人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Polyhedron

aihal11.exblog.jp
ブログトップ
2011年 02月 16日

蕾さまざま

今日は朝から気持ちよく晴れ上がり、フレーム内の温度も40℃を超えました。こういう日が順調に増えてくれるとうれしいのですが……。
蕾さまざま_a0176140_21245195.jpg

冬仙玉のもずいぶん大きく膨らんで来ました。現在13個ほどが数えられます。紫がかった肌、密生する白刺にピンク色の蕾が艶めかしいと思います。
蕾さまざま_a0176140_21292480.jpg

一月末に入手した銀翁玉は冬仙玉と同じエリオシケ属ですが、こちらの方が刺の雰囲気が優しい感じがします。これにも新しい花芽が上がって来ました。
蕾さまざま_a0176140_21364447.jpg

こちらはグランディフローラ(販売名)。やはり蕾が膨らみつつあります。Cometさんに教えていただいたCACTUSPEDIA(http://www.cactuspedia.info/index.htm)には、E. (Islaya) grandiflorens spinosiorというものが載っていますが花は黄花となっています。こちらは蕾から見て、どうもピンク系の花が開きそうです。球体の感じからして、Eriosyce curvispinaかEriosyce subgibbosa var. subgibbosaのようにも思えるのですが、開花すればもう少しはっきりするかも知れませんね。

# by aihal_polyhedron | 2011-02-16 21:48 | Cactus
2011年 02月 13日

植え替え四日後の実生苗

12月に播種した実生苗を植え替えて四日が経過。万事順調と言いたいところですが、そうは問屋が卸しません。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_238634.jpg

先ずはすみれ丸(Notocactus ubelmannianus)の一個にカビが発生。どういう訳か、すみれ丸には植え替え前にも度々カビが生えていました。同じ所から入手した金晃丸(Eriocactus leninghausii)や綾波(Homalocephala texensis)はカビ知らずに元気に育っているのですが……。
これまで、カビが生える度にハナガードALという殺菌剤(バラのうどんこ病・黒星病用)を噴霧していましたが、今日はベンレート2000倍希釈を予防もかねて全ての実生苗にスポイトで点滴しておきました。何とかこれで止まって欲しいと思いますがどうなることやら。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23165086.jpg

こちらはまあ順調と思われる金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)。黄刺の豪刺というものなのですが、何となくそれらしい風格が出て来たでしょうか?
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23231686.jpg

十稜兜×花園兜の交配種(Astrophytum asterias)ですが将来的に稜数はどうなるのでしょうか? ずいぶん根が深く張っていて植え替えには苦労しました。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23263175.jpg

四角鸞鳳玉(Astrophytum myriostigma var. quadricostatum)。まだヒヨッ子ですが確かに四角いですね。この姿、何だかキノコのようにも見えますが……。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23303712.jpg

綾波(Homalocephala texensis)は発芽率も抜群で成長も順調。深く広く根を拡げ周りと絡み合っていて、抜くと言うより辺り一帯を掘り返して植え替えました。Webで見る花の美しさに惹かれて種を蒔きましたが、順調に行って花がつくまでに何年かかるのでしょうか?
植え替え四日後の実生苗_a0176140_2337234.jpg

今回の実生で唯一自家採種のスパケラトス。Cometさんから、征覇城(Turbinicarpus pseudomacrochele ssp.pseudomacrochele var.sphacellatus)ではないかとお教えいただいた親株からの採種です。ムーミンのニョロニョロという感じでユーモラス。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23423183.jpg

奇想丸(Setiechinopsis mirabilis)は、サボテンらしからぬ切れ込み深い神秘的な花姿に惹かれて種を入手しましたが、発芽は40粒中2粒のみでした。暑さに弱い種と聞きますが、何とか花を見るまでに育てたいものです。
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23462590.jpg

碧瑠璃鸞鳳玉(Astrophytum myriostigma var. nudum)の中にこんなこぶ付きが現れています。この時期に仔吹きということはないでしょうから、何らかの理由で成長点が二つに分かれてしまったようです。成長自体は悪くなさそうですが今後どうなっていくのでしょうか?
植え替え四日後の実生苗_a0176140_23515475.jpg

最後に問題と反省点。金晃丸(Eriocactus leninghausii)。発芽率も良くなかなか大きくはなりませんが綺麗で繊細な刺を出していました。余りに密生して発芽したのと小つぶなため、移植の際、力が入り過ぎ、ピンセットの先で球体を傷つけてしまったようです。次の時には、ピンセットのバネを弱らせるか箸を使う方が良さそうですね。私が不器用だと言われれば、その通りなのですが……。

# by aihal_polyhedron | 2011-02-13 00:04 | Cactus
2011年 02月 11日

スピード開花

午前中、雪もちらつきましたが、昼前からは晴れ上がって十分な日照がありました。けれども、風は北風で身を切るように冷たいですね。
スピード開花_a0176140_2152225.jpg

スピード開花_a0176140_21524824.jpg

ツルビニカルプス属のスパケラトス(販売名)が一輪開花。蕾が上がり始めているのに気づいてから一週間でのスピード開花です。もっとも今のところ、蕾はこの一輪しか見当たらないから狂い咲きなのかも知れません。
スピード開花_a0176140_2217153.jpg

冬仙玉(エリオシケ)の蕾は順調に膨らみつつあります。こちらは12月末には蕾が出始めていましたから、慌てず急がずゆっくりしたものですね。
明日から四日ほど雪の予報が出ています。でも、その後は日も照って暖かくなるようです。サボテンたちも私にも待ち遠しい限りです。

# by aihal_polyhedron | 2011-02-11 22:28 | Cactus
2011年 02月 09日

月影丸にも蕾が

このところ三日ほどは雪こそ降りませんが、日照もほとんどない暗い日が続いています。週末から雪の予報が出ていて、春への道はまだまだ遠いようですね。けれどもフレームの中のサボテンたちは毎日少しずつだけれど動き始めています。
月影丸にも蕾が_a0176140_2274236.jpg

マミラリアの月影丸、疣の間に蕾らしき膨らみが見え始めました。それにしても、余りにも日照が少ないせいなのでしょう、頭が尖った姿は情けない限りです。我が家の環境では冬期は完全に水断ちした方が良いのでしょうか?
月影丸にも蕾が_a0176140_22104326.jpg

昨日の植え換えで余ってしまった苗たち(金晃丸、菫丸、綾波)をフレームに移しました。最低温度は6℃前後をキープしていますが、今までの加温多湿から環境激変なので耐えられるかどうか。許せ。
月影丸にも蕾が_a0176140_22124340.jpg

名称不明マミラリアは順々に開花していくようです。これも日照不足で完全に開いてくれないのが恨めしい。全部が咲いて花冠が一周するのを見たいものだが無理なような気がします。風が冷たく、写真を撮る間、寒い思いをさせてしまったようです。

# by aihal_polyhedron | 2011-02-09 22:18 | Cactus
2011年 02月 08日

実生苗を植え替える

播種から約2ヶ月経ち、ものによっては込み過ぎて来ました。それに菫丸は毎日のように1つ2つとカビが生えます。発芽率の悪いものも全く発芽しないものも、このところ動く気配もありません。3ヶ月はこのまま行く予定でしたが、ここが潮時と考え今日、植え替えました。
実生苗を植え替える_a0176140_22545970.jpg

実生苗を植え替える_a0176140_22552271.jpg

用土は、赤玉土4、イソライト3、鹿沼土1、珪酸塩白土1、ネオアイセンロングランP1とします(肥料以外は微塵を抜いた微粒)。先日、実生苗植え替え用に芝の目土をと書きましたが、ホームセンターで売られている芝の目土は製品によって組成がまったく違っていました。それに大きな袋のものばかりで、5㍑くらいのものはほとんど見かけません。それもそのはず、芝生に使うのに5㍑なんて何の役にも立ちませんからね。結局、赤玉土「小粒」のうち、いちばん細粒が入っていそうなものを買って来ました。
実生苗を植え替える_a0176140_23284355.jpg

大きめの軽石を鉢底に敷き、その上に用土を入れ、表土としてイソライトを1cmほど乗せます。これは珪藻土を焼固めた人工土で、粒が揃っていて保水・排水ともに良好で清潔なため表土に用いました。管理のし易さを考えて小鉢に植え込むことにし、たっぷり腰水させて、いよいよ植え替えです。
実生苗を植え替える_a0176140_2343250.jpg

実生苗を植え替える_a0176140_2344869.jpg

育ちがいい綾波(ホマロケファラ)はもちろん、兜類もずいぶん根が深く張っていて驚きました。これならもっと早く植え替えても良かったようです。逆に金晃丸(エリオカクタス)や菫丸(ノトカクタス)は球体も小さく根張りも極浅く、近距離にピントが合わないお年頃の私は、終わった頃には肩と首がガチガチに凝ってしまいました(笑い)。
実生苗を植え替える_a0176140_23134058.jpg

何とか終了し実生ボックスに戻しました。諸先輩方のやり方をネットで学び、形だけは何とか整えられましたが、小さな苗のピンセットでつまみながらの植え換えは、何とも神経をすり減らす作業でした。後は腐りやカビが出ずに根付いてくれることを祈るのみです。なお、金晃丸、菫丸、綾波は発芽数が多くて全てを実生ボックスに収容出来ませんでした。処分するのも忍びないので、発芽後二ヶ月の苗にはまだ寒かろうがフレームに移動させることにしました。はたして生き残ってくれるでしょうか?

# by aihal_polyhedron | 2011-02-08 23:27 | Cactus