2012年 06月 28日
今日二度目の更新です。 咲きました咲きました。エリオシケ実生の先陣を切ってレコンディータ・ヴェクサタが咲きました。 ↑Eriosyce recondita "vexata" FK369。2011年3月に播種して1年3ヶ月余り(470日)での開花となりました。一昨年末にサボ実生を始めましたが、スパケラトス(ツルビニカルプス属)、奇想丸(セチエキノプシス属)、十稜兜×花園兜(アストロフィツム属)に次いで、これで4種目の開花となります。どんなサボでも開花はうれしいものですが、自分で種から育てたサボがこうして花を見せてくれるうれしさは格別です! ↑同じくヴェクサタ。蕾がもう一つ上がっています。でも、他の同種は蕾の気配も見えません。でも文句は言いません、腐ってくれさえしなければ。 ↑同じくヴェクサタ。この種子の購入先SuccSeedのWEB画像では、もっと澄んだ感じのレモンイエローだったのですが……。同種でも個体差があるのかも知れません。これから咲いてくれるだろう他の個体に注目です。 レコンディータ・ヴェクサタの自生地はチリ北部の太平洋に面したアントファガスタ州(Antofagasta)の半島山上付近(標高約900m)。WEB検索した画像で見ると、他にこの辺りにはコピアポアなどが自生しているようです。海岸線にあるアントファガスタ市でも、夏の最高気温が31℃、冬の最低気温が5℃ですから。標高の高い自生地では最高・最低気温ともそれよりかなり低いと見た方がいいでしょう。また、ここは7~10年に一度しか雨が降らず、海霧から水分を得て生育していると言われています。今まで腐らずにいてくれたことに感謝! 夏は出来るだけ涼しく過ごさせた方が良さそう。ちなみに自生地でこの種は絶滅危惧種に指定されているそうです。 今日は他にも黄花サボが開花しています。 ↑大仏殿(Echinocereus luteus)と香花丸(Dolichothele baumii)。大仏殿は中8日で二度目の開花です。せっかくですから、春から咲き続けている香花丸とデュオで撮りました。大仏殿はあと3つ蕾が上がっています。去年も最初に三輪同時に開花していますが、その後は一輪だけの開花でしたから今年は得した気分です(w)。 ↑恩塚ランポー(Astrophytum myriostigma cv."ONZUKA")。黄花つながりでもう一種(w)。どちらも4月から何度か咲いていましたが、初めて同時開花にこぎ着けました。これはチャンスとばかり綿棒を持って受粉させようとしましたがまだ花粉が出ていません。明日に期待です。 実生エリオシケが初開花を迎えたのはうれしいのですが、実は同じエリオシケで腐り始めたものも出ています。odieri v. monte-amargensis FK522とtaltalensis ssp. pilispina FK772が、それぞれ一本ずつ逝ってしまいました(涙)。一緒に寄せ植えしている株は元気に育っていたりしますから何が悪いのか……、悩みは尽きません。 にほんブログ村
by aihal_polyhedron
| 2012-06-28 22:58
| サボテン実生
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