「ほっ」と。キャンペーン

<   2012年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧


2012年 11月 30日

冬を控えての実生苗たち その2

今度は北米難物種を3点+αです。

a0176140_22515133.jpg

上から、月の童子、紫宝玉?、黒虹山です。数は減りましたが、生き残ったものはそれなりの成長を見せてくれています。一年以上、植え替えをサボっていますが、それが良かったのかも知れません。

a0176140_2252524.jpg

Toumeya papyracantha SB504「月の童子」。今年1月の様子はこちら。左の二つは成長が遅れていますが、全体にかっちりとした感じで、平たいひげ状の棘もモシャモシャしだして雰囲気が出て来たようです。MESA GARDENからの種子です。

a0176140_22521973.jpg

Sclerocactus unguispinus 'durangensis v. mapimiensis'。ここによると、「紫宝玉」はS.unguispinus、「白栄丸」はS.durangensis、S.mapimiensisなら「玄猿玉・桜吹雪・美狼玉」、そして、S.unguispinus var.crassihamatusならば「虎爪玉」。この全体がシノニムということで、よく分かりません(w)。
今年1月からするとずいぶん大きくなったでしょ。でも、この辺りからがアブナイんでしょうね。冬の間は完全断水なので心配ありませんが、春には植え替えが必要ですから、その後が心配ですね。

a0176140_22523477.jpg

Sclerocactus spinosior SB 740「黒虹山」。春先の高温で日焼けするなどして数が減りました。生き残りも遅々とした成長具合ですが、この1月の姿に比べ、何となくそれらしい姿になって来たでしょうか? これも来年植え替えるのが怖いなぁ(w)。
スクレロの2種はSuccSeedからの種子です。

a0176140_22524736.jpg

Sclerocactus scheeri SB862。こちらによりますと、Pediocactus scheeri、Ferocactus scheeri、Echinocactus scheeri、Ancistrocactus megarhizusのシノニムだそうです。どうも今はアンシストロカクタスに分類されることが多いようですが、さっぱり分かりません(w)。
1月の様子からはずいぶん大きくなりましたが、水が甘すぎたと見えて、ちょっとだらしない姿になってしまいました。こちらもSuccSeedからの種子。

a0176140_2253296.jpg

Ferocactus chrysacanthus「金冠竜」。年末で実生から丸二年になります。2011年2月同4月同7月同11月の様子です。
実生初期にはいくつか腐りましたが、その後は脱落もなく丈夫なサボです。棘もけっこう強くなって来て、赤棘のものも混ざっているので何だか得した気分です(w)。これは山城愛仙園からの「純黄刺豪刺金冠竜」という触れ込みの種子でした。

難物3種の寄せ植えと金冠竜は、夏の間、無遮光でビニールで雨よけをしただけの三方開放の風通し良好の場所に置いていて、それなりに効果があったように感じています。S.scheeriは梅雨前に植え替え、その後、棘が白っぽくなり、日干しになるかと心配し水を甘くしたのが良くなかったようです。よーく観察して、サボが何を欲しているのか察知しながら世話しないと。しかし、なかなか微妙なものですね。

にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-30 22:58 | サボテン実生
2012年 11月 28日

冬を控えての実生苗たち その1

まだ本格的な冬への入り口に過ぎませんが、今年は例年に比べお天気が悪くていけません。11月に入って日中ほぼ一日晴れたのは五日間のみ。月初めには毎日のように雷が鳴って霙や霰が降り、時には雹も降る荒天が続くなど、寒さはそれほどではないのに暗い冬の入り口です。
さて、そんな時期の実生苗たちの様子です。今日はエキノケレウスを中心にご紹介します。

a0176140_22444081.jpg

Echinocereus lauii Lau。昨年6月初旬の播種ですから、もうすぐ一年半を迎えます。8月終わりにはこんな姿でしたが、三ヶ月で真っ白だった棘も色づきはじめ、肌の色も濃くなってずいぶん大きくなりました。多くのエキノケレウスに倣い、冬は断水して休眠させますからかなり縮むと思いますが、早春の植え替え後のダッシュに期待です。

a0176140_22442586.jpg

Echinocereus pulchellus "aguerrei"。こちらはあまり大きくなりませんが、肌艶は悪くなく、機嫌良く育っていると見て良さそうです。寒さには相当強いようですから、無加温・断水で冬越し刺せる予定。

a0176140_2245537.jpg

Echinocereus triglochidiatus SB300「篝火」。成球も居るのですが、何故か種を取り寄せて播いています。こういう姿を夢見ていますが、そうは簡単に行かないでしょうね(w)。成球の方は十月に入ると早くも成長を止めましたが、実生苗の方はまだ棘の色艶を保っています。産地によって異なるそうですが、強いものは-25℃もの寒さに耐えると言います。無加温・断水で冬越しです。

a0176140_2246230.jpg

Echinocereus coccineus SB747「赤花蝦」。これはけっこう強い棘に名前どおり深紅の花を咲かせるエビサボです。棘の方は片鱗が見え始めました。成長期にはけっこう水を欲しがるらしいのですが、こちらも寒さにはたいへん強く、クローンによってはやはり-25℃でも大丈夫だとか。大したものですね。

a0176140_22462855.jpg

Echinocereus waldesii RH119。同時期に播いたエキノケレウスの中でダントツに調子の悪いものがこれ。生き残りは4本で、ご覧のような姿から脱却出来ません(涙)。この春先にも動き出す気配がなくほぼ諦めていたのですが、一番大きなもの?は、夏頃にほんの少し緑が戻って申し訳程度に成長したようです(w)。Wilcoxia属にも分類されるようで、エキノケレウスには珍しく寒さに弱いようなので、弱加温フレームで越冬させます。もしかすると水ももっと欲しがる種類なのかも知れません。春まで生き延びてくれたら試してみましょう。

a0176140_22464357.jpg

Gymnocalycium baldianum「緋花玉」。二本を交配し自家採種したものを昨年8月末に播きました。去年の冬は室内の育成灯下で加温して過ごさせたため徒長していましたが、春からベランダのフレームに移したので、ご覧のように扁平な姿に戻っています。かなりしっかりして来ましたが、深紅の花が見られるのは再来年春になるでしょうか?

a0176140_2247098.jpg

Rebutia deminuta「瑠璃鳥」。こちらも自家採種ですが、交配ではなく自家結実したものを緋花玉と同時期に播きました。まずまず順調でしょうか? 大きいもので直径3cmほどですが、すでに二つが仔をふき始めています。のように群れてくれるのが楽しみです。レブチア多種の種子を今調達中。スルコレブチアなどと一緒に冬実生する予定です。

a0176140_22471452.jpg

Wigginsia erinacea「地久丸」。こちらも自家結実したものを今年1月に播いています。種も大量に採れ、播いたら播いただけ発芽する感じで丈夫なものですね。殖え過ぎ注意ですから今年は播きません(w)。

a0176140_22473174.jpg

Melocactus matanzanus「朱雲」。これも花が咲いただけ自家結実するようです。播いたらやはり元気に生えて! これと同じ状態の鉢がもう一鉢あります。なのでこちらも今年は播きません(ww)。

a0176140_22474365.jpg

可愛いでしょう。朱雲の結実です。は、可愛いと言うか奥ゆかしいと言うか、まったく目立たない小さなものです。実がニョキッと上がって来るのは花後二ヶ月ほどしてでしょうか? ピンクの鞘の中にうっすらと種の影が見えています。


先週、ドイツのKoehres Kakteenにサボ種をオーダーしたのですが、驚くことに一週間も経たないうちに届きました。スルコレブチアやイスラヤ、オロヤなど南米ものが中心ですが、気になる北米もので他では見つからなかったものも何種か取り寄せました。別のナーサリーにも発注しているので、12月中と2月の二度に分けて冬実生する予定。室内で二ヶ月ほど育てて植え替え後、ベランダの加温フレームに移すつもりです。ラベルと播種用土の準備をしないと……。

にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-28 22:51 | サボテン実生
2012年 11月 26日

初霜の朝 スクレロ・ペディオ他、初めての冬

本当に久しぶりに二日続いて好天に恵まれましたが、二日目の今朝は放射冷却がきつく、今日(25日)はこの冬初めてベランダ気温がマイナス(-4℃)となりました。

a0176140_0174996.jpg

日の出からしばらくの午前7時半くらいの様子です。分かりにくいですが、田んぼにも白く霜が降りています。

a0176140_018429.jpg

フレーム蓋には霜が降りて真っ白に。一番手前の無加温フレーム内は0℃まで下がりました。それでも加温フレーム内は10.5℃、弱加温フレームも4℃ほどをキープしています。

この夏に播いたスクレロカクタスやペディオカクタス、いわゆる難物たちの様子です。もうちょっとアップで撮れば良かったですね、ゴメンなさい。

a0176140_0185556.jpg

Sclerocactus polyancistrus SB1588「白紅山」。今年6月末に播種しています。発芽した8本が何とか生き残っています。

a0176140_0195939.jpg

Sclerocactus nyensis SB1456。こちらも生き残りは8本ほど。

a0176140_0204381.jpg

Sclerocactus mesae-verdae SB303「月想曲」。6月末に播いた時は一つも発芽しませんでした。冷蔵庫にひと月ほどいれて、8月半ばに再ど播種したものが4本発芽しています。
ちなみに、S.parviflorus RP28「彩虹山」は20粒播いて、二度目のトライでも一つも発芽しませんでした。来春の三度目の正直に期待です(w)。

a0176140_0213848.jpg

Pediocactus knowltonii SB304。発芽・生存率は5割以下の8本程度。成長も良くありません。

a0176140_0221971.jpg

Pediocactus despainii SB1014。こちらは発芽率良好で20粒中16本が発芽し生き残っています。
ここまではすべてMESA GARDENから取り寄せた種子です。

a0176140_0225754.jpg

Echinomastus dasyacanthus SB1709「英丸」。これはオークションで入手した成球からの取り播きです。このポッド以外にも2鉢ありますから、種も多かったせいもありますが発芽生存率はかなりなものです。取り播きのメリットが生きたのでしょうか?

a0176140_0242281.jpg

Thelocactus macdowelii「太白丸」。かつてはエキノマスタスに分類されていたようですが、今はテロカクタスとなっています。属名だけで、どうこういうのも変ですが難物性が薄れたのでしょうか? でも、これも取り播きですが成績はご覧のように良くありません。他の難物たちと比べて、根が凄く浅いので、冬期の乾燥に耐えられるかどうか心配です。

これらの難物・準難物たちは弱加温フレームに収めてあります。成球ならば無加温で何ともないのでしょうが、まだ赤ちゃん苗なので、冬の間もある程度の湿り気を与えないと、根が完全に干からびて春に再起不能となるんじゃないかという心配からです。幼苗だからといって、特に保護されることもない自然界ではどんな風に種の保存がなされているのか? 不思議ですね。

にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-26 00:26 | サボテン実生
2012年 11月 22日

マミラリア、動く

今日(21日)も日中は気持ちよく晴れた一日でした。ベランダでの気温は12℃に届きませんでしたが、フレーム内は放っておくと40℃を超えそう。お昼前後、ほんの少し蓋を空かせて温度の上がりすぎを防がないといけません。
そんな中、ピンセットを握って花殻のお掃除をしていると……。蕾です!

a0176140_0234483.jpg

ソリシオイデス(Mammillaria solisioides)。昨年末に長浜の園から来た時には、もうすでにを咲かせていました。一年経って、根元から仔ふきが始まり、円周状にグルッと蕾も現れて来ましたから、まずまずご機嫌でいるようです。
ソリシオイデスは、メキシコ南東部、プエブラ(Puebla)とオアハカ(Oaxaca)の間、標高1,300mほどのブッシュに自生しているそうです。サボテンの自生地というと、砂漠とまでは言いませんが、他に何も生えていない荒れ野というイメージがありますが、ソリシオイデスは他の植物の陰に隠れるようにして生えているようです。「この辺かな」と当たりをつけてグーグルマップで見てみると、荒れ地ではあってもけっこう緑が豊富。おそらく夏の強烈な日射は、他の植物がほどよく遮ってくれるのでしょうね。USDA Hardiness Zones は、10a-11(-1.1℃, above 4.5℃)とのことですから、私のところでは酷寒期、若干の加温が必要のようです。
もうじき、淡い黄色の上品な花を見せてくれそうです。

a0176140_0243558.jpg

ヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)。これも同時期に同園からお輿入れしたものです。何のことはない、ハウス内で花が目立ったマミを選んだということです(w)。こちらも来た時より大きくなって、分かりにくいですが仔ふきも始まっています。でも、ちょっと背が高くなってしまったようです。どうも調子が掴みづらい容貌をしているので、夏前まで少し遮光を強くし過ぎたのかも知れません。水ももっと辛くすべきだったか?
これも、メキシコのソリシオイデスと同じような地域が自生地のようですが、前者よりも標高は1,000mほど高いようですね。その分、微妙に好む環境が違うのでしょうね。ちなみに、USDA Hardiness Zones は、9b-11(-3.8℃, above 4.5℃)で、ヘルナンデジーよりは少し耐寒性が高いのは自生地高度を反映しているようです。
去年の花が結実したので、細かい種を夏に取り播きしたところ、たいそうな高率で発芽しています。まだ今のところ、綿棒はおろか爪楊枝状態ですが、年末には咲くであろうと花と合わせてちょっと楽しみ。

a0176140_025910.jpg

カルメナエ(Mammillaria carmenae)。カルメナエは去年の早春に豊中の園で求めて来たのですが見事に腐らせました(涙)。今あるこれは、3個の寄せ植えを信州の園から買い直したものです。「3つもあれば、1つぐらいは……」という邪な考えです(w)。押しくらまんじゅう状態に鳴ったので、夏の終わりに植え替えたのですが、またまた押しくらまんじゅう! ここまでは、うれしい誤算です。
カルメナエの自生地はメキシコはタマウリパス州(Tamaulipas)。上の2種よりかなり北、メキシコ湾を望む850〜1.900mの高地のようで、CITES 2 の絶滅危惧種にしてされています。いつも思うのですが、現地で絶滅危惧種のサボが、遠く離れた日本のフレームで栽培されているというのはどうなんでしょうか? 複雑な気持ちになります。こちらのUSDA Hardiness Zones は、10b-11(1.7℃, above 4.5℃)。上の2種より緯度は高いけど、メキシコ湾に近い分、自生地は暖かめなのでしょう。
前回の失敗から春先の多湿に弱いように感じています。上手に育てると、旺盛に仔ふきするようですから、そういう形に持って行けるとうれしいですね。これはほぼ白ですが、カルメナエには、他に黄色、赤など棘色のバリエーションがあるようです。

a0176140_0255350.jpg

猩々丸(Mammillaria flava)。ウィキペディアによると猩猩は、「中国に由来する伝説上の動物。またそれを題材にした各種の芸能における演目。さらにそこから転じて、大酒家や赤いものを指すこともある」とあります。特に能の演目での「猩猩」は有名みたいですね。
この株は2年以上前にヤフオクで入手したものですが、逆光に光る赤棘はなるほど「猩猩」か? 去年も長い間、無数に目立たない花を咲かせてくれました。気の毒なことに、あまり長期間咲き続けると注目度が下がります(w)。
これもメキシコは、南東部、プエブラ(Puebla)とオアハカ(Oaxaca)辺りが自生地のようで、高度は1,200~2,700mと広いよう。古くから育てられている普及種ですから、日本の環境にも土着化しているのかも? USDA Hardiness Zones は、10a-11(-1.1℃, above 4.5℃)なのですが、昨冬は無加温断水で問題なく越冬したので、今年も同じ環境で冬越しさせます。
去年4月の花の様子ですこの秋から冬に、ニュニュッとたくさん立派な実を突き出していましたが、見事にすべて種なしでした(w)。

a0176140_0262981.jpg

猩々丸(Mammillaria flava)。こちらはオマケでやって来たもの。あまりに背高になって、しかも曲がってきたので、夏に胴切りしましたが、発根は良好のようです。前のものに比べると、棘色が薄く、「猩猩」の雰囲気は薄い感じ。
切った根元の方からは、たくさん仔をふいていますから、来年には群生した姿をご紹介出来るかも知れません。そしてこちらは、多くはありませんが種が採れました。どんなのが生えるか播いてみましょう。胴切り発根でエネルギーを消耗したのか、こちらはまだ蕾は見えません。

a0176140_0271188.jpg

月影丸(Mammillaria zeilmanniana)。これもかなり以前にヤフオクで入手したものだと思います。根腐りで生存の危機にあったのですが、胴切りで復活し、ご覧のように蕾ではなく仔をふきはじめるようです。
自生地はメキシコシティの北西のサンミゲルデアジェンデ(San Miguel de Allende)付近の標高2,000m前後。USDA Hardiness Zones は、9a-11(-6.6℃, above 4.5℃)とありますから、前3種よりもさらに寒さには強いようです。無加温のフレームでの越冬となります。

a0176140_0274313.jpg

月影丸。同じものの切った後の根元の方です。腐らずに仔で覆われてしまいました。上手く行けば大きな群生株に育ってくれるかも。まったくの結果オーライです。
根腐り状態や胴切り後の情けない状態は、拙ブログ内を「月影丸」で検索していただくと色々と出て来ます。

a0176140_028113.jpg

月影丸。生存の危機に瀕して、窮鼠猫を噛み自家受粉で結実したのでしょうか? それを昨冬に実生したものが無闇に育っています(w)。まだ丸一年経たないのですが左のものは径7cmほどもあります! いくら何でもちょっと水ぶくれですね(w)。

a0176140_028508.jpg

月影丸。それでも特徴的な鈎棘も出て来ました。優しそうな棘に見えますが、この鈎棘は、引っかかると取るのに手こずる、なかなかしぶとい棘ですね(w)。そして、寒さには強くても、夏の高温と過湿には弱いよう。古くからある栽培書でも、「鈎棘マミは、他に比べ根腐りし易い」とあります。
同切りした成球も実生苗の方も、この冬は無加温・断水で過ごさせましょう。

a0176140_0401222.jpg

ピンクニンフ(Mammillaria elongata 'Pink Nymph')。こんな風に実が実りました。これは交配で作り出された園芸種のようです。昨春、こういう風に咲いて、この冬にはけっこうたくさんの実を突き出しました。たぶん種なしと高をくくっていたら、案に反し、微細な種が採れました。播くと生えるのかな?


北米種の中で、分布域も広く種のバリエーションも多彩なマミラリアは、他の種が鳴かず飛ばずの日本の冬に開花期を迎えるものもの多く楽しいですね。ただ、冬期成長(開花)型のマミは、冬の管理(温度・灌水)に気を遣いますね。


にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-22 00:45 | Cactus
2012年 11月 18日

昨冬実生のエリオシケたち

何故か南米サボの中でも、エリオシケ属が気になって、2011年3月に続いて、12年1月にも14種を実生しました。年が明ければ丸一年となりますが、成長の具合はばらつきが大きく、あまり芳しくありません。現状の記録ということでアップします。サーッとスクロールしてください(w)。種名のリンク先は、種子を仕入れたナーサリー・SuccSeedです。

a0176140_22254048.jpg

1.Eriosyce andreana 「アンドレアナ」 FK593
発芽数は少なかったのですが、元気に成長しているようです。
Cactus and Succulent Field Number Queryによれば(以下同じ)、
Locality: Sierra Famatina, La Rioja, Cuesta de Piedra Pintados, Argentina
Altitude: 1830m
SuccSeedの種子リストから消えているのでリンクはありません。

a0176140_22255169.jpg

2.Eriosyce crispa subsp. atroviridis 「アトロウィリディス」 FK105
成長のばらつきが大きいですね。いじけてるのが調子を取り戻せば良いのですが、このままでは生き残りは少数になりそう。
Locality: 22km South of Vallenar, Huasco, Chile
Altitude: 900m

a0176140_2226871.jpg

3.Eriosyce heinrichiana v. setosiflora 「セトシフローラ」 FK23
こちらはどれも芳しくなく、種の特徴が出て来るに至ってません。
Locality: Punta Lengua de Vaca, Chile
Altitude: 10m

a0176140_22261948.jpg

4.Eriosyce limariensis 「リマリエンシス」 FK12
今回はこれが一番調子が良さそう。夏の終わりに植え替えてやれば、なお良かったか?
Locality: Valle de Elcanto, South-West of Ovalle, Socos, Limari, Chile
Altitude: 400m

a0176140_22263643.jpg

5.Eriosyce limariensis 「リマリエンシス」 FK18
4.のフィールドナンバー違い。こちらもばらつきはあるものの、まずまずの成長を見せています。FK12よりも自生地の高度が高いので、夏の暑さが苦手だったのかも知れません。
Locality: Coquimbo, Limari, Ovalle, Rio Molles, Chile
Altitude: 1500m

a0176140_22265223.jpg

6.Eriosyce taltalensis subsp.paucicostata 「パウキコスタータ」 FK108
Locality: East of Paposo, Antofagasta, Chile
これも成績が良い部類でしょうか? 春の植え替えで大躍進を期待したいです。
Altitude: 1300m

以上、6種は旧Pyrrhocactus属。ヒルホ(ピルロ)カクタスグループとでも呼びましょうか。
ここからの8種は旧Thelocephala属。同様にテロセファラグループとしましょうか。

a0176140_22272143.jpg

7.Eriosyce aerocarpa 「アエロカルパ」 RMF299
これは最も発芽率が悪かったものの一つ。ご覧のように、その後の成長もよろしくありません。植え替えで機嫌が直ると良いのですが、逆に消滅のきっかけにもなりそうで怖いですね(w)。
Locality: West of Canto del Agua, Chile
Altitude: 400m
SuccSeedの種子リストから消えているのでリンクはありません。

a0176140_22273394.jpg

8.Eriosyce krausii 「マッレオラータ」 FK773
ドコモだけのような姿がユーモラスですが、こちらも芳しくありません(涙)。
Locality: Chanaral, South of Barquito (km 960), Antofagasta, Chile
Altitude: 90m
SuccSeedの種子リストから消えているのでリンクはありません。

a0176140_22275010.jpg

9.Eriosyce napina 「ナピナ」 FK159 和名:「豹頭」
ゆっくりと成長しているようですが、本当にゆっくりですね(w)。
Locality: 10km South of Freirina, Huasco, Chile
Altitude: 300m

a0176140_2228422.jpg

10.Eriosyce napina 「ナピナ」 FK162 和名:「豹頭」
上のフィールドナンバー違い。こちらの方が全体にしっかりしています。
Locality: 6km South of Freirina, Huasco, Chile
Altitude: 250m

a0176140_22282594.jpg

11.Eriosyce napina v. duripulpa 「デュリプルパ」 RMF277
成球の不思議な雰囲気の片鱗が見えるかな?
Locality: Punta Lobos, Chile

a0176140_2228367.jpg

12.Eriosyce odieri subsp. glabrescens 「グラブレスケンス」 FK53 和名:「黒仏頭」
こちらはまずまずの成長ぶり。発芽当初から分頭してるものがいくつかあります。「ぶんとう」で変換したら「分党」と出ました。時節柄ですかね?(ww)。
Locality: South of Totoral, Copiapo (on coast), Chile
Altitude: 100m

a0176140_2228544.jpg

13.Eriosyce odieri subsp. glabrescens 「グラブレスケンス」 FK815 和名:「黒仏頭」
これも上のフィールドナンバー違い。華やかな花に惹かれて播きましたが、見られるのはまだまだ先のよう。
Locality: South of Carrizal Bajo on hills, Huasco, Chile
Altitude: 125m

a0176140_2229311.jpg

14.Eriosyce tenebrica "fankhauseri" 「ファンクハウセリ」 FK 402
こちらは生存の危機にあるようです。何とか生き残ってくれればと、竹串で根を土に導いておきましたがどうなることやら?
Locality: Elqui, Trapiche, north of town, amongst FK 401, Chile
Altitude: 310m

エリオシケ(Eriosyce)属には、Neoporteria、Pyrrhocactus、Islaya、Chilenia、Horridocactus、Neochilenia、Thelocephala、Rodentiophilaなどが次々と統合され、南米サボの中でも一大ファミリーとなっています。学者さんの研究の成果なのでしょうが、種の違いなのかバリエーションなのかも見分けにくいようで、分類は混乱しているみたいですね。元々の属分けの方が素人には分かり易いと思うのですが……。しかし逆に、これだけの大ファミリー、外見から花まで千差万別あって、どんな姿を見せてくれるか、そういう楽しみ方も出来ると思います。懲りずに、この冬も10種ほど播くつもりでいます(www)。

にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-18 22:42 | サボテン実生
2012年 11月 16日

やーっと、晴れた!

半月以上、更新出来ない間も、ご訪問いただいた皆さん、ありがとうございます。仕事が立て込んでいたせいもありますが、それ以上に天気が悪くて写真を撮る気にもなりませんでした。10月末から毎日のように、暗い雲が垂れ込めて、雷は鳴るは霙は降るは、散々なお天気が続きました。当地、北陸の冬は例年暗い冬なんですが、それにしても11月の初めから、これほど陽が照らないことは近年記憶にありません。ようやく今日はおよそ二週間ぶりの快晴です。

a0176140_21284114.jpg

サボフレームを置いてあるベランダからは、今の時期、綺麗に雪化粧した白山が一望出来ます。冬至の頃には、ちょうど白山山頂辺りから陽が昇ります。

a0176140_22313280.jpg

懸案だったフレームの増設がようやく冬に間に合いました。昨日までに、加温用の電熱マットとサーモスタットも設置が終わり、昨晩から電源を投入しました。今の時期、ケヤキの落ち葉でベランダはいっぱいになります(w)。

a0176140_22315496.jpg

a0176140_22321398.jpg

第1フレームは築丸二年になる一番最初のフレームです。ここには寒さに弱い成球サボと実生半年未満の幼苗を入れてあります。
夏実生から三ヶ月強の幼苗もいますが、育ちは今ひとつ。どうも夏実生は苦手です。干からびさせないよう、時折お湿り程度に水やりして越冬させるため、鉢内温度で10℃を維持します。

a0176140_22325552.jpg

a0176140_22331897.jpg

第3フレームも電熱マットで加温していますが、こちらは鉢内で5℃を維持する弱加温としました。USDA Zone: 9b-10a。耐寒温度-3.8℃から-1.1℃というサボたちが対象ですが、後ここでは実生一年弱の幼苗がメインになっています。実生一年半を迎えたエリオシケ軍団第一期生たちもここに収めていますが、まだけっこう元気です。

a0176140_22344820.jpg

a0176140_2235395.jpg

こちらは新設した第4フレーム。こちらも5℃維持の弱加温フレームです。コリファンタ、ギムノカリキウム、マミラリア、エリオシケなど様々です。
今回、越冬のためにいくつかのサイトでサボたちの耐寒温度を調べましたが、北米種・南米種を問わず、USDA Zone: 9b-10aで、耐寒温度-3.8℃から-1.1℃にほとんどの種類が該当するようです。いきおい、弱加温のフレームは混み混み状態(w)。
実際には、断水状態ならば、短期間もっと低温にまで耐えられると思いますが、安全を見て今年はこれで行くつもり。

a0176140_22353764.jpg

a0176140_22354919.jpg

第2フレームは、昨春作った四面ビニール張りの明るいフレーム。底と背面にスタイロフォームを入れてありますが、その分、冬には一番低温になるフレームです(昨冬での最低温度は-7℃)。エキノケレウスやプシスなど-10℃以下でも平気という強者中心に並べました。
実生苗では、極度に寒さに強いエスコバリアとやがて丸二年を迎えるホマロケファラ・綾波(大きくなりました!)などを収めています。
あと、これまで加温して越冬させ、ぶくぶく太るだけで花を咲かせなかったソエレンプシスもお仕置きのため、ここに置きました(ww)。

a0176140_2236235.jpg

a0176140_22364455.jpg

こちらも新設の第5フレーム。やはり一度に2つフレームを作るのはしんどかった! これも無加温仕様になっています。蓋のビニールは、第2をのぞいてすべて二重にしていますが、新設の第4、第5はビニールが新しいだけ透過率が高くて、冬場でも温度がしっかりと上がるので、温度焼け注意ですね。

a0176140_22385960.jpg

とくかく天気が悪かったので、見上げることもなかったのですが、いつの間にか、こんなに銀杏が色づいていました。

色々と調べてみた結果、同じ属でも耐寒性には相当な違いがあるようです。今回は、USDA Zone: 9b-10a(-3.8℃~-1.1℃)を加温・無加温の目安としました。当地では昨冬の最低気温が-7℃だったので、USDA Zone: 9a-11(-6.6℃~4.5℃)以下のデータが示されていものは基本的に無加温で越冬させます。ただし、データばかりに頼るのも危険なので、去年までの実績を加味してフレームを振り分けました。
調べたデータ表を見ながら、あっちこっちと鉢を移動させていたら、けっこうな労働になりました。腰が……(www)。冬が深まれば、北西の季節風が毎日のように吹き付けます。隙間風を防ぐようにしないと。それでも、今日一日の晴天で、冬支度はなんとか8割方は完了しました。
後は2月までほとんどサボ世話はありません。ただ一つを除いて。それは……、冬実生。昨日、我慢しきれずに、某ナーサリーに種子をオーダーしちゃいました。それでもまだ、打ち漏らし分を他のナーサリーで探しています(困)。また、サボ友の皆さんに、里子の募集をしなくては(www)。その際はどうぞよろしくお願いします。

にほんブログ村 花ブログ サボテンへ
にほんブログ村
[PR]

by aihal_polyhedron | 2012-11-16 22:45 | Cactus