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Polyhedron

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2011年 03月 02日

実生、その後

もうすぐ播種後三ヶ月を迎える初実生。先月初めに植え替えてから二十日あまり経ちました。何時までも30℃での蒸し作りもどうかと思い、一週間ほど前からサーモの目盛りを20℃に下げましたが、そのせいかこのところ成長が少し停滞気味のようです。
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綾波( Homalocephala texensis)は発芽率が群を抜き、ここまで一つとして腐らず旺盛な成長を見せてくれている優等生です。このまま育つと我が家のフレームは綾波御殿となりそうですが、今後はそう甘くはないでしょうね。
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こちらも一つの脱落者も出していない十稜兜×花園兜。表土に青苔が生え出しています。人工土イソライトとはいえ、やはり蒸気消毒するべきでした。
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四角鸞鳳玉(Astorophytum myriostigma var. quadricostatum)もここまでは順調。
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碧鸞(Astrophytum myriostigma var. nudum)ということだがほとんどに星があります。成長すると消えていくのか、それとも先祖返り? こぶ付き君は健在です。
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紅葉碧鸞錦(真ん中の列)。錦の有無は今のところ不明ですが、この色では正木で育てるのは難しいのでしょうね。もう少ししたら何本かをプシスに接ごうかと思っています。
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金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)は真ん中にあった育ち頭の苗が腐ってしまいました。今のところ脱落したのはその一つのみで、他のものたちは引き締まって来て新刺も出しているので、ゆっくりお育ちモードに入ったのかも知れません。この種子は純黄豪刺ということですが、赤っぽい刺をだしているものもあり、球体にも個性が出て来たようです。
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光琳玉(Gymnocalycium cardenasianum/前列)はもう既にくせ者らしい様相を見せ始めています。見るからに成長は遅そうですね。30粒蒔いて5個発芽、1個が脱落してご覧の状態ですから、一年後には生き残っているかどうか……。
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奇想丸(Setiechinopsis mirabilis/左の2つ)は40粒蒔いてこの2個のみの発芽でした。真ん中のものが球体の色が悪くなってきて心配しています。それでもわずかだけれど新刺を出し始めていますから、何とか持ちこたえて欲しいものです。右側は白鳥(Mammillaria herrerae)。
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征覇城(Turbinicarpus pseudomacrochele ssp.pseudomacrochele var.sphacellatus)。昨秋買った苗の結実を播種しました。9粒中6粒が発芽して順調に育っていると思うのですが徒長気味でしょうか?

四月になれば、これらの実生苗もベランダのフレームに移そうと思っています。そのためのつなぎ(環境学習)として新しい実生ボックスを計画中です。来週辺りには準備も整え、そちらへ移す予定です。キーワードは温度差と通風になるのでしょうか?

by aihal_polyhedron | 2011-03-02 23:50 | サボテン実生


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