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2014年 07月 01日

戦後最悪の日に(14/7/1)

今日は梅雨の最中とは思えないほど、日が照って涼しい風が吹く過ごしやすい一日でした。しかし、そんな日に……。
阿倍さん、そして、閣僚の皆さんが今日決定したことは、これまでの戦後日本政治の中でも最低最悪の決定です。このことは必ず長く後世に語り継がれることになりますよ。

わずか二十数名の閣僚で、国の基本法である憲法の解釈を良いように解釈することなど、どんな野蛮な国でも許されるはずがありません。内閣総理大臣以下の閣僚は国民の信託の下、その職務の遂行において、憲法の遵守をこそ、その職務の中心に置くことが厳しく求められていることは明白です。その職に就いている限り、好き嫌いを言うのは許されません。国民を従わせるために憲法とその解釈があるのではありません。総理以下、閣僚各位、あなた方が憲法を、勝手な解釈抜きに遵守する義務があるのです。そのことを理解しようとしない人を首相の地位に置いたことを、この国の一国民として慙愧するばかりです。

自衛官の皆さん、そして近い将来、徴兵されるであろう若い男女の皆さん、絶対に理不尽な国家の命令に従って、命を落としたり、相手の命を奪ったりしないようにしてください。敵とか味方とか関係なく、命は一つしかありません。そして、あなたの命の背景には無数の命があります。一つの命が傷つき失われるなら、その背後で数限りない命が、決して癒されることののない傷を終生負っていかねばならないのです。

私は戦後生まれのしがないサボテン愛好家です。しかし、言いたいし、言わざるを得ない。阿倍さん、あなたのご家系の悲願を達成したいのなら、国政上ではなくお家の中で存分にやってください。そして、地方議員も含めて与党の関係者の皆さん、近い将来に訪れるであろう、戦争行為における日本国民による戦死・殺戮にあなた方は本当に責任が取れますか。「英霊として靖国に」などという美麗な誤魔化しはもうたくさんです。何もものを言わなかったということで、あなた方には重大な「戦争責任」が課せられますよ。

もちろん、国民の一人として、その責任は私も負わねばなりません。

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄」し、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」という日本国憲法の文脈からどうして、今回の「集団的自衛権の行使容認」が導き出せるのでしょうか? 「憲法解釈の変更」などと言っていますが、一内閣での解釈変更といういい加減さは言うまでもなく、こんな例文解釈をしたら、どんな入学試験でも点はもらえません。

自衛官の皆さんが、これまでの次元と違った命の危険にさらされる状況になったのに加え、残念ながら日本国民に対してのテロ攻撃も増加することになるでしょう。日本は今日、一内閣と物言わぬ国民(私も含めて)の協力の下、丸腰に限りなく近いことでようやく保たれていた平和国家という理念を、捨て去ってしまいました。

何が「積極的平和主義」ですか。阿倍さんを含め、戦争を知らない私たちの世代は、あの戦争で命失った幾多の方々の声なき声に耳を澄ますことさえ忘れ去ろうとするのでしょうか。「歴史は繰り返す」とも言われます、しかし、それが今であっては断じてなりません。
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by aihal_polyhedron | 2014-07-01 22:31 | Daily


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