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Polyhedron

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2013年 03月 26日

うれしい便り(13/3/26)

東京など各地で桜が満開を迎えているといいますが、こちらではとても信じられません。今日も天気は良かったものの北風が冷たく、気温は10℃くらいにしか上がりません。桜もかえっていつもより遅くなるのでは……。
ですが、フレームの中は春真っ盛り。うれしい便りが届き始めました。

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「月の童子」(Toumeya papyracantha SB504)はMESA GARDENから取り寄せた種子を2011年の5月末に播きました。だんだんと数を減らして、今残っているのは8本、というか本当に生きていると言えるのは5本です。20日ほど前に久々に植え替えましたが、乾燥中に曲がってしまった茎も真っ直ぐに伸び、たった一度の水やりに膨らんで新棘も伸ばし始めています。

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そして、うれしいことに一番大きな一株だけですが、どうやら蕾が上がって来ました。大きなと言っても小指ほどもない太さですが、たしかに蕾のようです。蒸し焼きにならないように通風に気をつけて初開花を見届けたい! 今日二度目の水やりをしましたが、春の短い成長期にしっかり育って欲しいものです。

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冬の間の断水で土に潜ったようになっていたミズーリエンシス(Escobaria missouriensis SB205)も膨らみ始めています。こちらも「月の童子」と同じ時期に実生したものですから、もうじき丸二年。

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球体の膨らみはまだ十分ではないのに、こちらにも小さな蕾が現れました。二年足らずで咲いてくれる小型種は本当に実生し甲斐がありますね。

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これも同時期に播いたエスコバリアのダシアカンサ(Escobaria missouriensis SB205)です。まだ五百円玉ほどですが、綺麗な新棘を伸ばして成長中です。

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こちらにも可愛い蕾が持ち上がって来ています。この大きさの頃は、球体の形も綺麗だし、棘も瑞々しくて形の崩れた成球にはない魅力を感じます。

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先日紹介した「綾波」と同時に、実生初体験となった「すみれ丸」(Notocactus uebelmannianus)。二年三ヶ月を過ぎたこの春、ずいぶんと瑞々しくなって来ました。

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そしてこちらにも……。分かりづらいですが蕾のようです。まだ5cmほどなのでたくさんは咲かないでしょうが、一つでもいいので、あの豪華なピンク花を見せて欲しいものです。

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今日最後のご紹介は「白鳥」(Mammillaria herrerae)です。これも実生二年三ヶ月経って、成長はずいぶん遅いながら蕾をのぞかせて来ました。たぶん今年はこの一個一花のみの開花でしょうが、だからこそ愛しく貴重に思えます。びっしりと目の混んだ白棘も魅力的。この夏も作を焦らず、乾かし気味、強い日差しで頑張ってもらいましょう(w)。

サボ実生を始めて二年余り。途中で消滅してしまったもの、生き残ってはいても上昇気流に乗れないものも多々あります。でも、こうして開花の兆しを見せてくれるものを見ると、実生を始めて良かったとつくづく思います。小さな小さなちっぽけな種が芽を出して育っていくのは、どんな魔法よりも不思議に思えます。こんな奥深く楽しい世界を教えてくださったサボ道の諸先輩方に感謝!


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by aihal_polyhedron | 2013-03-26 21:54 | サボテン実生


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