に輝く花のない姿も悪くないと思いYellowsの仲間に加えました。

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新しい仔もふいてくれて……。

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金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)。純黄刺剛刺という触れ込みの種を蒔きましたがどうなんでしょう? 中には赤刺も混じっていますね(w)。

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出て来たばかりの新刺はそれこそ純黄刺なんですが、しばらくすると茶色っぽく褪せてしまいます。これもビニールトンネル組ですが、まだ光が弱く通風も不足しているのかな? 来年はさらに通風良好な棚を作ってやろうと思ってます。

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金晃丸(Notocactus leninghausii)。ホムセンでおなじみのありふれたサボですが、実生したら一つも腐らずどんどん増えます(w)。大きくなるにつれて形が崩れるものが多いようですがどうなるのかな?

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駄物と言われても、触れても痛くない光り輝く刺はなかなかいい感じ。これくらいの大きさの頃が一番旬なサボかも知れませんね。

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ヒポガエア(Copiapoa hypogaea)。ワニのような無骨な肌に優しげな黄花は似合うような似合わないような……。チリ・アタカマ砂漠の自生地は夏でも涼しいはずですが、うちの蒸し暑いフレームの中でも上機嫌で次々と咲いてくれます。実生繁殖を重ねて、すっかり日本の夏に土着しているようです。

涼しくなってくるのはいいのですが、そうなると秋の植え替えの準備を始めないといけません。実生苗もあるので段取りよくやらないと間に合わなくなりそうです。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-09 23:28 | Cactus
2012年 08月 04日

仔ふき ~アブノーマル編、もとい! 困った編~

「仔ふき」特集、最後はアブノーマル編というか、困った編です(w)。
サボテンが仔をふくのは、花を咲かせて実を結ぶのと同じように、出来る限りたくさんの子孫(この場合はクローン)を残して厳しい生存競争に打ち勝たんがためなのでしょうが、時には「何でこんなに?」と首を傾げるような事態も。


先ずは、

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銀翁玉(Eriosyce senilis)。写真ではちょっと分かり辛いですが、3つに分頭するように仔ふきしています。成長点が痛んだとかいうこともないのに、この種類でこんなところから仔ふきするのはあまりないのでは……。今後どんな形になっていくのでしょうか? 来春の花はちょっと面白いことになりそうです。

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羅星丸(Gymnocalycium bruchii)。仔ふきするギムノとして知られる羅星丸ですから、この姿は特にアブノーマルとは言えないのでしょう。でも、少々度が過ぎるような気がしてなりません。これまでは主頭からしかは咲いていませんが、仔たちからも咲くようになれば、それはそれでうれしいのですが……。

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新黄花短毛丸(Echinopsis eyriesii)。信州の園からやって来て、去年は爽やかな黄花を見せてくれました(2011/4)。でも、今年の春に日焼けさせてしまい、蕾が着いても咲く前に落ちてしまったりと、どうも機嫌が良くありません。その代わり鬱憤晴らしのように根元からポコポコと仔をふいています。今着いている蕾は何とか開花まで行きそうな気配はしていますが、どうなることやら。

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不明プシス(Echinopsis ?)。大輪白花の名称不明プシスですが、これは叔母の家に一年間出張していて、日当たりが悪かったせいか今年は花を着けませんでした。その代わり、ご覧のように旺盛に仔をふいています。カキ採って挿せば直ぐに出根する強健種ですから、正直にカキ仔しているとあっと言う間に辺り一帯プシスだらけに。台木として利用させてもらいましょう。

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内裏玉(Mammillaria dealbata)。ずいぶん太って背も高くなったなと思って鉢を回してみると、あらら、こんなところから仔ふきが始まっていました。だんだんと形が崩れて来つつあるので、いっそのこと胴切りしてもっと仔ふきさせてやりましょうか?

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ブカレンシス(Mammillaria bucareliensis)。やって来た時(2010/10)はこんな可愛いサボでしたが……、

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今では見る影もなく太ってしまいました。そして側面から人面創のような仔をふいて……。この調子で行くと、おそろしく場所を取るサボになりそうです(w)。


では、アブノーマル編ゴールドメダリストの登場です(ww)。

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金盛丸(Echinopsis calochlora)。過食症ならぬ過ふき症に罹った金盛丸です。元の姿はこんな風でごく普通の金盛丸でした(2011/5)。その後、何故か成長点が割れて仔ふきを始めました(2011/7)。昨秋の植え替え時にカキ仔して整理したのですが、この春からさらに拍車がかかってこの姿に。

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横から見るとこんな恐ろしいことになっています(w)。何を考えているんでしょう? この金盛丸、仔ふきにかまけて今年は2つしか開花しませんでした。

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そして、去年カキ仔した仔からも……。親のクローンなので仕方ないのでしょうが、小さいうちから親の真似をしなくてもいいのに! 先が思いやられます(www)。

仔ふき特集はいかがでしたか? 首を傾げるようなふき方もありますが、それも、それなりに元気にしている証拠でしょうから良しとしましょう。サボたちは必死に生きて子孫を残そうとしているんですね。それを「群生の形が」などと文句を言うのは、こちらの勝手な言い分ですな(w)。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-04 22:49 | Cactus
2012年 08月 03日

仔ふき ~期待編~

続「仔ふき」特集、今日は期待編。アブノーマル編は次回にご期待ください(w)。

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篝火(Echinocereus triglochidiatus var.gonacanthus)。先ずは去年の春(2011/4)の姿から。

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夏には仔ふきして来てこんな姿に(2011/7)。

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夏の終わりに植え替えて、水断ちして冬を越すと(2012/2)、すっかり縮んでお気の毒な姿に。

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そして現在。去年の6つの仔に加えて、今年新しく2つの仔が出て来ました。猛暑の今も、仔たちは新刺を出して来てますが親の方は小休止。仔を養うことに専念しているというより、8つの仔たちに水と栄養を奪い取られている感じ。身につまされますな(w)。
将来はこういう姿に育って欲しいのですが、これはいくらなんでも無理でしょうか? 次はゆったり目の大鉢に肥料をたっぷり仕込んで植え替え、来春の急成長に期待です。

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スパケラトス(Turbinicarpus pseudomacrochele ssp.pseudomacrochele var.sphacellatus)。長ったらしい学名ですね。2010年末に種を蒔いて、昨春に不明プシスに接ぎました。初開花こそ実根で育てたものにひと月あまり遅れましたが、その代わり仔をふいて群生株に育ちつつあります。
親のように風格ある姿に育つといいのですが、プシス接ぎのままだと促成栽培のひ弱さが残るでしょうか? どこかの時点で接ぎ下ろしてやるべきでしょうね。

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ペレツデラローサ(Mammillaria perezdelarosae)。この春にやって来て、可愛い花を見せてくれました。新たな仔ふきに期待していたのですが、今のところは2つ3つに止まっています。けっこう暑さにも強い感じですが、置いてあるビニールトンネルでは土の乾きが速くて水不足の感が。用土も悪くなってますから植え替えて巻き返しを図りましょう。

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敷島(Mammillaria rettingiana)? 一昨年の秋の誕生日に長女がプレゼントしてくれたサボですが、来た時から生気がなく、昨春植え替えようとしたら、しっかり根から腐りが上がっていました。付いていたラベルは「姫敷島」。

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何とか二個だけ挿し木して一年とちょっと経った姿がこちらです。まだ高さ5cmほどですが一人前に仔ふきが始まっています。
手前のチビサボは、レーイ(Escobaria sneedii v. leei)。去年の植え替え時に外れた仔を挿したものです。人差し指の先ほどなのに、こちらも一人前に仔をふき出しました。こういう姿になるまでにはかなりかかりそうです。

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グロポーサ(Mammillaria schumannii var. globosa)。一昨年末に実生して、この夏前に初開花。今も時々鮮やかな花を楽しませてくれています。育っている9球のうち、この一つ(右下)だけがまだ小さいのに仔をふき始めました。陰になって見えませんが、反対側にも一つ仔が出ていています。
WEB検索でも群生した姿はあまり見かけませんが、群生して大きめの花を着ければ見応えありそう。取らぬ狸の皮算用です(w)。

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精巧丸(Pelecyphora aselliformis)。ペレツデラローサと一緒に、この春、豊中の園からやって来ました。春先の植え替えが祟ったのか、花は2つくらいしか着きませんでしたが、ここへ来て仔ふきが始まりました。

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寂しかった裏側に新たに仔が4つ。こちらは乾燥の速いビニールトンネルの環境が合っているような感じです。ゆっくりでいいですから、いい形の群生株になってくれるとうれしいなぁ。

次回の「仔ふき」特集は、アブノーマル編というか、困った編です。乞うご期待!

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by aihal_polyhedron | 2012-08-03 22:39 | Cactus
2012年 08月 02日

仔ふき ~ノーマル編~

台風の影響なのでしょう、蒸し暑いこと極まりなし。夕立でも来てくれないかなぁと、夕方にベランダへ出ると白山麓には暗い雲がかかっているじゃないですか。でも、平野部までは雨雲は来てくれず。しかし、今日気づいたのですが、気温はまったく下がりませんが、フレーム内の温度が一時よりほんの少しですが下がって来たようです。夏至からひと月余り経って、太陽の軌道が低くなって来ているためでしょうか? 毎年、お盆の辺りになると日が短くなって来たのを実感するのですが、出来ればその頃には、秋の気配が忍び寄って来て欲しいものです。

暑さの中でサボたちの花もずいぶん少なくなりました。というわけで、「仔ふき」特集です(w)。まず今日はノーマル編から。

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紅梅殿(Gymnocactus horripilus)。花は4月の早いうちに咲き終わり、しばらく注目することもなかったのですが、株下に後ろ側までぐるりと仔ふきが始まっています。

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ローマ蝦(Echinocereus octacanthus)。早春にやって来た時から倍以上に背が伸びて、根元から仔ふきし始めています。形良く群生してくれるとうれしいのですが、仔に栄養を取られると親は伸び悩みそう。

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春霞(Escobaria emskoetteriana muehlbaueriana)。春先からついこの間までずいぶん長く花を着けてくれました。小型種ですが、これも一昨年秋にやって来てから気がつくとずいぶんと育ってきれいな群生株になりつつあります。秋には一回り大きめの鉢に植え替えてやりましょう。

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黒槍丸(Gymnocactus gielsdorfianus)。夏前から時々思い出したように白い控えめな花を咲かしています。仔ふきもわらわらという感じであまり変化は感じられない。ちょっと水が甘いのか上へ伸び気味なのが気になります。

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象牙丸(Coryphantha elephantidens)。典型的な夏サボです。他のサボたちが活発に動き花を見せる4月5月にはダンマリを決め込んでいました。梅雨が明けてカーァッと暑くなった途端、艶々ムキムキになって蕾と一緒に旺盛に仔ふきして来ました。こんなに出なくても良いのになと眺めています(w)。

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ドッピアヌム(Gymnocalycium andreae v. doppianum)。あまり仔ふきすることがないギムノカリキウムの中では例外中に旺盛に仔ふきする種類のようです。春先の薄い黄色で涼しげな花も花付きが良くて楽しませてくれました。植え替え時に仔が外れやすいのですが、たいがい既に発根していますからカキ仔するのも簡単です。

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アルビシマ(Sulcorebutia albissima)。5月連休前後に咲く赤紫の華やかな花も魅力ですが、細い白刺で化粧した御饅頭のような姿も気に入っています。これも秋には大きめの鉢に植え替えでしょう。でもそうすると往々にして思ったほど大きくならなかったり(w)。サボって不思議です。

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カンディアナ(Sulcorebutia candiae)。サボ友さんからいただいた黄花のスルコ。やって来た時にふいていた二つの仔の他に、新しく小さな仔が出始めています。暑さにも強いようで元気に過ごしてますよ。

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パープレクサ(Rebutia perplexa)。こちらも別のサボ友さんからいただいたサボです。しっかり育てて、来年は濃いピンクの花が群開する姿を見たいものです。ところで、レブチアたちの花を集めたこのHP、素敵ですよ。

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翠冠玉(Lophophora deffusa)。最後はデフューサ・翠冠玉。不注意で春に日焼けさせてしまった傷も目立たなくなって小さな仔が出始めました。鉢も窮屈になって……。

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仔からも仔が出始めています。柔らかそうな仔はナメクジなんかの餌食になりそうですが、家のベランダは乾いているので彼らはまず見かけません。逆にアカダニに要注意ですね。こんな風に元気で仔ふきしてくれるのはうれしいのですが、この手のサボは年々大きな鉢が必要になるのでたいへんです(w)。

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by aihal_polyhedron | 2012-08-02 21:41 | Cactus