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2014年 04月 29日

実生苗たちを植え替える(14/4/29)

今日は久しぶりに天気がぐずつき、午後からは弱い雨が降り始めました。ただ気温は20℃ほどあって暖かく、こんな日でも出来る実生苗の植え替えを行いました。

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先ずは去年、キリンウチワに接いだものの植え替えです。手先が不器用なのか活着率が三割程度なので、12cmほどの角鉢に五本ずつ植えたキリンウチワに、1つないし2つの接ぎ穂が育っているというたいへん面積効率の悪い状況を何とかしたかったのです(w)。鉢いっぱいに絡まった台木の根をバッサバッサと切り詰めて8本まとめて植え込みました。愛用している突き刺しに強いゴム手袋のおかげで、キリンウチワのチクチク棘を気にすることもなく終了。
手前左から右に向かって、白宮丸(Rebutia pygmaea "tropaeoliptica" FR1114)、智利玉(Eriosyce chilensis v. albidiflora FK192)、Eriosyce bulbocalyx "megliolii"、五百津玉(Eriosyce ihotzkyana)。後ろも左から右へ、Rebutia eucanthema WR305、E. bulbocalyx "megliolii"が2株、最後も五百津玉(E. ihotzkyana)。
他にも色々接いだのですが活着せずに敢えなく落頭(涙)。多少率が悪くても、まんべんなく残ってくれれば良いのに、五百津玉が2株、メグリオリーは3株と偏ってしまいました。我が腕のせいですから文句を言っちゃいけません(ww)。

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冬越しで台木の葉がほとんど落ちてしまったものは、今から葉が出ても接ぎ穂の栄養を横取りする側芽なので、いっそのこと頭だけちょん切って挿し木することに。本当はもう少し育ってからの方が良さそうなものもあるのですが、当人がいたって気短なものですからエイヤッとちょん切ります。
手前の鉢は、前列左から右へ、ヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)、パナロットイー(Turbinicarpus panarottoii)、富貴丸(Mammillaria tetrancistra Sonora)、紫太陽(Echinocereus rigidissimus v. rubispinus)。後列も同じく、恩塚鸞鳳(Astrophytum myriostigma cv. "ONZUKA")、Strombocactus jarmilae、Turbinicarpus nieblae、薫光殿(Mammillaria guelzowiana SB465)。
後ろ左の鉢は、竜爪玉(Copiapoa coquimbana FK464)、秋霜玉(C.cinerascens v. grandiflora FK508)、後ろが黒鬼玉(Acanthocalycium thionanthum v. glaucum FK616)。右の鉢が、優雅丸(Rebutia einsteinii MN103)、バウマンニー(Oroya baumannii)、後ろは2株とも美髯玉(O. peruviana)。
キリンウチワの挿し木は、他のサボと違って切り口を乾かす必要もなく、ちょん切ったら直ぐ挿して水をジャージャー。楽ちんですね。一週間ぐらいで台木部分から発根してくれるんじゃないかな?


室内冬実生の苗たちも植え替えました。ご覧のように苔が生えたりして用土も限界のよう。これで播種後三ヶ月ですが、本当はもっと早く植え替えるべきだったのかも知れません。
先ずは植え替え前の様子です。

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Lobivia ferox v. longispina MN54

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同じくロビビアのL.famatimensis TB338.1

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Weingartia pygmaea HTH029/99

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Discocactus zenthneri ssp. araneispinus


植え替え後はこんな風になりましたが、何時までたっても均等に植え付けることがなかなか出来ません(w)。

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L. ferox v. longispina MN54

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雷頭丸(Eriosyce occulta FK391)

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Copiapoa cinerea v. gigantea "eremophila" FK493(手前)とC.rupestris "desertorum" FK38(奥)

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Gymnocalycium morroense LB326

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Sulcorebutia vazqueziana ssp. alba JM22111


これらの実生苗は、熱帯魚用ヒーターで加温した実生第一ボックスで発芽したものを、園芸用小型ヒーターで加温する実生第二ボックスへ移して育てて来ました。照明は、第一ボックスではNECの植物育成蛍光灯ビオルックスを、第二ボックスでは一般のLED電球を使っています。両ボックスとも、東に向いた窓際に置いてあるので、日の出から数時間は窓越しの日光が当たります。順調に行けば、後ひと月ほどで外のフレームに移すつもりです。

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by aihal_polyhedron | 2014-04-29 21:29 | サボテン実生 | Comments(0)
2014年 04月 26日

蝦サボ三番手はローマ蝦 etc(14/4/26)

暖かいを通り越して、少し動くと汗ばむほど今日は気温が上がりました。日射しも強くなり、近々に遮光を始めないと蓋を空かすだけでは危険です。

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宇宙殿、ラウイーに続き、今年うちでの蝦サボ開花三番手はローマ蝦(Echinocereus octacanthus)となりました。吹いた仔(右下)にも蕾がありますが、植え替えを怠ったせいか主頭からは三つのみの開花にとどまります。

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蝦サボによくある雌蘂の緑色の強さはこの株には見られません。そのかわりというか、雄蘂も真っ赤に見えますね。

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蕾を膨らませていたドッピアヌム(Gymnocalycium andreae v. doppianum)が開花を始めています。

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上品なレモンイエローの花はギムノには珍しいのかも? カキ仔ですが小さなうちから咲き始めてくれるのもありがたい。

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ダシアカンサ(Escobaria dasyacantha)は、冬の間に根元から傾いてきて心配していたのですが、どうやら無事のようで開花を始めました。

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これもガラス状の鋭い棘に守られながら、地味ーな花を咲かせています。

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紫宝玉(Echinomastus unguispinus)の二株目も開花しました。でもつごう七つあるうちの一つが赤腐れでお亡くなりに。

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やっぱり完全には開ききらないようです。花粉がこぼれていたので、もう一方の株との間で交配しておきましたが結実するかどうかは分かりませんね。

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実生のヘルナンデジー(Mammillaria hernandezii)です。二年前の六月に自家採種したもの実生しました。今年の二月の初開花後、四月の頭に植え替えましたが、一つだけまた花を着けています。この株は直径が1cmに満たないものですが実に健気!

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こちらも自家採種の奇想丸(Setiechinopsis mirabilis)です。この種は交配しなくても必ず自家結実するようで、油断すると種が出来すぎて株が弱るので、ほとんどを花後に切り取ってきました。また、一昨年、取り播きしたところ一粒も発芽せず、同じ時の種を冬実生したところ良好に発芽し、一年四ヶ月でここまで育っています。どうも発芽周期があるようですね。近々、夜咲きの白い花火をご覧に入れることが出来そうです。

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by aihal_polyhedron | 2014-04-26 23:11 | Cactus | Comments(0)
2014年 04月 23日

あれれ? そして、蕾たち(14/4/23)

今年の四月は、これまでのところお天気が安定して、加賀地方でも晴れの日が続きます。気分的にもありがたいですね。

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実生のすみれ丸。同じロットの種ですが、まったく違う色の花が咲いています。稜の深さも棘座の綿毛もかなり違いますね。これはこれで多様性があって楽しいと受け止めましょう(w)。

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Echinocereus lauii Lau 780がいろいろと咲き揃い始めています。一昨日の雨で小休止したのか一気に爆開とはなりませんでした。これも同じロットからの種ですが、微妙に花色が違うところが面白い。

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ここからは蕾たちです。三年前の八月に自家採種を実生した緋花玉(Gymnocalycium baldianum)は三つどもえで押し合いへし合い状態で蕾を上げてきました。花後に植え替えでしょうが、結構長く咲き続けそうですね。

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ドッピアヌム(Gymnocalycium andreae v. doppianum)。親株はどうしたわけか調子を崩し、鳴かず飛ばず状態ですが、カキ仔したものが元気に蕾を膨らませています。ギムノの蕾って、ある意味いささかキモイ感じがして、苦手な方もありそうですね(w)。透明感のある黄花がもう少しで見られそうです。

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冬の断水でしょぼくれてしまったラゴネシー(Gymnocalycium ragonesii)にも蕾が。Webで検索してみても、似たり寄ったりの肌色なので、これで正常と思いたいのですがどうなのでしょうね?

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琵琶湖の園からやって来て、二度目の春を迎えるベルクマニィ(Echinocereus fitchi v berckmanii)です。吹いた仔も大きくなって、そこにも蕾が着いています。去年は5月半ば過ぎに開花していますが、今年は少し早くなるような気もします。

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紫太陽(Echinocereus rigidissimus v. rubispinus)はあまり多花性ではなく、うちではこれまで6月初旬に開花していました。ちょうどその頃は、毎年二週間あまり家を留守にする予定が入っています。たぶん今年も花をまともに見ることは出来ないでしょうね。

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二年前の一月に播いたアンドレアナ(Eriosyce andreana FK593)に初めての蕾が上がって来ました。まだ冬の断水の影響で球体が縮み気味ですが、新棘も上がって来ているので大丈夫でしょう。でも、右奥のものは成長点に南米病のような兆候が現れています。しっかり根付いたらハイポネックスを施肥してやりましょう。

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これは三年前の三月に実生したピリスピナ(Eriosyce taltalensis subsp. pilispina FK772)。同じロットの種子からのものですが、棘の出方がずいぶんと違っています。あと何鉢か手許にあるのですが、左のものが最もヌーディな感じで、右が一番棘が密生しているものです。

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左側の蕾です。棘が少ないというか荒いので蕾がよく見えます。

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右側は、白棘に絡まっていて蕾がよく見えません。去年咲いた花は、どちらも同じような感じだったと記憶しています。面白いものですね。


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by aihal_polyhedron | 2014-04-23 17:53 | Cactus | Comments(2)
2014年 04月 20日

宇宙殿、爆開!(14/4/20)

昨日の強風は何だったんでしょう。ひょろ長い南米柱サボを植え替えるのに難儀しました(w)。

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五日前に一輪開いた宇宙殿(Echinocereus knippelianus)が爆開です。あと一つ二つ蕾がありますが、体が見えないほど山盛りに咲いています。冬の寒さに晒されたことで爆開スイッチが入ったのでしょうか? 球体はまだしっかり膨らんでいませんが大した体力です。

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同じくエキノケレウスのE.pulchellus "aguerrei"にも蕾が。三年前の六月に実生して、去年は一株が一花だけさかせましたが、今年は全部の株に蕾が上がって来ています。

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エビサボたちが元気です。アルビスピナス(Echinocereus reichenbachii var. albispinus)の蕾も膨らみつつあります。去年は5月の連休に入ってからの開花でしたが、今年は少し早まるような感じがします。
他のエビサボたちも次々と蕾を膨らませていますが、中に2種類だけ、うちへ来てから一度も花を見せたことのないものがあります。次回にご紹介しましょう。

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前々回のスレッドでご紹介したすみれ丸?と同ロットの種から育てたノトカクタス(今はパロディア)です。こちらは何とさらにすみれ丸らしからぬ薄クリーム色の黄花を咲かせました。三つ目のものはすみれ丸らしい赤紫の蕾をもたげていますが、いったいこの種子は何の種だったんでしょうかね(w)。サボに罪はありませんから大事に見守ることにします。

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by aihal_polyhedron | 2014-04-20 18:56 | Cactus | Comments(5)
2014年 04月 18日

花・花・花、そしてネジラミ考(14/4/18)

今朝は久しぶりの雨ですが、このところ好天が続き、フレームの中では次々とサボたちが開花して大忙しです(w)。

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6月で実生から丸三年となるEchinocereus lauii Lau 780が初めて花を咲かせました。去年の春に一株に蕾の兆候のようなものが見えたのですが、さにあらず、その後、仔ぶき分頭しました(w)。

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今年は手許に残したすべての株が元気に蕾を上げています。蝦サボは咲き始めると短期間に次々と咲くものが多いように感じます。この週末には咲きそろうのではと思います。

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サボ友さんからいただいた種子を二年前の一月に冬実生したポラスキー(Turbinicarpus polaskii SB269)も初開花を始めました。球体は1.5cmほどしかなく、冬の間の暖水で赤茶けた色がまだ戻りませんが、不似合いなほど一人前に純白の花を開いています。
去年の夏にヨトウムシに囓られたものも出ましたが、それらも成長は遅いながら何とか生き延びています。

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オークションのオマケでいただいた天晃(Thelocactus nidulans)だと思うのですが……。どうも棘ものは苦手でよく分かりません(w)。
テロやフェロももう少し播いてみようとも思うのですが、冬の日照の極端に少ない北陸では、良い棘はなかなか望めそうにありませんし、梅雨の長雨と高湿度でカビもくるでしょうから躊躇しています。

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花笠丸(Weingartia neocumingii)が今年も咲き始めました。去年は4月20日過ぎに見事な群開を見せてくれましたが、今年は植え替えを怠ったせいか、蕾の数が少ないような感じです。

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エピテランサのかぐや姫(Epithelantha micromeris var. ungnispina)。その名のとおり、とても小さく可愛い花を咲かせ始めました。頭を刎ねて作った群生株です、ゆっくりとですが入手当時よりけっこう大きくなりました。

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一株しかありませんが、自家受粉もするようで時々種ができます。花後、忘れた頃に細い真っ赤な鞘が上がって来ますが、種子の入っているものは稀ですね。

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今年のギムノカリキウム初花の名称不明実生苗も花が終わったので抜き上げました。Gymnocalycium berchtii VS161ということで種を入手しましたが、どう見ても別種です。以前も、エキノケレウスということで播いたものがアリオカープスだったりして……。
ま、とにかくここまで元気に育ってくれてますから良しとしましょう。

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最後にお見苦しいものをお見せします。植え替えのためサボを抜き上げた鉢底の写真です。このサボにはしっかりネジラミがたかっていました。鉢底に見える白いカビのようなものがネジラミの痕跡です。

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鉢底に入れていた赤玉土大粒のガラにネジラミの繭?が着いています。よく見るとその周りにさらに小さい幼生らしい姿も……。
これにたかられた根は、土を落とす際にポロポロと千切れてしまい、中には赤腐れが始まっているものもありました。ネジラミに樹液を吸われ、弱って枯れた根から赤腐れが進行するというシナリオのようです。
現在5つあるフレームと1つのビニールトンネルのうち、2つのフレームでネジラミ被害が出ました。1つは無加温、もう1つは鉢内最低温度を10℃に加温しているフレームでした。無加温フレームでは、被害が確認できたのは今のところ1鉢だけですが、加温フレームではほとんどの鉢にネジラミが蔓延していました。
どういう経路で侵入したのかは分かりませんが、この加温フレームは一番古いもので、蓋のビニール張りが劣化して昨夏、雨漏りのため底土が水浸しになっています。おそらくこの際に、ネジラミがフレーム全体の鉢に取り憑き、冬の加温と乾燥で蔓延したのではと推測しています。
寒さに弱いキリンウチワ接ぎものやメロカクタス、ディスコカクタスを無事に冬越しさせるために加温は必要と思いますが、加温越冬の功罪を考えさせられる出来事でした。

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by aihal_polyhedron | 2014-04-18 09:21 | Cactus | Comments(2)
2014年 04月 15日

春、真っ盛り(14/4/15)

桜のピークも過ぎて、春、真っ盛りとなりました。ネジラミ退治に手を取られ、ただでさえ遅れていた春の植え替えは出来ず仕舞いとなったものがたくさんあります(涙)。
そんな植え替えまだのサボたちも、春の陽気に誘われて次々と花を見せてくれています。心の中で「ゴメン」と謝りながら撮りました(w)。

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二年前にサボ友さんからいただいたカンディアナ(Sulcorebutia candiae)、微妙の色合いのオレンジ花が魅力です。
スルコレブチアはレブチアに統合されてしまったのでしょうか? "The New Cactus Lexicon"のペーパーバック版にはスルコレブチアの項がありません。

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まだまだ蕾がたくさん上がって来ているので、しばらくは楽しめそう。
スルコもスルコなしのレブチアも花色のバリエーションも多く、微妙な色合いの花を楽しもうと実生もしましたが、それらの開花はまだ先となりそう。

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うちのフレームでの蝦サボ開花第一号は今年もこの宇宙殿(Echinocereus knippelianus)。断水と厳しい寒さでまだ縮こまった姿ですが、蕾の数は半端じゃありません。一度に開くと押し合いへし合いで大変なことになりそう(w)。花後には植え替えてあげるからね。

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ペレキフォラ属の精巧殿(Pelecyphora aselliformis)は、花というよりも群生する姿を愛でるサボなんでしょうね。花はご覧のようにありふれたもの(ゴメン)。
大阪の園から二年前にやってきて、鉢いっぱいに膨れ上がりました。主幹の周りの小さな仔たちが今年はどれくらい大きくなってくれるか楽しみです。

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実生して三年余りとなるこのすみれ丸(Notocactus uebelmannianus)は、10cm余りに膨れ上がり、去年の春に蕾を上げたものの、桜の時期の高温で拗れてしまい、とうとう咲かず仕舞いでした。

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アップにしてみました。花びらも細く小さめの花ですね。本当にすみれ丸なんでしょうか? Web上で拝見するすみれ丸は、あまりにど派手な花が多くて、「これで何ですみれ?」と思うのですが、こちらの方が肥満した球体のふてぶてしさは別として、すみれらしいかも知れませんね(w)。一緒に実生した残りのものとは球体の姿もかなり違います。個体差なのか、別種なのか?

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ギムノの中ではいの一番に咲く羅星丸(Gymnocalycium bruchii)が今年も開花してくれました。去年の春は抜き上げるのが遅かったのか、根の乾燥中に蕾が上がって来て、一年中、あまりご機嫌が良くありませんでした。
ご覧のように球体が萎んだ感じで回復にはほど遠い姿ですが、律儀に花を咲かせてくれています。ネジラミに取り憑かれているのかもしれません。花後に抜き上げるまで、ダイシストンでネジラミ退治しておきます。

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三頭に分頭した銀翁玉(Eriosyce senilis)は、やはり三頭同時開花とはなりませんでした。

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でも、一番寒い無加温フレームでの冬越し、一年半近く植え替えもされていないにしては立派すぎる花を見せてくれました。

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来年は小まめに鉢回しして、同時開花といきましょう。

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ここからは地味目のサボ。このダシアカンサ(Escobaria dasyacantha SB968)は実生から二年目の昨春に初開花しました。水やりを厳しくしてきたせいか、けっこう扁平に育っています。

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ガラス状の棘に地味目の花。目立ちませんが気に入っています。

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同じくエスコバリアのミズーリエンシス(E.missouriensis SB205)も冬の間ペシャンコに縮んでいた身体を膨らませ開花を始めています。

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近寄ってみても、ご覧の通り地味な花でしょ(w)。しかし、この種類、自生地によっては-25℃の寒さにも耐えるものがあるとか。大変な御苦労があるのに、それを誇らないこの奥ゆかしさが素敵(w)。

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さて最後は紫宝玉(Sclerocactus unguispinus 'durangensis v. mapimiensis')。後わずかで実生から丸三年となるこの春、初めて花を咲かせてくれました。
しかし、これも実に地味目な花ですね(w)。二日前から開きかけているのですが、なかなか完全に開き切りません。
左奥のもう一つにも蕾が上がって来ているのですが、同時には咲きそうにないので種は無理でしょうか?

昨日一昨日で抜き上げてあったものだけは何とか植え込むことが出来ました。ネジラミ被害にあったもののうち、小さな実生苗は回復不能のものも出るでしょう。出てから退治するのでなく、次の冬前にはしっかり予防をしておかないと……。

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by aihal_polyhedron | 2014-04-15 07:04 | Cactus | Comments(4)
2014年 04月 06日

花冷えにしては寒すぎる(14/4/6)

今日は何て日なんでしょう? 冬に逆戻りしたようで、午前中は一時的に霙も降りました。寒!
今日ご紹介するのは4月に入って咲き始めたサボたちです。

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花の雰囲気が何とも不思議な羅紗錦(Ancistrocactus uncinatus)が今年も爆開しました。二年続けて桜の散る頃にうっかりと焼いてしまい、気の毒なことをしたのですが、それを物ともせずに咲いてくれました。

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サボテンの花というよりは、何だか熱帯の密林の奥深く咲く花という感じですね(w)。

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成長が極めて遅い菊水(Strombocactus disciformis)も花だけは毎春律儀に咲いてくれます。ちょっと甘やかせ過ぎなのか、上に伸び上がっていますね(w)。

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ストロンボカクタスは菊水の一属一種と思っていましたが、幾らか別種のものがあるのですね。これはドイツのケーレスから仕入れた種で実生したS.jarmilaeです。2012年の12月に実生し、昨夏にキリンウチワに接ぎました。正木で育てているものたちは、まだマッチ棒の先ほどの頼りなさで植え替えることもままなりませんが、接いだ一つが初開花しました。
別種ということですが、ググって画像を見ても私には菊水と見分けがつきません(ww)。

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初めてサボ実生に挑戦した時に播いたうちの一つ、白鳥(Mammillaria herrerae)も、成長は遅いながら株が充実し、今年はすべての株が複数の花を着けてくれました。花がなくても、細かい白棘で護られたまん丸い球体が御饅頭のようで愛らしいサボですが、そこに開く濃ピンクの花はやはり格別ですね。頭を刎ねれば群生株に仕立てることも出来るようですが、可愛そうでなかなか思い切れません。

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ツルビニカルプスにしては大きめの花を咲かせる長城丸(Turbinicarpus pseudomacrochele)です。同属のスパケラタスなどと違い多花性ではありませんが、春先から秋にかけて時々開いてくれるこの花は、整った形といい、清楚な花色といい、ツルビニのなかでも出色の美しさと思いますが如何でしょうか?


さて、美しいサボ花たちを見ていただいた後にお見せするのは、ちょっとグロい画像です。

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この春は植え替えの時間がなかなかとれず、調子の悪そうなもの優先に植え替えています。この緋花玉(Gymnocalycium baldianum)も一見してかなり調子が悪そうですね。かろうじて一つ蕾が上がって来そうですが、断水で縮んでいるのはさておいても、どす黒い肌色はどこかに異常があることを示しています。

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で、抜き上げると……。根に沿ってカビのような白い粉状の小点がたくさん見えます。ネジラミです。冬の間、水切りして用土が乾燥した状態がネジラミにとっては好都合だと言われます。この状態で冬中、根から体液を吸い取られるのですから、サボにとっては堪ったものではありません。

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部分を拡大してみました。小さな卵や白い繭に覆われた幼虫がビッシリとたかっています。あまり見たくないですね、こういう画像は(w)。
用土を落として根を整理してから、アクテリック乳剤にしばらく漬けて乾燥させました。植え込みの後、表土にダイシストン粒剤を撒いて退治します。恐らくこれで根絶出来、元気も取り戻してくれるでしょう。でも、鉢から鉢へ移動して行きますから、今度は他のサボがたかられる可能性が大です。同じフレームに置いてあるサボの調子がおかしいなと感じたら、小まめに抜き上げてみるしかないようです。

この寒さが過ぎると一気に暖かくなることでしょう。春の光は柔らかく見えてけっこう強烈です。早めの遮光と十分な通風を心がけないと、この時期必ず幾つか焼いてしまうんですよね。用心用心。


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by aihal_polyhedron | 2014-04-06 21:17 | Cactus | Comments(5)