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2011年 05月 11日

気の早い台風

ずいぶん気の早い台風が北上して来たおかげで、昨日今日と一日中しっかり雨となりました。当地では蒸し暑くはないので助かりますが、まるで梅雨のよう。フレームの蓋も閉め切りでサボたちを覗くことも叶いません。この雨で実生苗をベランダに出す仕掛けも完成が遠のき、苗のお日様デビューは来週になりそうです。早く晴れてくれー!
そんなわけで新たな写真も撮れず、先月末に長浜K園さんからやって来た新顔をご紹介します。
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ロッビンソルム(Escobaria robbinsorum / Mesa SB462) 扁平な球体に刺座の白い綿毛、そこから伸びるピンクがかった短い刺のバランスが気に入って選んで来ました。残念ながら今年の花はもう咲き終わっているようです。
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北極丸(Escobaria vivipara) ロッビンソルムもそうですが、これもコリファンタに分類されることもあるようです。サボテンの属の分類って難しいというか混乱しているようですね。学者のエゴだという話も園主さんからお聞きしました。
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パマエンシス(Neochilenia pamaensis / koehr es#8992) 黒く怪しい肌色が何とも言えず魅力的です。現在、二つの蕾はかなり膨らんで来ています。
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テヌイス(Neoporteria tenuis / FR1453) こちらもよく似た肌色の仲間ですが綾の感じが違いますね。こんな肌色で葉緑素は少ないでしょうから成長は遅いのでしょうね。
パマエンシスはネオチレニア、テヌイスはネオポルテリアということですが、どちらもピロカクタスとされていたり、今はエリオシケに統合されていたりしてややこしいですね。

これらを分けていただいた折、園主さんからいくつか教えていただいたことがあります。それは、
1.サボテンが動いている時に植え替えてはいけない。新刺や蕾が出る前、既に鉢の中では新根が動き始めている。その前、冬の間に植え替えて短い春の成長期を十分に利用すべき。
2.冬は結露の滴を防ぐために温室に内張をするだけなので最低-5℃ほどに下がるが、断水して休眠させておけばメロカクタスでも凍害は起きない。ただし、鉢穴から根が出ていると凍害を受ける。
3.夏は光線よりも温度焼けに注意。通風を十分に図るべき。高すぎるよりは低いと思われる温度の方が健全なサボテンが出来る。
4.表土に矢作砂を使うのは土との境界線からの腐りを防ぐため。
などでした。

特に1が印象に残っています。ほとんどの栽培書には「春になって動き出す前に植え替える」とありますが、これは確かに難しい。断水していても、陽射しが強まり温度が上がれば、サボたちは目を覚まし球体の栄養分を使って動き始めるでしょう。その前(休眠中)に植え替えるというのは合理的ではないでしょうか? さらに拡大解釈するならば、植え替えたからといって直ぐに灌水はせず休眠状態を続けさせ、凍害の心配がなくなった頃に灌水を始めるのが良いのかも知れません。かえって教科書どおりに「春が近づく→植え替える→灌水開始」と単純に捉えると、思わぬ寒の戻りに遭って、寒さに弱い種が根腐りを起こす危険もあると思います。
聞き違いもあると思います。あくまでも私の記憶にあることとしてお読みください。
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by aihal_polyhedron | 2011-05-11 21:32 | Cactus


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