2011年 12月 29日
今日で仕事納めという方も多いのでしょうね。私の仕事には特に仕事納めということはないので、お正月と言ってもあまり感慨は湧きません。それでも公私ともに正月準備には追われています(w)。 このところずっと、陽射しも殆どなく、雪か時雨模様の日が続いていましたが、今日は久しぶりに午前中から晴れて、明るい陽射しに恵まれました。そんな中、マミラリアなどが蕾を膨らませています。でもまた明日からはしっかり冬型に戻るようです。 ↑ 昨秋やって来たブカレンシス(Mammillaria bucareliensis)はこの一年でずいぶん膨れ上がり、見違えるように逞しくなりました。環境変化のせいか昨シーズンは花なしでしたが、ご覧のように今年はぐるっと蕾を着けています。こういう反応は何であってもうれしいものですね。でも、十分に日照がないせいか、なかなか全開にはなりません。たくさん蕾が出てますから、そのうち好天が続けば綺麗に開いた花が見られるかも知れません。気長に待ちましょう。花の間、下の膨らみは仔吹きのようです。反対側には人面創のような仔が吹いています。どんな形になるんでしょうか? ↑ 玉翁(Mammillaria hahniana)は開花が始まっています。花は地味なマミラリアそのものですが数で勝負です。たぶん、寒いフレームを春まで彩ってくれることでしょう。 ↑ 仔吹きと言えばこの月影丸(Mammillaria crinita ssp.crinita fa.zeilmanniana)です。トンガリ頭で刺をポロポロ落としていたものを胴切りして何とか助けました。残った元株の方は、ポッカリと髄に空いた穴が痛々しいのですが、元気いっぱいに吹いた仔たちが綺麗な赤鈎刺を伸ばし始めています。満遍なく吹いてくれれば有り難いのですが、どういうわけか仔吹きは片側に偏っています。私の拙い世話で腐らせてしまったのですから、文句を言う筋合いではありません。見守っていかねば。命の危険に晒されたせいでしょうか。この月影丸は自家受粉して二花ほどだけ種を実らせました。採り蒔きしたうち、三つが芽生えて室内の実生ボックスで成長中です。このサボの種保存の執念、凄いですね。 ↑ 晩秋の入口で咲き出した羅卒丸(Eriosyce rapifera)が次々と咲いています。葉緑素が殆どないような肌色ですが、夏過ぎの植え替え以来、地道に成長を続け、春先にやって来た時から二回り以上大きくなってくれました。でも、他の早春咲きのエリオシケ(旧ネオポルテリア)たちに蕾の気配がないのに、こんなに早く咲くとは! 狂い咲きかと心配しますが、おかげでフレームの中を賑わしてくれています。 今日、ようやく一仕事終えて、8月末に播いた自家採種の緋花玉を植え替(二度目)えました。一昨日にはサクシードからエリオシケの種子が14種届いています。このナーサリーはオーダーへの反応が早く安心ですが、植え替え、種蒔きと年末年始にてんてこ舞いになりそう。頂き物や自家採種のツルビニも播かないと。忙しくも楽しいお正月になりそうです(w)。
by aihal_polyhedron
| 2011-12-29 00:36
| Cactus
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